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櫻井充君 私が質問している
趣旨はそういう
趣旨ではございません。これは全然答弁違っていますよ。
私は、
出典そのもの自体が、こういうものを出すのはおかしいでしょうと。そうしたら、誤解招くような
数字を出させているところが問題なんですよ。役所そのもの自体はいっぱいデータ持っているでしょう。我々に出してくる
資料なんというのは、データなんてほんのごく一部ですよ。そして、我々がその公表されているものを出してきたら全然違うと言うのは、これアンフェアですよ。もっと最初からじゃちゃんと、ちゃんとした情報を出してくださいよ。ちゃんとした情報を出してもらった上で議論できなかったらやれませんよ、こんなの。極めてずるい。
それから、じゃもう
一つ、じゃ
道路の現状です。そういうふうに言われると思って、これも用意しておきました。(
資料提示)
高速
道路は
日本は確かに
ドイツよりも少ないんです。しかし、これは一体どういう
整備の仕方をしてきたのかというと、これは
道路特定財源から出たものでは今まではありません。これはいわゆる財投から借り入れて造ってまいりました。いつから始まったのかというと、一九五六年から造り始めました。今でもう五十一年、今年で五十二年目になるんでしょうか。アメリカも実を言うと同じように一九五六年からこの高速
道路を造り始めました。この高速
道路のネットワークが完成したのは、アメリカは一九九〇年にもう既に完成しております。
日本はいまだに、いまだにこの時点で完成していないんですね。
ここの
部分だけを取り上げていろいろ議論されるかもしれませんが、これは
道路特定財源ではありませんからね。そうしたら、じゃ今まで使っていたお金は一体どこに使われているのかというと、主要
道路以下のところに全部使われてきているということになるんだろうと思います。主要
道路そのもの自体は
日本の方が多い。それから二級
道路も多い。それから、先ほど
市町村道というお話がありましたが、これは私は
資料そこまで詳しくよく分かりませんけど、その他
道路としてこれは書かれております。その他
道路を全部含めた上で、このその他
道路にこの
ドイツの
部分が書かれているのは、恐らく
市町村道も入っているんではないのかと思いますよ。
そうだとすると、一体どうかというと、
国土面積はこれ見ていただければ分かりますが、ほとんど同程度。
日本と
ドイツの合計の距離は全く違っています。それだけではありません。農道と林道は、実はこの表の中には
日本の場合には含まれておりません。
日本の農道が十八万キロ、林道が八万キロで、合わせて二十七万キロぐらい更にこれに足されると。こういう農水省が、まあいろいろ無駄な
道路をずっと造ってきていて、本来であれば、きちんとした
道路を造ればもう今更こういう議論をしている必要がなかったはずなんですよ。
詭弁を弄するのはやめて、もう少し真摯に受け止めたらどうですか。我々は何が問題なのかということをはっきりさせたいんです。私はもっと
医療の
整備をしてほしいから、こういう質問をずっとし続けております。
医療費のことについて、もう答弁いただくと長くなるので、いいでしょうか。こうやって、今の私は答弁は違っていると思います。
次、
医療の方についてちょっと見ていただきたいんですが、その前に、まず
皆さんにちょっと衝撃的な
写真をお見せしたいと思います。(
資料提示)
これは鳥インフルエンザの
資料でございます。
皆さんから見ると、この一羽、生きている鳥がいますが、その隣に羽だけになって、矢印がありますが、この鳥は一体何なのかというと、実は鳥インフルエンザにかかって死んだ、これが鳥です。こういう
状況になります。そのままの形で亡くなるわけではなくて、こうやって死んでいきます。
なぜ、こうやって死んでいくのかというと、ウイルスが全身に回るからです。一般的なインフルエンザというのは、これは気道に入るか消化管に入るか、どちらかで止まります。ですから、
皆さんはせきをしたりたんをしたりと、それから下痢をしたり吐いたりと、そういう症状で止まっているはずです。しかし、この鳥インフルエンザは全く違います。血中にウイルスが検出される確率が六〇%以上。つまり、全身に回っていって脳症やその他いろんな症状を呈してきます。これが鳥インフルエンザです。
これの死亡率は極めて高くてですね、次、お願いします。(
資料提示)この鳥インフルエンザの死亡率は、インドネシアで分かっているものに関して言うと、八一%の方が亡くなってきている。百二十四人の方が罹患されて、亡くなっている人が百一人です。これはほかの疾患と調べてみると、今一番重いとも言われている、例えばエボラ出血熱ですが、これが死亡率が八八%、そういうことを考えるとこれは極めて重い病気なんです。いわゆる
皆さんがインフルエンザと思っているような病気とは全然違います。この病気が今後
日本に上陸してくるかもしれない。今は鳥から人にしかうつらない。若しくは人—人感染があるのかもしれないということが指摘されてきていて、あと何年後かにそのウイルスの遺伝子が変わったときには国内で相当多くの犠牲者が出るであろうということが予想されているわけです。
もう
一つです、次なんです。そこの中で、
厚生労働省は、今までこの鳥インフルエンザをどこに分類していたのかというと、例えばA型肝炎ですね。A型肝炎というのは、これは死にません。多くの方々がもう罹患しておりますが、これは死ぬ病気ではありませんが、この感染症と同じ類型にされておりました。つまり、その程度だというふうな
認識だったわけです。今回その法改正を行って、この鳥インフルエンザを二類に引き上げるということにしていますが、今までの
状況から考えると、二類でも甘いんじゃないだろうかと、私はそう思いますね。エボラ出血熱などと同じように一類に分類するべきではないかと思いますが、その点についていかがですか。