○三谷
委員 わかりました。少なくとも、今までのように、市に上げて県に上げて国に上げるというような、そこの中で選定を狭めていくということではないということがわかりました。
話をまた戻します。
冒頭、この
法案は、まさに頑張ろうとする
商店街には大変ありがたい
法案だということを申し上げました。本当にそう思っております。すべての
商店街を助けられるわけじゃないけれ
ども、一部でも、意欲を持った、頑張ろうとする
商店街を助けられるところがあると思うからです。
実は、私も、
安井委員のように
商店会長として担ってきたわけではありませんけれ
ども、このような
議員の道に入りましたけれ
ども、実家は
商店街で食べ物
商売を営む
商店の息子であります。だから、この
商店街の話というのはまさに他人事ではありません。今も、仲間
たちと、中央地区の
商店街でありましたので昔は本当に栄えておりました、それが衰退の一途をたどっている、何とかして少しでもにぎわいを取り戻したい、一緒になってその取り組みをしているところです。だから、きょうも、むしろ、議論というよりも、認定を受けたいと考える
商店街の立場から、こういうことを聞きたいだろうなと思うところを、また、選んでもらいたい、少しでもそのよりどころとなるような話を聞いてまいりました。
そして、先ほど、どのような
商店街を選ぼうとしているんですか、その基準は何なんですかということを少し掘り下げて聞かせていただいたのは、それは、
支援をする側が、行政側がどのように
商店街を
活性化させようとするのか、持ち上げようとするのか、それとほぼ同義の話なんです。なかなか明快な答えは聞けませんでした。明快なことを言うのは確かに難しい話だと思います。だけれ
ども、少しでもそのよりどころとなるような話をしていただいたのは本当によかったと思っています。
この
法案のスキームの
商店街支援策、そのよいところは、もちろん一番は、先ほ
ども申し上げた、
補助対象
事業の
補助率を二分の一から三分の二に引き上げていただく、大変これはありがたい
お話です。大いに助かる話なんですけれ
ども、一番よいところは、意欲を持った
商店街に
計画、すなわちビジョンを出させることだというふうに思うんです。
商店街のほとんどが、これは程度の差こそありますけれ
ども、むしろ安井
先生のところの
商店街というのは我々からしたら本当にうらやましいぐらいの
商店街です、本当に衰退をしていっています。
シャッター通りと言われています。その中でももがきながら今頑張っておりますし、まさに認定、こういう制度立てができましたので、手を挙げようとしている
商店街というのは私の
地元でもたくさんあるわけです。
にぎわいを取り戻すための、これをやったら特効薬で、来街者がふえるんだよというような、そんな特効薬があるはずありません、今まででももがき苦しんできたわけですから。この
計画にしても、立派と言っていただけるような、そんな
計画もなかなか簡単につくれる話じゃないんだというふうに思います。だから先ほ
ども、指針は出してくれるんですかと。出されるという
お話でありました。大変ありがたい話だと思います。
先ほど、安井
議員の
お話の中に、
商店街の人
たちは当てにならない、選挙はやらないと。私も父やじいさんから同じように教えられてきました。このような道に入ってしまったわけでありますけれ
ども、そのように教えられてまいりました。
もう
一つ、それがある程度大きな
商店街であればなおのことですけれ
ども、
商店街で何かをやろうとするとき、今また特にそうなんですけれ
ども、まとまらないんです。それは、小さな
商売でもお山の大将ばかりですから、安井
先生のところのように
リーダーシップをとってアトム通貨とかを始められる、成果を上げられるというようなことがなかなかできないんです。だから、頑張る意欲のあるところはまとまって
一つの方向に持っていこうと。それすらないところもあります。だから、
計画をつくる、あるいはつくらせる、つくってもらう、そしてノミネートをかけてもらうということが私は肝要な話なんだと思っています。この
法案の一番いいところだというふうに思います。
先ほ
ども、なるべく実例を挙げて、もっと言ったら、例えばアーケードの
整備事業、ここにもありますけれ
ども、省エネ型にすればというような話は
商店街の
方々は知らないんです。意外と知らない。先ほ
どもお話の中にもありましたけれ
ども、そこはやはりなるべく丁寧に、具体的な事例とおっしゃられたけれ
ども、具体的な事例で、ここでこんなことをやっている、あんなことをやっているもそうです。また、地方の、それは中央地区
商店街であったとしても、
補助対象
事業、お金をもらえる、それも三分の二の
補助率でもらえる
事業は
目玉としてこの
計画の中に盛り込んで、それは、まとまってその方向に行くために大変大事な要素なんです。だから、こういうふうにすれば使えるよというようなことも含めて、そこは丁寧に教えていただきたいというふうに思います。
大臣にちょっと聞かせていただきます。
先ほど
数井部長からも、ありがたい
お話であります。一件でも多くの
商店街を、つまり、やる気のあるプランを出してきたところが、もちろん、いいと思われるような尺度というのはなかなか判定は難しいんですけれ
ども、やる気のあるようなところが、いいなと思うようなプランが多かったら、なるべく一件でもたくさんの認定をいただければ、それは大いに
商店街の
活性化に資することだと思いますので、お願いを申し上げます。
また、この
商店街活性化支援策は新たな取り組みでありますので、この新たな
活性化策をするに当たっての
大臣の姿勢、取り組みにかけるお考えを最後に聞かせてください。