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2008-02-06 第169回国会 参議院 予算委員会 第6号 公式Web版

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  1. 平成十九年度一般会計補正予算(第1号)(内 (会議録情報)

    平成二十年二月六日(水曜日)    午前十時開会     ─────────────    委員の異動  二月五日     辞任         補欠選任      自見庄三郎君     芝  博一君      森 ゆうこ君     谷岡 郁子君      河合 常則君     石井 準一君      松村 龍二君     川口 順子君      紙  智子君     大門実紀史君  二月六日     辞任         補欠選任      金子 恵美君     白  眞勲君      水戸 将史君     木俣 佳丈君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長         鴻池 祥肇君     理 事                 尾立 源幸君                 櫻井  充君                 津田弥太郎君                 羽田雄一郎君                 水岡 俊一君                 椎名 一保君                 伊達 忠一君                 林  芳正君                 山口那津男君     委 員                 相原久美子君                 浅尾慶一郎君                 石井  一君                 植松恵美子君                 大久保潔重君                 川合 孝典君                 木俣 佳丈君                 芝  博一君                 谷岡 郁子君                 辻  泰弘君                 友近 聡朗君                 中谷 智司君                 白  眞勲君                 平野 達男君                 福山 哲郎君                 藤原 良信君                 森田  高君                 米長 晴信君                 荒井 広幸君                 有村 治子君                 石井 準一君                 加納 時男君                 川口 順子君                 佐藤 信秋君                 末松 信介君                 田村耕太郎君                 谷川 秀善君                 南野知惠子君                 山田 俊男君                 山本 一太君                 谷合 正明君                 渡辺 孝男君                 鰐淵 洋子君                 大門実紀史君                 福島みずほ君    国務大臣        内閣総理大臣   福田 康夫君        総務大臣        国務大臣        (内閣特命担        当大臣地方分        権改革))    増田 寛也君        法務大臣     鳩山 邦夫君        外務大臣     高村 正彦君        財務大臣     額賀福志郎君        文部科学大臣   渡海紀三朗君        厚生労働大臣   舛添 要一君        農林水産大臣   若林 正俊君        経済産業大臣   甘利  明君        国土交通大臣   冬柴 鐵三君        環境大臣     鴨下 一郎君        防衛大臣     石破  茂君        国務大臣        (内閣官房長官) 町村 信孝君        国務大臣        (国家公安委員        会委員長)        (内閣特命担        当大臣防災、        食品安全))   泉  信也君        国務大臣        (内閣特命担        当大臣沖縄及        び北方対策、規        制改革国民生        活、科学技術政        策))      岸田 文雄君        国務大臣        (内閣特命担        当大臣(金融)        )        渡辺 喜美君        国務大臣        (内閣特命担        当大臣経済財        政政策))    大田 弘子君        国務大臣        (内閣特命担        当大臣少子化        対策男女共同        参画))     上川 陽子君    内閣官房長官        内閣官房長官  岩城 光英君    副大臣        財務大臣    遠藤 乙彦君    大臣政務官        環境大臣政務官  並木 正芳君    政府特別補佐人        内閣法制局長官  宮崎 礼壹君    事務局側        常任委員会専門        員        村松  帝君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○平成十九年度一般会計補正予算(第1号)(内  閣提出、衆議院送付) ○平成十九年度特別会計補正予算(特第1号)(  内閣提出衆議院送付) ○平成十九年度政府関係機関補正予算(機第1号  )(内閣提出衆議院送付)     ─────────────
  2. 委員長(鴻池祥肇君)(鴻池祥肇)

    委員長鴻池祥肇君) ただいまから予算委員会を開会いたします。  平成十九年度一般会計補正予算(第1号)、平成十九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成十九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題といたします。  前回をもちまして三案の質疑は終局しておりますので、これより直ちに討論に入ります。  討論通告がございますので、これを許します。なお、発言者は賛否を明らかにしてお述べ願います。友近聡朗君。
  3. 友近聡朗君(友近聡朗)

    ○友近聡朗君 民主党新緑風会国民新日本の友近聡朗でございます。  私は、民主党新緑風会国民新日本を代表して、ただいま議題となりました平成十九年度補正予算三案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  現在、戦後最長の景気回復とはいうものの、家計にほとんどその恩恵が及んでおりません。賃金の減少が続く一方、税、保険料負担増加福祉の切捨てに国民生活は疲弊し、社会不安は高まるばかりであります。既に福田内閣の発足から四か月が経過いたしましたが、小泉、安倍両内閣が残した格差拡大という負の遺産を是正する具体的な施策は何一つ見えてまいりません。国民の間には無為無策福田総理に対する深い失望とやりきれない不満がうっせきしており、かかる事実は、福田内閣支持率低下という最近の相次ぐ世論調査の結果に明白に表れております。  加えて、福田総理年金記録漏れ問題に対する無責任な言動は、一国の総理としての指導力の欠如を如実に示すものと言わざるを得ません。今年三月末までに五千万件の年金記録について統合を完了するとしていた参院選での公約をほごにしたばかりか、総理自ら、公約違反というほど大げさなものかなどと発言して国民感情を逆なでし、国民政治不信を更に助長させたのであります。  私は、かかる不誠実極まりない福田内閣政治姿勢を厳しく糾弾し、以下、本補正予算反対する主な理由を申し述べます。  反対の第一の理由は、高齢者医療制度導入を前に、選挙目当ての小手先の対応負担増凍結している点であります。  政府・与党は、年金課税の強化や定率減税の縮減、廃止など相次ぐ負担増にあえぐ高齢者の声を無視して、まず医療費削減ありきの強硬姿勢高齢者医療費負担増の方針を打ち出し、いわゆる医療制度改革関連法を成立させたのであります。しかるに、昨年参議院選挙に大敗し、次期衆議院選挙が間近いと見た途端、舌の根も乾かぬうちに高齢者負担増凍結を打ち出したのであります。今の段階になって制度の根幹を凍結しなければならないこと自体、この高齢者医療制度に重大な欠陥があることの証左にほかなりません。凍結などというその場しのぎ対応で取り繕うのではなく、制度そのものを抜本的に見直すべきであります。  反対の第二の理由は、税収減額修正が極めて甘い税収見通しに基づいている点であります。  本補正予算では九千百六十億円の税収減を見込んでおりますが、平成十八年度決算と比べると七・一%増、額にして三兆五千億円近い増加を見込んでおり、これでは再び税収過大見積り可能性が濃厚との指摘は免れません。安易な歳出補正計上の一方で、国債増発を回避するという御都合主義のために経済実勢と懸け離れた楽観的な税収を設定する政府姿勢は到底認められるものではありません。  反対の第三の理由は、本補正予算財政規律を著しく軽視している点であります。  補正予算は当初予算編成後に生じたやむを得ない事由に基づく経費を計上するものであるにもかかわらず、本補正には高齢者医療関係費農業活性化策など、本来当初予算に計上すべき経費が大幅に追加されております。これは、補正を利用して当初予算歳出を抑制するシーリング逃れ以外の何物でもなく、財政規律を大きくゆがめるものであり、断じて容認できません。  以上、補正予算反対する主な理由を申し述べました。  社会保険庁や防衛省をめぐる一連の不祥事により、政治と行政に対する国民の信頼は地に落ちております。国民が未来に明るい展望を抱くことのできない福田内閣の理念なき政治にレッドカードを突き付けます。政治の責任は、国民生活を第一に考え、国民が安心して暮らせる社会をつくることであると明確に申し上げ、反対討論を終わります。(拍手
  4. 委員長(鴻池祥肇君)(鴻池祥肇)

  5. 山口那津男君(山口那津男)

    山口那津男君 公明党山口那津男でございます。  私は、自由民主党・無所属の会及び公明党を代表して、ただいま議題となっております平成十九年度補正予算三案につきまして、賛成討論を行うものであります。  本三案につきましては、例年措置されている災害対策義務的経費の追加とともに、緊急性の高い政策課題、例えば高齢者医療制度の円滑な導入水田農業等緊急活性化原油価格高騰対策など、また中国残留邦人支援など臨時的経費などについて所要の措置を講ずるものとなっております。国民生活にとって緊急かつ重要な政策課題に適切かつ迅速に対応していくためには、本補正予算案の一日も早い成立を望むものであります。  賛成理由の第一は、災害対策として、昨年発生した台風、豪雨、能登半島地震及び新潟中越沖地震等による災害復旧緊急防災事業のほか、国公私立にわたる学校等耐震化などの経費が計上されていることであります。  第二は、原油高騰対策として、寒冷地における生活困窮者に対する灯油購入費の助成、いわゆる福祉灯油や、地方バス路線離島航路維持対策離島漁業支援など、国民生活安定化に必要不可欠なものが盛り込まれていることであります。  第三は、高齢者医療制度の円滑な導入のために、保険料負担激変緩和措置を講ずるための必要な経費を計上していることであります。  第四は、財政規律の確保のために、税収の減収を見込む一方、税外収入、前年度決算剰余金及び既定経費節減等財源として公債の増発を行わないとしていることであります。また、財政法六条の剰余金については、その二分の一を国債償還財源に充てるため、国債整理基金特別会計へ繰り入れることとしております。  以上、賛成理由を申し述べましたが、最後に、本委員会における審議はさきの両院議長あっせんに係る与野党合意の趣旨にのっとり十分な審議時間を確保したものと高く評価して、平成十九年度補正予算案に対する賛成討論を終わります。(拍手
  6. 委員長(鴻池祥肇君)(鴻池祥肇)

    委員長鴻池祥肇君) 以上で討論通告者発言はすべて終了いたしました。討論は終局したものと認めます。  それでは、これより採決に入ります。  平成十九年度一般会計補正予算(第1号)、平成十九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成十九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立
  7. 委員長(鴻池祥肇君)(鴻池祥肇)

    委員長鴻池祥肇君) 少数と認めます。よって、平成十九年度補正予算三案は賛成少数により否決すべきものと決定いたしました。(拍手)  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 委員長(鴻池祥肇君)(鴻池祥肇)

    委員長鴻池祥肇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時九分散会