○和田
委員 私も、事前に
資料をいただきましたのでその数字を確認したところでございますが、以降は私の方から御
紹介したいと思います。
今答弁いただいたのが全体の貸付
残高の推移でございます。定義ははっきりとは書いてございませんでしたが、今般議論で有名になっております
中小企業への貸し渋りが起きているのかどうかということについての過去の
資料を出していただきますと、御
紹介しますと、
先ほどの最初の例の紀陽
銀行は、十九年三月末で一兆百四十二億円、九月末で一兆四百五十九億円、二十年三月末で一兆六百八億円というふうに、少しずつでありますが伸びてはおります。
もう
一つの方の
銀行ははしょりまして、この
一つの事例を見ましたときに、どのようなところまで詳細に分析をなさっておられるのかということでございますが、実際に、全体の貸付
残高が伸びているのに比べて
中小企業への貸付
残高の伸びが低くなっているのが、この直近のデータをいただいた半年になっているということでございます。
そういった、諸々の考え方はございますのでそれを御披露いただければと思いますが、もう少し、私が実際に、
先ほど申し上げたように地元におる期間が多いものですから、
中小企業の皆様方や実際に
融資に携わっておられる
方々にお聞きしましたところ、本当に全部生の声でございます、この紀陽
銀行では残念ながらございませんが、しかし大分共通しているというふうに当事者がおっしゃっておられます。
まず、
中小企業に対する
融資残高は、今のいろいろな
地域金融機関の
方々の御意向としては、総額をある程度維持、ちょっとずつ伸ばさなければ
金融監督当局の目が怖いというふうにおっしゃっておられます。そこで、今御
紹介したとおり、数字は伸びてまいります。しかし、実際に起きている現象というのは、
中小企業が何万、何十万とある中で、どの
企業にどれぐらい貸しているかの構成比が変わっているのであるというふうに
融資の当事者もおっしゃっておられます。
こういったことが生の声として、お一人だけであれば御
紹介は控えたのでございますが、何十人の単位でこういったことが声として上がってまいります。こうしたことを
金融監督当局としては、さらに
中小企業への
融資の
実態についていろいろ分析されているのか、されているのであれば御
紹介いただければと思います。