○山内
徳信君 極めて抽象的で、私は不満を残しております。
次に移ります。
その際、キャンプ・シュワブにも行かれておられます。そして、陸上から同じく真部
局長の
説明を受けていらっしゃいます。去年の沖北の
沖縄調査も、真部
局長が陸上の方から概要の
説明をしておられました。したがいまして、大体同じ
説明だったと思いますが、新
基地建設は、陸域四十五ヘクタール、海域百六十ヘクタールです。したがいまして、割合でいいますと七八%は海域でございます。海の方でございます。
ですから、真部
局長が
説明したのは、目の前に広がるあの海を埋めるんですという
説明しかできぬのです。重要なところ、自然破壊につながりますよと、ジュゴンがすんでおりますよと、そして
沖縄のサンゴの群落がそこにありますよといったこの海域百六十ヘクタールを
大臣は遠いところから眺めて、そして
局長の
説明を、そうか、そうかと聞かれたわけであります。
したがいまして、本当に大の虫を生かすために小の虫はつぶしてもいいという発想は昔の発想です。今、環境の時代になって、何でもアメリカの言うことははいと言うが、どうして国民のそういう大事な、環境を大事にしましょうと、こういうこと言っておる人が無理なことを、無理難題を言っているんでしょうか。
日本はやはり環境というものについては
政治も行政も力入れてやろうという、こういう時代になっていて、アメリカから押し付けられたV字形の飛行場をどんどんどんどん造っていこうというのは、これは間違っております、
大臣。
そういうことで、ここで質問を求めても
大臣は、後ろに座っている役人が、いや役に立たない、
国家公務員が書いた原稿を読み上げるだけですから。私は、少なくとも国
会議員と
大臣とが
質疑を交わすときは、お互いに生の、お互いの理念に立ってやはり
質疑応答をやりたい。
したがいまして、七八%の実態については、
沖縄に行かれたとき、キャンプ・シュワブに行かれても
大臣は御覧になっていらっしゃらない。そういう
状況の中で、四月一日からは環境アセスの準備書が今防衛省で準備されて、それについて
関係者の
意見を聴取しようという
状況に来ております。先ほどの質問にもありましたように、必要な項目がどんどんどんどんアセスを進めながら追加されてくる、しかも重要なものが落とされておる。
大臣の補佐官の
事務方はいつもああいうふうな答弁をするんですね。これじゃいかぬですよ。アメリカに対してもちゃんと、アメリカから正式にオスプレーの話はありませんというのは去年から言い続けておるじゃないですか。こういうふうに国民や
県民、だましたらいかぬですよ。
それで、四分で終わらぬといけませんから、これも数字だけでいいです。嘉手納以南の
基地を返還することによって、現在の在日
米軍専用
基地の七五%が
沖縄にあると言われておりますが、嘉手納以南を返還したときに何十何%になるか、それをお伺いしておきたいと思います。