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前川政府参考人 御
指摘の件に関しましては、その先生御本人から文部科学省にもメールが届いております。それにつきましては、私
どもも校長から事情を聴取したところでございます。
海外
日本人学校の管理運営、あるいは職員の配置の仕組みというのはやや複雑でございまして、この
日本人学校は、現地の
日本人会などが協力して設置しているという性格のものでございます。その管理運営につきましては、学校運営
委員会等という組織を設けてその責任を果たしている、こういう仕組みになっております。
日本人学校の運営に関しましては、各学校において、学校運営
委員会等のもとで学則でありますとか運営上の諸規則などが制定されて、それらに基づいて運営されている、こういう体制になっているわけでございます。
文部科学省としては、その学校運営
委員会等が管理する学校に公立学校の教員を派遣するという仕組みをつくっているところでございまして、御
指摘の校長、教頭はその派遣で公立学校の教員が赴いているわけでございますが、御
指摘のその先生というのは派遣に基づく教諭ではございませんでして、海外子女教育財団を通じまして、学校運営
委員会が直接現地において任用している、雇用している、こういう職員でございます。校長、教頭のもとで仕事をしているわけでございますので、学校運営
委員会のもとでの学則や運営上の諸規則に基づいて人事管理が行われていると
承知しているわけでございます。
お問い合わせ、御
指摘の内容、パワハラでありますとかさまざまな
問題に関しまして、先生本人からの申し出もございましたので、校長に事実の確認を行いました。私
どもは、校長の言い分は聞いておるわけでございますけれ
ども、まず校長
自身が、その事実
関係を再度確認した上で、
日本人学校の運営の責任者でありますハノイ
日本人学校学校
理事会の
理事長にきちんと報告するように、こういう指導をしております。
校長
自身の申し分といたしましては、この先生から
指摘されているような事実はないという回答をしてきておるわけでございますけれ
ども、そもそも
疑いを持たれること自体に
問題があるおそれがあると
考えておりますので、十分注意するように指導はいたしております。
今後とも、文部科学省といたしましては、在ベトナム
日本国大使館あるいはハノイ
日本人学校
理事会と協力いたしまして、このハノイ
日本人学校の健全な運営を確保してまいりたいというふうに
考えているところでございます。