○柳田稔君 今話をしているのは自衛隊の派遣についてですからね、あくまでも。多
国籍軍が行って、紛争は終わりましたと、人道的
活動が必要だからといって文民が行ったこと何回かありますよ、それは。それで結構なんですが、今の
議論は自衛隊の派遣についてやっていますからね。だから、PKO法案作ったときは、
国連の
活動だから我々は参加すると。それ以外は駄目だったんですよ、
国会の意思としても、当時の
政府の意思としても。それは間違えないでください、大きな意思で。
だんだん時間も迫ってきますが、それがその当時の限界だったんですよ、自衛隊を海外に行かす、行ける。PKOの
活動でも行けない場合もあるというふうになっているんです、五原則があるから。それも御理解できていると思うんです。
ところが、それがずっと続いてきて、PKOの
活動は今も参加していますよ、今でも。ところが、急に、今度は
国連の
活動ではない、多
国籍軍の
活動、まあ海外の人に言いますと、多
国籍軍と言わずに同盟軍と言いますけどね、ヨーロッパの人は同盟軍、同盟軍と言っていましたけれども、そこに参加できるんだと、するんだという表明があったんですよ、急にね。
中身は分かりますよね、黙っていても。九・一一があったりして、
イラクか、に自衛隊を出したり、今回、
インド洋に自衛隊を出したりしていますよね。急に変わったんですよ、それまでの
政府の方針と
国会の意思と懸け離れたところに。
国連の
活動ではないんだと。決議はあります。決議を受けて多
国籍軍が参加しているところに自衛隊も参加するんだというふうに急に変わって
動き出したんですね。
それから私が分からなくなったんですよ。
日本という国はいかなるときに、いかなる
状況のときに自衛隊を派遣できるんだろうか、分からなくなったんです。今の自民党さんや公明党さんのやり方を見ていると、もう無原則とか、もう限りがないと、そんな
感じで受けちゃうんです、私。
国連の決議さえあれば何でもできるんじゃないかというふうに思えるぐらい、はっきりとした方針とか基準がもうないんじゃないかなと。それで、分からなくなったから、今日はこの
質問をさせてもらおうかと思ったんです。だから、冒頭言いましたでしょう、今の基準とか方針を知りたいと。
端的に聞きますけれども、自衛隊を海外に出す基準というか原則というか方針は
一体何なんですか。だれでもいいですよ、
答弁できる人、どうぞ。