○三井
委員 そうですよね。まさに対面
販売が原則でありますから。
そこで、私は十八年のときもこの薬事法改正について
質問させていただきました。今おっしゃったように、医薬品の
販売は対面
販売であるということがあくまでも原則なんですね。ですから、インターネット
販売というのは大変危険だと、私は十八年のときに指摘させていただいた記憶がございます。
また、私は、すべてインターネット
販売が悪いとは申しません。しかし、医薬品というのは、特に売り手と買い手というのは匿名でありますから、どこでどういう売り方をされているのか、大変危険なんですね。
そこで、対面
販売の中での最もふさわしい医薬品の
販売というのは、やはり薬剤師、あるいは今度コンビニでも解禁されますが、やはり薬の専門家が用法、用量をきちっと
説明して、要するにそこで供給してあげるというのが本来の姿だと思っております。とりわけ商品名でいいますと、一類というのは薬剤師が当然
販売するわけですけれども、ガスター10とかあるいはリアップ、これは当然薬剤師の
説明なしで売るわけにいかないんですね。
ところが、これはインターネットでまさに
販売されている。そして、御存じのとおり、ガスター10なんかですと、やはりショック症状が起きて、アナフィラキシーということが起きるわけですね。あるいはSJS症候群、あるいは肝機能
障害。
しかし、今、この売られ方については、インターネット
販売というのはやはりしっかりと取り組むべきだろうと思っております。また、このほかたくさんいろいろな薬が、インターネットで検索しますと、何でも買えるんですね。これは果たして本当にいいのか、
国民の安全性ということを考えますと、やはりここはしっかりと見直すべきだな、こういうように思っております。
先日問題になっていましたリタリンもそうですけれども、向精神薬ですけれども、これはまさに一錠十円のものがインターネットで二千円とか三千円で売られているんですね。これもまさに副作用が大いにあるわけですから、こういうものにしっかりやはり今後規制をかける必要があると思います。
現在、OTC市場と言っていますけれども、薬局とか薬店で売っております医薬品は約七千億と言われていますけれども、ネット
販売で、なかなかグレーゾーンで表に出てこないんですが、通信
販売の業者さんに言わせると、二〇〇四年度で約二百六十億円ぐらいの売り上げがあるだろうとおっしゃっているわけで、大変大きいマーケットになっているわけです。消費者の利便性をうたい文句に、要するに消費者の安全とか安心というのはそっちのけで売っていることは、やはり私は許されないなと思っております。
そこで、お伺いしたいのは、今回の薬事法、インターネット
販売についての規制や罰則については今後どのようになるのか、お尋ねしたいと思います。