○原口
委員 民主党の原口一博でございます。
委員長のお許しをいただいて、皆様に資料をお配りしたいと思います。
まず冒頭、先ほど
地デジの話がございましたが、私たちは、ICTへの積極的投資をやるべきだという御提言を申し上げたいと思います。
地デジになれば、その分の
電波帯域があきます。そのあいた
電波帯域を利用して、例えばぶつからない自動車、こういったこともできる。ICTのGDPへの寄与度というのは、
鳩山大臣、非常に高うございまして、約四割。この寄与度は
地域間格差がありません。多くの
地域で、例えば三十五以上の都道府県が、約五割以上のICTのGDPに対する寄与度を持っている。
ここで戦略的に私たちはICTへの投資を、前回、私はこの場でこの予算で本当にいいんですかという量の話をしましたが、きょうは冒頭、どのようなものに集中的に投資をしていくのか、焦点を当てていくのかという話をしておきたいと思います。
ただ、
我が国の競争力は、今、
世界第十九位。これはとても受け入れられるような数字ではございません。中でもおくれているのが、麻生総理とも議連を御一緒して、
大臣のお兄さんの、我が方の
鳩山由紀夫幹事長が会長代行でやっている電子
政府、これは物すごくおくれている。
日本は二〇〇二年で二十六位、二〇〇八年は十一位です。この取り組みが非常におくれている。それから、学校の校内LAN。今、皆さんはコンピューターを持っていらっしゃいますが、ここはLANもない。
日本は校内LAN六二・五。韓国は一〇〇ですよ。わざわざコンピューター室に行かなくても、教室でやれるわけです。
私たちはすぐれた技術を持っています、
日本はすぐれた技術を持ち、インフラを持っています、光というインフラを持っている。しかし、利活用がおくれているために競争力が落ちている。
また、医療もそうですね、これは、国会に送っていただいた十三年前に、当時の小泉厚生
大臣に提案をしましたけれ
ども、レセプトあるいはさまざまなカルテの電子化をしようという話をしました。しかし、現実には、保険医療機関では約一・五%、保険薬局では四%、合計は平均すれば二・一%しかレセプトのオンライン化というのはされていないんです。もうじき確定申告の時期ですが、
大臣、e—Taxはやられたことがありますか。
大臣がやるには重過ぎるし、多過ぎると思いますけれ
ども。韓国は、このレセプトのオンライン化率は九一ですよ。
私たちは、この非常に厳しい中で、積極的にICTに投資すべきだということを民主党として提案して、きょうの本題のかんぽの宿の問題について、きょうは
西川社長、
横山専務、お見えでございますので、
議論を進めていきたいと思います。
資料の9をごらんください。これはどうしてバルクになったのかというのは、結局私たちよくわからなかったんです。
平成十六年にバルクについて
議論をしている、そこの資料を出してくださいということを何回も
理事会でお願いをしましたが、それについては見当たらないということだったんです。そして、
委員長がきつくおっしゃっていただいて、探しなさいということで出てきたのが、この資料9の議事録でございます。これをごらんになってください、
大臣。「この
委員会で何を決めるのか。バルク売却することを決定するのか。なぜバルク売却をするのか。」と。
「入札公告についてはインターネットに載せる予定。鑑定評価はこれから依頼する。」なんということを事務局は言っていますね。それで一番下に、バルク売却の「必要性、メリット、デメリットがわかる資料が欲しい。」「今回の意見を踏まえ、資料を再度作成する。本日は
委員長不在のため、内容を報告した上、今後の
委員会の進め方を検討する。」と。ここでバルクについての検討が始まっているんです。
ところが、その次のページ10をごらんください。
施設部長小野さんの印鑑、そして、きょうお見えいただいている次長の
寺崎さんの印鑑が付してある。
日本郵政にお伺いしますが、これは公社
時代ですけれ
ども、この間に何か
委員会が、公社不動産売却促進
委員会が一回でも開かれたか。つまり、不動産の売買についてバルク売却するという決定を翌年の一月十二日にしていますが、その間に何か
委員会が開かれたかどうか、これについてまず伺いたいと思います。