○塚田一郎君 ありがとうございます。
谷合政
務官から力強い御答弁をいただいたと思っております。
大臣、ちょっとまだいらっしゃいませんが、是非
大臣にもそうした声があったことをお伝えをいただければ有り難いなというふうに思います。
今のことなんですけど、何も学校に入れるということは
省エネ、CO2削減の話だけじゃないんですね。何で私が是非全校にと言っているかというと、
環境教育というまず一つの
分野がありますね。学校でこうしたことを、子供のころから自然の
再生可能エネルギーを使って発電を行っているということ、これ見えるわけですから、目で、どういう形になっているか。こういうことを学ぶことも大変重要でありますし、もう一つやっぱり欠かしてはいけない要素は防災機能ですね。学校はいざというとき避難の場所になるわけです。
これは本当に重要なことでありまして、私は新潟県が地元で、渡辺先生もこちらに今御
出席されていますけれども、もうこの数年間で二度も大きな地震に遭遇をいたしました、中越地震、中越沖地震ということで。その際、必ず被災地の方に渡辺先生共々、我々も出向くわけでありますが、大体避難場所というのは学校がほとんど使われています。そうすると、学校にこうした非常時の電源
確保の設備があるということは、大変にこうした災害のときに助かるんです。何が一番困るかといえばライフラインがなくなることでありまして、こうした意味で自家発電あるいはこうした蓄電池の
技術あるいは
太陽光のエネルギーがあれば少なくともある程度そうした
部分をカバーができると。これは非常に重要だと思いますので、そういう視点も含めて、引き続き学校の
太陽光パネル導入にお取り組みをいただきたいというふうに思います。
時間もだんだんたってまいりますので、次の項目に移らせていただきたいと思います。メタンハイドレートについても御質問をと思っておったんですが、前段でも幾つか御質問があったようですので、取りあえず先に次の項目に移らせていただき、後で時間があれば触れさせていただきます。
次は、
日本のグローバルな
戦略産業として、幾つかの
分野でこれから期待ができる
産業分野の
支援について是非皆様から御
理解をいただきたいということでありますが、一つ目はコンテンツ
産業であります。
先日、第八十一回アカデミー賞がアメリカで開催をされまして、
日本の「おくりびと」という映画が見事外国語映画賞、そして「つみきのいえ」という映画が、これはアニメですね、アニメが短編アニメ賞をダブル受賞したという、
日本の映画史上快挙と言われるような大変うれしいニュースが入ってまいりました。やはり
日本のソフトパワーは非常に
世界で今通用するんだなということを改めて私も実感をして、その可能性を非常に感じた受賞だったわけであります。
このコンテンツ
産業というのは意外と余りふだん注目されていないんですが、実は大きな
産業規模を有しているということがまず一点であります。しかも
日本は、実は、このコンテンツ
分野では非常に優位性も持っている、後ほど御
説明いただけると思いますが、それがまず一つでありますし、もう一つは、このコンテンツ
産業というのはソフトパワーですから、これをうまく使うことで
日本の
世界に対する文化、そうしたものの発信に使えるということなんですね。
特に外交上、ヒドゥンアジェンダというふうな言葉がありますけれども、いわゆるこうした
日本の文化、伝統、コンテンツ
産業をソフトパワーで海外に対して発信することで
日本という国の在り方が正しい形で
世界に伝わっていくという非常に重要な要素を私は秘めていると思うんですね。
私の子供
時代はまだビデオもDVDもありませんでしたから、映画で専ら育ちました。映画を見ると、やっぱりアメリカの映画とかがほとんどでありまして、そういうものからアメリカの生活、文化を感じるわけです。知らず知らずのうちにそういう受けた
影響でアメリカが好きになるというケースがほとんどだと思いますね。私の
時代は大体アメリカにみんなあこがれて、私も留学をしましたけれども、まさにこうした意味で、今、
日本の文化のメッセージが
世界に発信されることが、
日本が外交上でもきちっとした
理解ができる、そうしたものにつながっていくと思うので、是非これを重要視していただきたいと思います。
オバマ政権もブッシュのころから大分変わってきました。一つは、ソフトパワーを多用するようになったという点ですね。ブッシュの
時代は、もうひたすら軍事力で、ハードパワーで押して押して押していくという、こういう
戦略が目立ったわけですが、オバマになってから外交、文化、つまりソフトパワーを駆使して、ハードの軍事力だけではなくて、両方併せてスマートパワーと今言われていますけれども、こういう形でクリントン国務長官なんかは
日本でも発信をしていたというのは非常に印象に残ります。
そういう意味で、コンテンツ
産業の可能性は非常に私は大きいと思うんですが、そこでお伺いしたいのは、
世界のコンテンツ
産業、市場の
規模が今どういう形で、
日本はどういった位置
付けにあるのか、また、今後、
世界的にこの
産業が
成長する見込みがあると思うんですけれども、どういった見通しを持っているのか、この点について御
説明をいただきたいと思います。