○吉井
委員 それで、総理と大統領だけの日韓会談もありましたけれども、経産
大臣も出られたものもあったりして、要するに
日韓首脳会談が持たれたわけです。
そこで、私たちの党としての
立場を最初にちょっと御紹介してから伺っておきたいと思うんですが、最初の
北朝鮮の
核実験の後の
経済制裁決議には賛成しましたし、延長にも賛成しました。その後、六カ国
協議再開の道筋が開かれたもとでの
経済制裁延長には、六カ国
協議で核の無能力化そして核計画の完全な申告ということで合意されるなど前向きの
動きが出ているもとで、他の五カ国と異なる
行動を
日本がとることになってしまうので、反対をしました。
今回は、北の
核実験は、オバマ演説など核兵器廃絶に向けて世界が新たな前進をしているときに、これに真っ向から挑戦して、そして六カ国
協議の共同声明に反する暴挙であるとともに、北東アジアの平和と安定を乱す危険な
行動であり、既に国連も
安保理で全会一致で
決議した方向であり、さらに
北朝鮮を対話の道に復帰させ、核問題の外交的解決を図るものとして、この法案に賛成をするものです。
今聞こえているのは、拉致被害者の家族の中からも、
制裁一本やりでは問題解決の道筋が見えてこない、外交的努力、交渉する努力を求めるという声が出てきております。
そこで、伺っておきたいのは、
北朝鮮に対して、一つは、外務
大臣記者会見にあるように、強硬路線はコストが高くて対話に戻った方が得だよ、そういうことを
北朝鮮に
認識させることが大事だというふうに思うんです。もう一つ、やはり六カ国
協議への即時無条件の復帰に転換することが
北朝鮮の安全保障にとっても利益になるんだ、そして、自衛のためとか
抑止力のためなどと言って
核実験に走ることが
北朝鮮の安全保障にとっても最も危険な道なんだ、
北朝鮮の安全保障にとっても、問題は、戦力不足なのではなくて、
北朝鮮が周辺諸国とまともな外交
関係を持っていないことだ、このことを彼らが理解するように働きかけていくということが大事だと思うんです。
最後に、二階
大臣にお考えを伺っておきます。