○川内
委員 齋木さんがヒルさんと話をした後出てきて報道陣に取り囲まれて、ヒルさんもあるいは米国も
拉致問題に
協力すると言ってくれたというようなニュースはたくさん流れるわけですけれ
ども、あれは齋木さんの勝手な解釈であって、それは答弁のラインを、要するに、先ほど言葉を使われたけれ
ども、プレス発表のラインを相手国とすり合わせた上で言っている言葉ではなくて、
日本の
外務省として別に
アメリカにこう言いますよということを許可をもらった上で、あるいは
お互いにそれを確認した上で言っていることではないというふうに聞いております。
私が申し上げているのは、だからこそ、
文書あるいは首脳間の声明の中で
協力という言葉がしっかりと出てくるということが物すごい大事なんだということを申し上げさせていただいております。これは
外務省の方に申し上げるのは釈迦に説法というか、そんなことはあんたに言われなくても百も承知だよということだろうと思いますが、国民的にはやはり、ニュースで齋木さんが
アメリカも
協力すると言ってくれたということをもって、ああ、
協力してくれるんだなと思っている人はたくさんいる。
しかし、首脳間の声明の中に
協力という言葉がないというのは、私は決定的な問題である。
日本国民が、ああ、
アメリカも
拉致問題について前向きに
協力してくれるんだねということを、しっかりと
日米両国
政府が両国の国民に対してこうなんだということを言っていくためにも、
協力という言葉をぜひとも
日米間の首脳間の共同声明などにおいても使っていただけるように御
努力をいただきたい、これはお願いをしておきたいというふうに思います。
それでは、次の話題に移らせていただきますが、これはやはり
アメリカに関係するんですけれ
ども、実は、この前の
国土交通委員会でも私の
地元のトカラ列島の話をしたんですが、きょうもちょっとトカラ列島の話をさせていただきます。
十一月七日に、私は小宝島という島の小学校を訪問させていただいていたんですが、小学校の文化祭をやっていました。七人子供がいて、その子供たちがそれぞれ
研究の
成果を発表していたんですが、ちょうど午後三時から四時ごろの間だったんですけれ
ども、その小学校をおいとまして校庭を私が歩いておりましたときに物すごい音が聞こえてきまして、本当に恐ろしいような音でしたけれ
ども、あっという間に私の頭上に巨大な戦闘機が物すごいスピードで物すごい音で超低空で通過してまいりました。
非常に驚いて、二機飛んでいったんですけれ
ども、何だこれはということで島の人に話を聞いたらば、米軍の戦闘機が時々超低空で島の上を通っていくんですということを聞かされまして、私はびっくりして、いやあ、こんなことしょっちゅうあるんですかと言ったら、昔はしょっちゅうあった、最近では月一回ぐらいになったけれ
どもということで、これはだれにも文句を言わなかったのと聞いたら、いや、どうせこんなちっちゃな島に住んでいると、だれに文句を言ってもしようがないからとあきらめているんですね。いや、それはいかぬということで、きょうはちょっと取り上げさせていただきたいと思うんです。
まず、
外務省に事実関係を確認していただきたいというふうに思います。十一月七日、午後三時から四時ごろの間、トカラ列島小宝島の上空を米軍戦闘機が超低空で飛行訓練をしていたか否かということの事実確認をさせてください。