○
三原委員 おはようございます。
大臣、御苦労さんでした。私も、
ペルーに行ったことがないので、ぜひとも行きたい。特に、あそこは
インカ文明のあるところで、高地にあるから、
余り年をとっていくと行けないそうで、まだ元気なうちに行かなきゃと思っている。
また、あそこはカタクチイワシをちょっと発酵させたセビーチェといううまいイワシがあるんです。食べられなかったですか。(
中曽根国務大臣「いや、全然」と呼ぶ)そうですか。
カルチャーというのは、基本はやはり食うことなんですよ。これを理解しないとあか抜けた
外交はできないんです。
アフリカに行ったらワイルドなものを食ってみるとかやるんですけれども。
それと、
ペルーというと、もともとあそこのインディオの
人たちなんかというのは、
原種のいろいろな種類の
ジャガイモがあって、
一つが何かカビができるような病気ができたらほかのものが残るようなことを考えながら、
原種をたくさん持っていて
ジャガイモを食べているらしいんですけれども、そういう
社会も見てみたいな、こう思っている。
外務大臣の
旅行日程を見させていただくと、かわいそうだね。あなた
たち、もうちょっと暇を与えなきゃだめじゃないのかな。行って、
会議だけ出て帰ってきたのでは、やはりその国のことを知ったことにならないですよ。いろいろなことを
議論されたのはこれでわかりますけれども、やはり、行ったらついでに、
野党の
諸君も、もうちょっとそのための
余裕を持たせてやってほしいね。あなた、頼みますよ。いつもいつも
外務大臣が出なきゃ
議論もしないような。
松原さん、そう思わないですか。(発言する者あり)何がばかなこと言っちゃいけないだよ。
だから、そういうことも
一つのやはりその国の顔なんだから、そういう
余裕を持ったような旅もさせて、リーダーに旅をさせて、それで学んできたものをまた
国内でいろいろなことをやる。
外交というのは、ただただ、何かここに書いてあるように、瞬間に金融的なものが起こったらそれは
議論しなきゃいけないですよ。いけないけれども、トータルでその国のことを知るということがやはり大切なんですね。これは
議事録に残るからこそ私は堂々と言っているので、そういうことをやはりお互いに考えなきゃいけないと私は思います。
ところで、
APECの
リマの
閣僚会議のメーンは、やはり今回の
世界的な
経済の厳しさにいかに
APECの
国々が
協力しながら対処していくかということだと思うんですけれども、その点は私は
野党の
諸君に譲りますから大いに
議論してもらって、私はむしろ興味があるのは、もともと、
APECでも
太平洋の東側のところはずっと今まで国が
不安定状況で、ここのところは変わってきてよかったけれども、
テロのそれこそ
一大発生地でもあったんですね。
先鋭化したカソリックの牧師さんみたいな
人たちがゲリラで
テロをやってみたりとか、
ペルーは、今もう一応収束しているようですが、例のセンデロ・ルミノソなんというのがあったりとか、
コロンビアは
コロンビアで、コカインの
生産地で、それをとりっこしていつも
暴力事件が起こったりなんというようなことをやっています。
チリだって、
アヤンデ政権からピノチェト、
恐怖政治みたいになって、今は
自由経済でかなり安定をしてきたと言われています。その点に関しても、これを見ていますと
議論はされたようですけれども。
そういうことを考えていたら、きのうは
インドでまた驚くべき
テロが起こりまして、
経済の
発展著しい
インドの一面では象徴で、
我が国のビジネスをやっている人が、ガスとか
石油化学みたいな問題で、今から先、あそこは
投資対象になるんじゃないかといって行ってみたら
被害に遭われたりして、本当に心からお悔やみします。
我が国のような成熟した国では、
民間資本が出ていって
援助すること
自体が、実は相手の国をも大いに富ませる、
技術移転もある、雇用の創出にもなるということでやっているんですけれども、ちょっと
APECとは話がかわりますけれども、今回の
インドの
テロに対する、まだまだ今一生懸命
情報を集めておられる
状況でしょうけれども、どういう意識で今
外務省はこれを評価しておられるかといいますか、考えておられるかというのをちょっと聞かせてもらいたいと思います。