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国務大臣(二階
俊博君)
中小企業に対して大変力強いエールを送っていただきまして、ありがとうございました。
また、ロボットの件につきましても、改めてこうした公式の場で御紹介をいただきまして、関係者には大変勇気付けるものがあったというふうに感謝をいたしております。
今、ロボットの件でちょっと申し上げれば、国立高専などが中心になってロボットを盛んにやっておりますし、世の中よくロボットのことがテレビで放映されていることがしばしば伺うわけでありますが、だんだんとロボットのファンが増えてまいりました。今ほど御紹介のありましたロボットにつきましても、私ども
経済産業省であらゆる
事業を展開する場合に、先方の御都合さえ良ければロボットに
参加してもらって、そして玄関でお迎えしてもらったりいろんな役割をしてもらっているんですが、大変喜ばれております。
前に東京ファッション・ウイークの際に、私は日本のそれぞれの
企業が持っておる自慢のエコカーをずっとホテルの前に並べていただきました。ファッションショーとエコカーとどういう関係があるかということですが、みんな立ち止まって真剣に見ておられる。私は、同じこと来年もやっちゃ駄目ですよ、来年は別のことやりましょうと。今年はロボットに並んでいただきまして、大変好評を浴びました。次の年は何をするか、今から考えなきゃいけない。私は、野菜か果物でも並べたらどうだって、こう言って冗談を言っているんですが、農商工
連携ですから、それも
一つでございます。
そこで、ただいまの最後の御
質問でございますが、私ども
経済産業省、思えば、松先生も副
大臣の当時御協力いただいたわけですが、二〇〇六年から四百二十万社ある中で上位三百社を選んで、元気なモノ作り三百社というのを三年連続やらせてもらいましたから、ちょうど今九百社になっているんです。これも、同じことばっかりやっていたんでは駄目、何か工夫が必要だ。今年は、選ぶ三百社の中の半分の百五十社は今までと同じような基準で優秀な
中小企業を選ばせていただきますが、今度、そのあとの百五十社は、小さい、一人でも、五人でも、六人でもの
企業の中から選んでいこうと。ですから、
中小企業よりももっと規模の小さい方々で、元気を出して国際的にも頑張っておられるような人たちがたくさんおられるわけですから、この人たちを
参加してもらおうということでやっております。
そして、全国に散らばっております私どもの出先、これを総動員して、この前は、少し
中小企業も人を雇っていただけませんかと、我々は精いっぱいのことをしますから人を雇ってください、金融の面でも協力しますからということで呼びかけましたところ、目標は一千社を目標に呼びかけましたところ、前にも申し上げたかと思いますが、千四百社集まってきてくれました。この実情を地方の知事及び関係者の皆さんに申し上げましたところ、我々も協力しようということで、やっていただいた県が二十一県ございます。それで、五千八百の
企業が
参加してくれました。残りの県に対してもこれからも呼びかけていこうと思っておりますが、おいでになった知事さんの方々なんかにお話ししますと、我々も協力しますよと、こういうことでありますから、きめ細かい
雇用関係をしっかりやっていきたいと思っております。
また、先般から
経済対策、いろいろ
対策を講じておりますが、その中で、この間自動車工業会がおいでになりまして、我々が注文を付けておりました必ず
雇用に対してしっかりした
対応をしてもらいたいということを申し上げましたら、文書でもって、
雇用に対して十分な配慮を行いますということを書いてきてくれました。恐らく
経済界がこういう態度に出るというのは初めてのことじゃないかと思います。ごく最近までは、
雇用の問題について相当各方面からいろいろと御意見を寄せられておったわけでありますから、それだけに
雇用問題に対して
対策を講じようということを決意をしてくれたようでありますが、
政府がやっておる、応援をしておることでありますから、この恩恵を受けた
企業は必ず私は
雇用問題にしっかりした
対応をするということは当然のことだと思いますが、だんだんそういう機運が出てきた、出てきかけたということはうれしいことだと思っております。
これから、こうしたことを総合して、一刻も早く
中小企業の皆さんが元気を取り戻すことができますように努力をしてまいりたいと思っておりますが、この法案を通していただいて、その上で各党の御意見等を十分伺って、
法律が通ればそれでいいというのではなくて、
法律が通って、そういう
対応がしっかりできるようになった上にも、先生方の御意見を十分伺いながら、慎重にこの業を運営していきたいと、このように思っておりますので、よろしく
お願いを申し上げます。
ありがとうございました。