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2008-06-11 第169回国会 参議院 本会議 第26号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成二十年六月十一日(水曜日)    午前十時一分開議     ━━━━━━━━━━━━━議事日程 第二十六号   平成二十年六月十一日    午前十時開議  第一 愛がん動物用飼料安全性確保に関す   る法律案内閣提出衆議院回付)  第二 平成十八年度一般会計歳入歳出決算、平   成十八年度特別会計歳入歳出決算平成十八   年度国税収納金整理資金受払計算書平成十   八年度政府関係機関決算書  第三 平成十八年度国有財産増減及び現在額総   計算書  第四 平成十八年度国有財産無償貸付状況総計   算書  第五 原子爆弾被爆者に対する援護に関する法   律の一部を改正する法律案衆議院提出)  第六 ハンセン病問題の解決促進に関する法   律案衆議院提出)  第七 石綿による健康被害救済に関する法律   の一部を改正する法律案衆議院提出)  第八 空港整備法及び航空法の一部を改正する   法律案内閣提出衆議院送付)  第九 特定船舶入港禁止に関する特別措置   法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の   入港禁止実施につき承認を求めるの件(衆   議院送付)  第一〇 学校保健法等の一部を改正する法律案   (内閣提出衆議院送付)  第一一 地震防災対策特別措置法の一部を改正   する法律案衆議院提出)  第一二 青少年が安全に安心してインターネッ   トを利用できる環境整備等に関する法律案   (衆議院提出)  第一三 オウム真理教犯罪被害者等救済する   ための給付金支給に関する法律案衆議院   提出)  第一四 特定商取引に関する法律及び割賦販売   法の一部を改正する法律案内閣提出、衆議   院送付)  第一五 外国為替及び外国貿易法第十条第二項   の規定に基づき、北朝鮮からの貨物につき輸   入承認義務を課する等の措置を講じたことに   ついて承認を求めるの件(衆議院送付)  第一六 少年法の一部を改正する法律案内閣   提出衆議院送付)  第一七 日本放送協会平成十七年度財産目録、   貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関す   る説明書  第一八 日本放送協会平成十八年度財産目録、   貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関す   る説明書  第一九 携帯音声通信事業者による契約者等の   本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利   用の防止に関する法律の一部を改正する法律   案(衆議院提出)  第二〇 地方自治法の一部を改正する法律案(   衆議院提出)     ━━━━━━━━━━━━━ ○本日の会議に付した案件  一、日程第一より第二〇まで  一、国際問題及び地球温暖化問題に関する調査   の中間報告  一、内閣総理大臣福田康夫問責決議案(輿石   東君外二十名発議)(委員会審査省略要求事   件)      ─────・─────
  2. 江田五月

    議長江田五月君) これより会議を開きます。  日程第一 愛がん動物用飼料安全性確保に関する法律案内閣提出衆議院回付)を議題といたします。     ─────────────    〔議案本号末尾掲載〕     ─────────────
  3. 江田五月

    議長江田五月君) これより採決をいたします。  本案衆議院修正に同意することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  4. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  5. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十二     賛成           二百三十二     反対               〇    よって、全会一致をもって本案衆議院修正に同意することに決しました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  6. 江田五月

    議長江田五月君) 日程第二 平成十八年度一般会計歳入歳出決算平成十八年度特別会計歳入歳出決算平成十八年度国税収納金整理資金受払計算書平成十八年度政府関係機関決算書  日程第三 平成十八年度国有財産増減及び現在額総計算書  日程第四 平成十八年度国有財産無償貸付状況総計算書  以上三件を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。決算委員長小川敏夫君。     ─────────────    〔審査報告書本号末尾掲載〕     ─────────────    〔小川敏夫登壇拍手
  7. 小川敏夫

    小川敏夫君 ただいま議題となりました平成十八年度決算外二件につきまして、決算委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  平成十八年度決算外二件につきましては、昨年十一月二十六日の本会議において財務大臣より概要報告がありましたので、その内容については省略させていただきます。  委員会におきましては、国会議決した予算及び関係法律が適正かつ効率的に執行されたかどうかを審査し、あわせて、政府施策全般について広く国民的視野から実績評価を行い、その結果を将来の予算編成及びその執行に反映させるべきであるとの観点に立って審査を行ってまいりました。  まず、本件決算外二件の概要説明を聴取した後、内閣総理大臣を始め全閣僚出席の下での全般質疑のほか、平成十七年度決算に関する本院の議決及び平成十七年度決算審査措置要求決議に対して政府等が講じた措置に関する質疑、全七回に及ぶ省庁別審査など、合計十四回の審査を行いました。  主な質疑内容として、道路関係業務における不適切な支出、随意契約見直し趣旨に反する制限的な応募要件等防衛装備品調達における水増し請求、各特別会計に滞留する多額の剰余金積立金公益法人内部留保見直し委託費の不適切な執行などが取り上げられたほか、行財政全般にわたる議論が交わされ、六月九日に質疑を終局いたしましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  次に、平成十八年度決算議決について申し上げます。  従来、決算議決は、第一に本件決算の是認、第二に内閣に対する警告から成っておりましたが、理事会におきまして、決算を是認するか否かにかかわらず、委員会審査において明らかになった政府財政運営等問題点警告として具体的に指摘すべきであるとの提案がありました。  これに対して、決算が是認されないときには警告として個別の指摘を行う必要はないとの反対意見が示され、今回は、警告取扱いについて各会派意見一致せず、本件決算を是認するか否かの議決のみを行うことになりました。  なお、決算議決在り方につきましては、今後も引き続き協議、検討することが確認されました。  また、決算委員会におきましては、決算審査を踏まえて内閣等に対し措置要求決議を行っておりましたが、この決議につきましても警告と同様に、その取扱いについて各会派意見一致が見られなかったため、決議を行うに至りませんでした。  六月十日に討論に入りましたところ、民主党・新緑風会・国民新日本の神本理事より、本件決算外二件はいずれも是認することに反対する旨の意見が述べられました。  次いで、自由民主党・無所属の会及び公明党を代表して公明党荒木理事より、本件決算外二件はいずれも是認することに賛成する旨の意見が述べられました。  次いで、日本共産党仁比委員及び社会民主党・護憲連合又市委員より、平成十八年度決算並びに国有財産増減及び現在額総計算書はいずれも是認することに反対し、国有財産無償貸付状況総計算書は是認することに賛成する旨の意見がそれぞれ述べられました。  討論を終わり、採決の結果、平成十八年度決算並びに国有財産増減及び現在額総計算書はいずれも賛成少数により是認すべきものでないと決定いたしました。  次に、平成十八年度国有財産無償貸付状況総計算書は多数をもって是認すべきものと決定いたしました。  なお、本件決算外二件の審査を受けて、国会法第百五条の規定に基づき、会計検査院に対し検査要請を行いました。要請した検査項目は、本年一月十五日に議決した、政府開発援助技術協力実施状況及びその効果の一件、また、六月九日に議決した、各府省所管公益法人財務等状況、年金記録問題、国土交通省地方整備局等における庁費等予算執行防衛装備品一般輸入による調達の計四件、合わせて五件であります。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  8. 江田五月

    議長江田五月君) これより採決をいたします。  まず、日程第二の平成十八年度決算について採決をいたします。  本件決算を是認することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  9. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  10. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十六     賛成              百五     反対            百三十一    よって、本件決算は是認しないことに決しました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  11. 江田五月

    議長江田五月君) 次に、日程第三の国有財産増減及び現在額総計算書について採決をいたします。  本件を是認することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  12. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  13. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十六     賛成              百五     反対            百三十一    よって、本件は是認しないことに決しました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  14. 江田五月

    議長江田五月君) 次に、日程第四の国有財産無償貸付状況総計算書について採決をいたします。  本件委員長報告のとおり是認することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  15. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  16. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十六     賛成            百二十四     反対             百十二    よって、本件委員長報告のとおり是認することに決しました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  17. 江田五月

    議長江田五月君) 日程第五 原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律の一部を改正する法律案  日程第六 ハンセン病問題の解決促進に関する法律案   (いずれも衆議院提出)  以上両案を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。厚生労働委員長岩本司君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号末尾掲載〕     ─────────────    〔岩本司登壇拍手
  18. 岩本司

    岩本司君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、厚生労働委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  まず、原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律の一部を改正する法律案は、国外において被爆者健康手帳交付を希望する者の実情にかんがみ、国内に居住地及び現在地を有しない者が国外において被爆者健康手帳交付を申請することができるようにしようとするものであります。  次に、ハンセン病問題の解決促進に関する法律案は、国によるハンセン病患者に対する隔離政策に起因するハンセン病患者であった者等の福祉の増進、名誉の回復等に関し現在もなお存在する問題の解決促進に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体責務を明らかにするとともに、ハンセン病問題の解決促進に関し必要な事項を定めようとするものであります。  委員会におきましては、両法律案便宜一括議題とし、提出者である衆議院厚生労働委員長茂木敏充君から趣旨説明を聴取した後、順次採決の結果、両法律案はいずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  19. 江田五月

    議長江田五月君) これより両案を一括して採決いたします。  両案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  20. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  21. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十四     賛成           二百三十三     反対               一    よって、両案は可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  22. 江田五月

    議長江田五月君) 日程第七 石綿による健康被害救済に関する法律の一部を改正する法律案衆議院提出)を議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。環境委員長松山政司君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号末尾掲載〕     ─────────────    〔松山政司登壇拍手
  23. 松山政司

    松山政司君 ただいま議題となりました法律案につきまして、環境委員会における審査経過と結果を御報告を申し上げます。  本法律案は、衆議院環境委員長提出に係るものでありまして、その内容は、石綿による健康被害を受けた者及びその遺族に対する救済充実を図るため、医療費等支給対象期間拡大、認定の申請を行うことなく死亡した者の遺族に対する特別遺族弔慰金等支給特別遺族弔慰金及び特別遺族給付金請求期限の延長、特別遺族給付金支給対象拡大等を行おうとするものであります。  委員会におきましては、提出者衆議院環境委員長から趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  24. 江田五月

    議長江田五月君) これより採決をいたします。  本案賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  25. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  26. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十五     賛成           二百三十五     反対               〇    よって、本案全会一致をもって可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  27. 江田五月

    議長江田五月君) 日程第八 空港整備法及び航空法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  日程第九 特定船舶入港禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶入港禁止実施につき承認を求めるの件(衆議院送付)  以上両件を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。国土交通委員長吉田博美君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号末尾掲載〕     ─────────────    〔吉田博美登壇拍手
  28. 吉田博美

    吉田博美君 ただいま議題となりました二案件につきまして、国土交通委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  まず、空港整備法及び航空法の一部を改正する法律案は、空港における利用者利便向上及び安全の確保を図るため、国土交通大臣による基本方針策定空港機能施設の建設及び管理国土交通大臣の指定を受けた者が行う制度の創設、空港設置者に対する空港保安管理規程の作成及び届出の義務付け等所要措置を講じようとするものであります。  委員会におきましては、今後の空港整備運営在り方空港別収支状況開示必要性東京国際空港の更なる国際化推進アクセス機能強化等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終局し、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定しました。  なお、本法律案に対して附帯決議が付されております。  次に、特定船舶入港禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶入港禁止実施につき承認を求めるの件は、去る四月十一日の「特定船舶入港禁止に関する特別措置法に基づく特定船舶入港禁止措置に関する閣議決定の変更について」に基づき、平成二十年十月十三日までの六か月間、引き続き、北朝鮮船籍すべての船舶の本邦への入港禁止することについて、国会承認を求めようとするものであります。  委員会におきましては、国土交通大臣より趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本件は多数をもって承認すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  29. 江田五月

    議長江田五月君) これより採決をいたします。  まず、空港整備法及び航空法の一部を改正する法律案採決をいたします。  本案賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  30. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  31. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十五     賛成           二百二十七     反対               八    よって、本案は可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  32. 江田五月

    議長江田五月君) 次に、特定船舶入港禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶入港禁止実施につき承認を求めるの件の採決をいたします。  本件賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  33. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  34. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十三     賛成            二百二十     反対              十三    よって、本件承認することに決しました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  35. 江田五月

    議長江田五月君) 日程第一〇 学校保健法等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  日程第一一 地震防災対策特別措置法の一部を改正する法律案衆議院提出)  以上両案を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。文教科学委員長関口昌一君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号末尾掲載〕     ─────────────    〔関口昌一登壇拍手
  36. 関口昌一

    関口昌一君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、文教科学委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  まず、学校保健法等の一部を改正する法律案は、学校保健及び学校安全の充実並びに学校給食を活用した食に関する指導の充実を図るため、文部科学大臣学校環境衛生及び学校給食衛生管理等に関する基準を策定することとするとともに、学校設置者責務について定める等の措置を講じようとするものであります。  なお、衆議院において、学校保健及び学校安全に係る国並びに地方公共団体責務財政上の措置学校安全の推進に関する計画策定等を追加すること等の修正が行われております。  委員会におきましては、学校安全対策における国、地方公共団体等責務具体的施策衆議院における修正の背景と内容食育推進栄養教諭配置促進必要性等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。  質疑を終局し、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本法律案に対し附帯決議が付されております。  次に、地震防災対策特別措置法の一部を改正する法律案は、地方公共団体に対して、その設置する公立小中学校等校舎等に係る耐震診断実施及びその結果の公表を義務付けるとともに、地震防災緊急事業五箇年計画に基づいて実施される事業のうち、地震の際に倒壊の危険性の高い公立小中学校等校舎等の改築及び補強について国の補助の特例を設けるほか、私立の小中学校等校舎等について地震防災上必要な配慮をするものであります。  委員会におきましては、佐藤茂樹衆議院文部科学委員長から趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  37. 江田五月

    議長江田五月君) これより両案を一括して採決いたします。  両案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  38. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  39. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十五     賛成           二百三十五     反対               〇    よって、両案は全会一致をもって可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  40. 江田五月

    議長江田五月君) 日程第一二 青少年が安全に安心してインターネット利用できる環境整備等に関する法律案  日程第一三 オウム真理教犯罪被害者等救済するための給付金支給に関する法律案   (いずれも衆議院提出)  以上両案を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。内閣委員長岡田広君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号末尾掲載〕     ─────────────    〔岡田広登壇拍手
  41. 岡田広

    岡田広君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、内閣委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  まず、青少年が安全に安心してインターネット利用できる環境整備等に関する法律案は、インターネットにおいて青少年有害情報が多く流通している状況にかんがみ、青少年が安全に安心してインターネット利用できるようにするため、青少年インターネットを適切に活用する能力の習得に必要な措置を講ずるとともに、フィルタリングソフトの性能の向上及び利用の普及その他の青少年インターネット利用して青少年有害情報を閲覧する機会をできるだけ少なくするための措置等を講じようとするものであります。  委員会におきましては、提出者衆議院青少年問題に関する特別委員長玄葉光一郎君より趣旨説明を聴取した後、法律案提出者上川内閣特命担当大臣等に対して質疑を行ったほか、三名の参考人から意見を聴取いたしました。  委員会における主な質疑内容は、違法有害情報判断主体インターネット青少年有害情報対策環境整備推進会議の役割と基本計画内容事業者、民間団体に求められる取組とそれらへの支援等でありますが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終わり、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本法律案に対し八項目から成る附帯決議を行いました。  次に、オウム真理教犯罪被害者等救済するための給付金支給に関する法律案について御報告申し上げます。  地下鉄サリン事件を始めとするオウム真理教による無差別大量の殺傷行為は、暴力により国の統治機構を破壊する等の主義を推進する目的の下に行われた悪質かつ重大なテロリズムとしての犯罪行為であり、これにより不特定又は多数の方々が被った惨禍は未曾有のものであります。  また、教団がテロリズムとしての犯罪行為を実行する能力を形成する過程においても、これに立ち向かった者やその家族が教団の発展を阻害する者として殺傷行為等の犠牲となっておられます。  本法律案は、これらの犯罪行為の被害者等救済を図ることがテロリズムと戦う我が国の姿勢を明らかにするものであることから、オウム真理教犯罪被害者等に対する給付金支給について定めようとするものであります。  委員会におきましては、提出者衆議院内閣委員長中野清君より趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  42. 江田五月

    議長江田五月君) これより採決をいたします。  まず、青少年が安全に安心してインターネット利用できる環境整備等に関する法律案採決をいたします。  本案賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  43. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  44. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十四     賛成           二百三十三     反対               一    よって、本案は可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  45. 江田五月

    議長江田五月君) 次に、オウム真理教犯罪被害者等救済するための給付金支給に関する法律案採決をいたします。  本案賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  46. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  47. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十四     賛成           二百三十四     反対               〇    よって、本案全会一致をもって可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  48. 江田五月

    議長江田五月君) 日程第一四 特定商取引に関する法律及び割賦販売法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  日程第一五 外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づき、北朝鮮からの貨物につき輸入承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件(衆議院送付)  以上両件を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。経済産業委員長山根隆治君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号末尾掲載〕     ─────────────    〔山根隆治君登壇拍手
  49. 山根隆治

    ○山根隆治君 ただいま議題となりました両案件につきまして、審査経過と結果を御報告申し上げます。  まず、特定商取引に関する法律及び割賦販売法の一部を改正する法律案は、訪問販売等をめぐる消費者トラブルの増加に対応するため、特定商取引に関する法律及び割賦販売法において原則としてすべての商品等を規制対象とするとともに、訪問販売における過量販売契約の申込みの撤回等の制度の創設、電子メール広告の規制強化、訪問販売等における個別クレジット契約の申込み等の意思表示の取消し等の制度の創設、消費者の支払可能見込額を超える与信契約の禁止等の措置を講じようとするものであります。  委員会におきましては、参考人から意見を聴取するとともに、クレジット事業者による支払能力調査及び加盟店調査において具体的な基準を設ける必要性、迷惑広告メール対策等インターネット取引の規制強化と実効性の確保、訪問販売等を行う健全な事業者に対する過剰規制についての懸念等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終了し、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本法律案に対して附帯決議を行いました。  次に、外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づき、北朝鮮からの貨物につき輸入承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件は、北朝鮮からのすべての貨物に対して、平成二十年四月十四日から十月十三日までの間、引き続き経済産業大臣が輸入承認義務を課する等の措置を講じたことについて、外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づいて国会承認を求めるものであります。  委員会におきましては、経済産業大臣より趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本件全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  50. 江田五月

    議長江田五月君) これより採決をいたします。  まず、特定商取引に関する法律及び割賦販売法の一部を改正する法律案採決をいたします。  本案賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  51. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  52. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十四     賛成           二百三十四     反対               〇    よって、本案全会一致をもって可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  53. 江田五月

    議長江田五月君) 次に、外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づき、北朝鮮からの貨物につき輸入承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件の採決をいたします。  本件賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  54. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  55. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十二     賛成            二百十九     反対              十三    よって、本件承認することに決しました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  56. 江田五月

    議長江田五月君) 日程第一六 少年法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)を議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。法務委員長遠山清彦君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号末尾掲載〕     ─────────────    〔遠山清彦君登壇拍手
  57. 遠山清彦

    ○遠山清彦君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  本法律案は、少年審判における犯罪被害者等の権利利益の一層の保護を図るため、一定の重大事件の被害者等が少年審判を傍聴することができる制度の創設、被害者等による記録の閲覧及び謄写の要件の緩和等を行うほか、成人の刑事事件により適切に対処するため、その管轄を家庭裁判所から地方裁判所等へ移管する等の所要の規定を整備しようとするものであります。  なお、衆議院において、傍聴の対象となる少年審判の下限年齢の設定、弁護士である付添人からの意見の聴取、被害者等に対する審判状況の説明等について修正が行われております。  委員会におきましては、改正の趣旨少年法の理念との関係、傍聴許否の判断基準、修正案で十二歳未満の少年事件の傍聴を禁止した趣旨、家庭裁判所における人的・物的体制整備の必要性等について質疑を行うとともに、参考人からの意見聴取が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終局した後、討論に入りましたところ、日本共産党仁比委員、社会民主党・護憲連合の近藤委員より、それぞれ本法律案反対する旨の意見が述べられました。  討論を終わり、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本法律案に対して附帯決議を行いました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  58. 江田五月

    議長江田五月君) これより採決をいたします。  本案賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  59. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  60. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百二十九     賛成            二百十五     反対              十四    よって、本案は可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  61. 江田五月

    議長江田五月君) 日程第一七 日本放送協会平成十七年度財産目録貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書  日程第一八 日本放送協会平成十八年度財産目録貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書  日程第一九 携帯音声通信事業者による契約者等本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律の一部を改正する法律案衆議院提出)  日程第二〇 地方自治法の一部を改正する法律案衆議院提出)  以上四件を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。総務委員長高嶋良充君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号末尾掲載〕     ─────────────    〔高嶋良充君登壇拍手
  62. 高嶋良充

    ○高嶋良充君 ただいま議題となりました四件につきまして、総務委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  まず、日本放送協会平成十七年度財産目録貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書及び日本放送協会平成十八年度財産目録貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書は、日本放送協会の平成十七年度及び十八年度決算の書類でありまして、放送法の定めるところにより、会計検査院の検査を経て内閣から提出されたものであります。  平成十七年度決算における一般勘定の損益状況は、経常事業収入の六千七百四十九億円に対し、経常事業支出は六千六百六十億円、差引き経常事業収支差金は八十八億円になっています。これに経常事業外収支及び特別収支の差金を加えた当期事業収支差金は四十三億円であります。  次に、平成十八年度決算における一般勘定の損益状況は、経常事業収入の六千七百五十六億円に対し、経常事業支出は六千五百二十六億円、差引き経常事業収支差金は二百二十九億円になっており、当期事業収支差金は二百三十四億円であります。  委員会におきましては、両件を一括して議題とし、インサイダー取引問題の原因分析と再発防止に向けた今後の取組、番組編成の政治的公平性の確保国会質問の在り方、NHK経営委員長に求められる姿勢、NHKと子会社等との関係の見直し等について質疑が行われました。  質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して山下芳生委員より両件に反対する旨の意見が述べられました。  討論を終局し、順次採決の結果、日本放送協会平成十七年度決算賛成少数をもって是認すべきものでないと決定し、日本放送協会平成十八年度決算は多数をもって是認すべきものと決定いたしました。  次に、携帯音声通信事業者による契約者等本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律の一部を改正する法律案は、最近における振り込め詐欺事犯の状況にかんがみ、携帯音声通信役務の不正利用の防止を図るため、いわゆるSIMカードについて携帯電話端末と同様の規制を課するとともに、携帯電話等の貸与業者について、貸与時における本人確認義務を厳格化した上、その記録の作成及び保存を義務付けるものであります。  委員会におきましては、衆議院総務委員長渡辺博道君から趣旨説明を聴取した後、振り込め詐欺等の現状、携帯電話貸与業者の実態と法改正の実効性等について質疑が行われました。  質疑を終局し、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本法律案に対し二項目から成る附帯決議が付されております。  次に、地方自治法の一部を改正する法律案は、議案審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行うための場を設けることができることとするとともに、議員の報酬に関する規定を整備しようとするものであります。  委員会におきましては、衆議院総務委員長渡辺博道君から趣旨説明を聴取した後、地方議会議員の位置付けと報酬の在り方、地方議会の更なる改革の推進等について質疑が行われました。  質疑を終局し、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  63. 江田五月

    議長江田五月君) これより採決をいたします。  まず、日本放送協会平成十七年度財産目録貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書採決をいたします。  本件を是認することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  64. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  65. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十四     賛成              百九     反対            百二十五    よって、本件は是認しないことに決しました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  66. 江田五月

    議長江田五月君) 次に、日本放送協会平成十八年度財産目録貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書採決をいたします。  本件委員長報告のとおり是認することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  67. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  68. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十四     賛成           二百二十五     反対               九    よって、本件委員長報告のとおり是認することに決しました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  69. 江田五月

    議長江田五月君) 次に、携帯音声通信事業者による契約者等本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律の一部を改正する法律案及び地方自治法の一部を改正する法律案を一括して採決いたします。  両案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  70. 江田五月

    議長江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  71. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百三十四     賛成           二百三十四     反対               〇    よって、両案は全会一致をもって可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  72. 江田五月

    議長江田五月君) この際、国際・地球温暖化問題に関する調査会長から、国際問題及び地球温暖化問題に関する調査の中間報告を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  73. 江田五月

    議長江田五月君) 御異議ないと認めます。国際・地球温暖化問題に関する調査会長石井一君。     ─────────────    〔調査報告書は本号(その二)に掲載〕     ─────────────    〔石井一君登壇拍手
  74. 石井一

    ○石井一君 国際・地球温暖化問題に関する調査会の中間報告を申し上げます。  本調査会は、国際問題及び地球温暖化問題に関し、長期的かつ総合的な調査を行うことを目的に、昨年十月五日に設置され、今期三年間にわたる調査テーマを「日本の国際社会における役割とリーダーシップの発揮」と決定し、調査を進めてまいりました。  そして、第一年目は、国際問題に関し「日本の発信力の強化」を、また、地球温暖化に関し「京都議定書目標の達成に向けた地球温暖化対策の現状と課題」及び二〇一三年以降の日本の役割をそれぞれ取り上げ、計十六回の調査会を開催してまいりました。  この間、国際問題については六回、また地球温暖化については八回、計十四回に及ぶ実質的な調査を行い、毎週開催した調査会では、内閣府以下、総務省、外務省、財務省、農林水産省、経済産業省、国土交通省環境省等の各省庁から事情を聴取したほか、国際問題で識者、外国公館及びジャーナリストより十五名、地球温暖化では内外の専門家十九名、合計三十四名の参考人を調査会に招き、意見を聴取し、様々な観点から活発な議論を行いました。  このような過程を経て、第一年目の調査では以下の提言を取りまとめました。  まず、国際問題に関しましては、日本の魅力の検証と評価、政府機関及び在外公館による外国語での迅速かつ積極的な情報の発信、自分の意見を述べ、生きた議論のできる英語教育の実施、諸外国のシンクタンクや大学の日本研究への支援、外国における日本語教育の拡充など、合計十六項目にわたる提言を行いました。  また、地球温暖化に関しましては、京都議定書が定める約束期間終了後の二〇一三年以降の実効性ある枠組みづくりに向けて、温室効果ガス削減の目標の確実な達成、削減実績に応じた地方交付税配分、サマータイムや一斉休業の実施、深夜放送の自粛、NHK番組などによる国民への啓発、環境教育などを通じた政、産、官、学、住民、NGOなどの多様な主体が一体となっての低炭素社会の実現、地球温暖化問題における世界への貢献など、合計十三項目の提言を行いました。  来る七月の北海道洞爺湖サミットにおきましては、我が国は議長国として、地球温暖化を始め世界が直面する諸課題の解決のため、リーダーシップを発揮することが強く期待されております。  政府はもとより関係各方面におかれましては、この中間報告に盛り込まれた調査会の提言の趣旨を踏まえ、今後の施策に積極的に反映されますよう、強く要望するものであります。  以上、御報告申し上げます。(拍手
  75. 江田五月

    議長江田五月君) これにて休憩いたします。    午前十時五十四分休憩      ─────・─────    午後四時一分開議
  76. 江田五月

    議長江田五月君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  この際、お諮りいたします。  輿石東君外二十名発議に係る内閣総理大臣福田康夫問責決議案は、発議者要求のとおり委員会審査を省略し、日程に追加してこれを議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  77. 江田五月

    議長江田五月君) 御異議ないと認めます。  よって、本決議案を議題といたします。  まず、発議者の趣旨説明を求めます。輿石東君。     ─────────────    〔議案本号末尾掲載〕     ─────────────    〔輿石東君登壇拍手
  78. 輿石東

    ○輿石東君 私は、民主党・新緑風会・国民新日本、社会民主党・護憲連合の二会派を代表し、ただいま議題となりました内閣総理大臣福田康夫君に対する問責決議案について、提案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、決議案を朗読します。   本院は、内閣総理大臣福田康夫君を問責する。    右決議する。  福田総理、あなたは、昨年の九月二十五日、政権をほうり出した安倍前総理に替わって第九十一代内閣総理大臣に就任しました。自民党内のほとんどの派閥の支持を受け、マスコミ各社の世論調査の支持率も軒並み六〇%を超えるという一見順風満帆のスタートでした。  しかし、内閣発足から九か月、調査のたびに内閣支持率は下がり続け、最近では二〇%を割り込み、今や政権は危険水域に入ったと言われています。どうしてここまで支持率が低下したのか、その理由を総理は真剣にお考えになったことがあるでしょうか。  この通常国会の冒頭、私は代表質問の中で、福田総理にあらかじめ申し上げておいたことがあります。十四年ぶりに越年、年越し延長までした臨時国会では、新給油法案を衆議院の三分の二で再可決し、成立させましたが、今後も再可決を使うつもりがおありなのか。与党側が通常国会においても再び参議院をないがしろにするようなことがあれば、私たちは総理大臣問責決議案提出も辞さない覚悟であると。  また、このようにも申し上げました。国政において総理大臣の問責決議案は極めて重いものであり、私たち参議院はそれだけの責任を考えて総理の問責決議を行わなければならない。したがって、総理に対する問責決議案を行う条件は、一つには、国民生活にかかわる大きなテーマであること。二つには、与党との対立について十分国会の場で議論し、問題点が明らかにされていることであり、できる修正は折り合うが、政府が無理押ししてくるならば、そのときは重大な決意をすると。覚えておいででしょうか。今がまさにそのときであります。  以下、具体的に問責決議案提出するに至った理由を説明いたします。  問責の第一の理由は、参議院を軽視する福田総理の姿勢であります。  昨年七月の選挙の結果、参議院では私たちの会派が最大会派となり、野党が議席の過半数を占めました。衆議院では与党が三分の二の議席を占めていますが、これは三年前の九月、郵政民営化一点に絞った公約で小泉元総理が獲得した議席にすぎません。国民の直近の支持は私たち野党に移ったのであります。  このようなねじれ国会と言われる状況の下では、どうしても賛成できない点では反対するが、十分に議論をし、折り合いが付くところでは折り合うことが必要であります。このような考えに基づき、私たち野党も、国家公務員制度改革基本法を始め何本かの政府提出法案については、与野党とも修正案を取りまとめ、成立させてきたのであります。  しかるに、ガソリン税等、道路特定財源に関する税制関連法案については、参議院が審議を続けていたにもかかわらず、衆議院でみなし否決の上、またもや再可決。そして、日銀総裁人事をめぐっても、福田総理は財務省OBの任命にこだわり続け、二十日間近い空白を生じさせました。  福田総理は、自公政権は、参議院が変わったことの意味が理解できなかったということであります。衆参共に多数を持っていたときと同じ意識で、同じ対応を続けるという信じられない政権運営をしている。それが今の国会の実情であります。  問責の第二の理由は、国民の生活実感を理解せず、人任せにしている総理の姿勢そのものであります。  どんな政策を実行し、どんな国をつくるのか。福田総理は、国民に向かってビジョンや決意を何も語ることなしに、官僚の言うがままにこの九か月を過ごしてきたのであります。  消えた年金問題の処理は、安倍内閣が私たち民主党の提案を無視した結果、いまだに二千万件が不明な状況にあります。また、大きな批判と混乱をもたらしている後期高齢者医療制度に至っては、小泉内閣のときに自公両党により強行採決されたものであります。厚生労働委員会におけるあのときのひどい有様をニュースの映像で覚えておられる国民の皆様は多いことでありましょう。  このように、福田総理は、小泉、安倍内閣の負の遺産を引き継いだのですが、こうした負の遺産を一掃するという決意も熱意も総理にはないのであります。  自公政権だから、やはり無理なのでしょう。医療の崩壊、生活保護等のセーフティーネットのカット、拡大する貧富の差、これらを解決するには、トータルとして本当に安心できる社会保障政策を確立するための政治の組替えが必要であります。加えて、防衛省や国土交通省、財務省を始め、種々の官僚機構、政治家と企業との癒着や税金の無駄遣いなどが次々と明らかになり、もはや政権交代がなければこのような負の遺産や癒着を断ち切ることはできません。  したがって、この問責決議案は、直接的には総理に辞職を求めるものでありますが、むしろ我々が求めるのは解散・総選挙であります。  歴代の総理は解散権を振り回し、政治的な求心力を保持してまいりました。ところが、あなたは絶対に解散しないことで求心力を得ようとする、非常に不思議な総理です。来年の任期満了まで総理を続けるおつもりなのでしょうか。  今こそ、子供たちに夢を、青年が希望を、そしてお年寄りが安心できる仕組みをこの国はつくっていかなければなりません。今、福田総理に必要なのは、安全で安心な生活や地域を取り戻すために、一日も早い解散・総選挙を決断されることであります。  何とぞ、本決議案に対して、良識のある議員の方々、明日の日本のために、それぞれの立場を乗り越えて、勇気を持って御賛同賜りますよう訴えて、趣旨説明といたします。(拍手)     ─────────────
  79. 江田五月

    議長江田五月君) 本決議案に対し、討論の通告がございます。順次発言を許します。吉村剛太郎君。    〔吉村剛太郎君登壇拍手
  80. 吉村剛太郎

    ○吉村剛太郎君 私は、自由民主党・無所属の会を代表し、福田内閣総理大臣問責決議案に断固反対の立場で討論を行います。  今通常国会も残すところ数日となった今、何ゆえに総理問責なのでありましょうか。ただいまの趣旨説明を聞いても、総理を問責する理由など全く見当たりません。逆に、昨年来、責任ある参議院第一党でありながら、数々の容認し難い暴挙を行ってきた民主党こそ問責に値すると確信するものであります。  我々の先輩の英知で今まで培ってきた良き慣例、先例を無視して、自らの都合に合わせて議会運営を思いのままに動かし、そのことで国民生活、社会経済に多大な影響を与えたことを多くの国民から厳しく糾弾されております。  そもそも問責決議とは一体どのような根拠に基づき参議院に提出されるのでありましょうか。日本国憲法、国会法、参議院規則等々、これらの法規の全条文に目を通しても、問責のモの字も見当たりません。何ら法的根拠がないのが問責決議案なのであり、パフォーマンスとしか言いようがありません。  民主党の諸君は、参議院で総理問責決議を可決して、衆議院で解散・総選挙に追い込むと公言されております。まさしく政権を取るために、なりふり構わず、できることなら何でもやってしまえとのさもしい政治的意図が見え見えであります。このようなおかしな論法が国民の理解を得られるはずがありません。  首班指名は、両院の議決が異なったときは衆議院議決が首班を決めるという憲法第六十七条二項の優越規定があります。衆議院で指名を受けた総理大臣が責任を持って内閣を組織して行政を執り行うのです。  衆議院に優越されている現状の中で、何の法的根拠もない総理問責決議案を参議院で可決したからといって、衆議院を解散することなどあり得ません。ましてや、衆議院の解散権は諸君が今問責しようとしている福田総理が持っているのであり、民主党の諸君の思惑とわがままで衆議院の解散など夢物語であります。  確かに、諸君は参議院第一党の地位にあります。それは、公平公正な議会運営について重い責任を課されているのであります。我が身の立場を正しく認識していただきたい。  また、憲法第六十九条は、内閣は、衆議院で不信任決議案を可決し、又は信任決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならないとの定めがあります。つまり、不信任を突き付けられた内閣は、解散という対抗手段が憲法によって与えられているのであります。  一方、何ら法的根拠のない参議院における問責決議には、不信任と違い、内閣として何の対抗手段も持っておりません。そもそも、決議が可決しても何ら根拠のない可決であり、内閣は当然、業務の執行を妨げられるものではありません。まさに全く政治的な思惑による、ためにする理不尽な暴挙と言わざるを得ません。  昨年の参議院選挙で第一党の地位を得て以来十一か月、民主党の議会運営を見るに、数を頼りに混乱することだけを目的にして、立法府としての責任を放棄してきたのであります。  まず、さきの臨時国会におけるテロ特措法の取扱いなどが最たる悪例であります。そして、今年度予算案は審議入りを遅らせた挙げ句、憲法第六十条二項の規定である三十日経過の一日前に採決しました。その他の法案も全く理解に苦しむ取扱いをしました。歳入法案は委員会付託を遅らせ、さらには、自ら対案として提出した議員立法の審議すら放棄いたしました。その結果、ガソリンの暫定税率が失効して地方自治体の四月中の歳入が大幅減収となり、道路計画を凍結しなければならなくなったのであります。  外交面でも大変な失態を見せております。  その一つが日米特別協定であります。参議院で否決され、衆議院の優越規定により承認されましたが、この協定の審議も遅らせ、日米同盟に大きく影を落とすことになりました。我が国の外交と国防の基軸である日米同盟を民主党の諸君はどうお考えですか。将来、政権を担おうと公言している政党が日米間の重要な協定を否認した事実は、これによる影響にどう責任を持たれるのか。無責任の極みであります。  加えて、既に衆議院から送付されている日本とASEANの経済連携協定も民主党の審議拒否で発効できないおそれが生じております。国の重要な外交施策について無責任な行為を平気でする政党に国民の支持が得られるはずはありません。  福田総理は、安倍前総理の突然の辞任を受けて総理に就任されて以来、ねじれた国会にありながら着実に仕事を積み重ねておられます。  外交面での主な成果を挙げれば、昨年十一月の米国訪問や年末の訪中など、総理提唱の日米同盟の強化とアジア外交の推進の共鳴の実現に汗を流されました。また、本年に入ってからも、日韓首脳によるシャトル外交の実施、ロシア訪問による日ロ関係の進展、さきに行われた日中首脳会談、第四回アフリカ開発会議において日本外交の指針を示すなど、我が国の国益を見据えた外交を精力的に展開されております。  また、福田総理は、九日、我が国が取り組む地球温暖化対策、いわゆる福田ビジョンを発表されました。二〇五〇年までにCO2排出量を現状比で六〇から八〇%削減するなど、温暖化ガス削減を将来世代への課題とし、今後の議論を主導することに強い意欲を示されました。  七月には洞爺湖サミットが控えております。特に、サミットの議長を務められる総理には、我が国を代表して自信を持って臨んでいただきたい。  一方、内政においては、薬害肝炎問題の解決に向けて総理が大いに尽力されたことは記憶に新しいところです。昨年十二月、総理が全員一律救済のための法案作りを指示したことを受け、本年一月に法案が成立したのであります。  加えて、消費者が主役の政府を実現するために消費者庁の創設に向けて取り組まれておりますが、これには、生活者の政治を目指し、国民の身近な問題に積極的に取り組もうとする総理の姿勢そのものが強く表れていると受け止めております。  今国会の大きな懸案であった国家公務員制度改革基本法案は、総理の強い意志で、野党諸君との修正協議を経て、成立を見たのであります。
  81. 江田五月

    議長江田五月君) 吉村君、時間が超過しております。簡単に願います。
  82. 吉村剛太郎

    ○吉村剛太郎君(続) 総理の座右の銘は信と伺っております。信頼の信、総理の人柄を示す言葉であります。  三月冒頭、参議院予算委員会は、民主党が欠席するという異常事態に陥りました。与党議員は委員席に着席して民主党の委員に出席を呼びかけましたが、その間、福田総理は全閣僚を率いてずっと大臣席で野党議員の出席を待たれたのであります。  もとより、委員会運営国会が決めることであり、内閣はそれに従うのが当然でありますが、野党の出席がない予算委員会に福田総理は我慢強く着席されておりました。誠実な総理らしい一例であります。
  83. 江田五月

    議長江田五月君) 吉村君、簡単に願います。
  84. 吉村剛太郎

    ○吉村剛太郎君(続) 大言壮語はしない、派手なパフォーマンスを好まず、地道に着実に国民のために難局に立ち向かうかけがえのない総理であります。このような福田総理を問責しなければならない理由は全く見当たりません。  言語道断の問責決議案に怒りを込めて反対し、討論を終わります。(拍手
  85. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬進君。    〔簗瀬進君登壇拍手
  86. 簗瀬進

    ○簗瀬進君 私は、民主党・新緑風会・国民新日本の簗瀬進であります。会派を代表して、ただいま議題となりました内閣総理大臣福田康夫君に対する問責決議に断固賛成の立場から討論いたします。  総理、総理、冒頭に申し上げたい。あなたは、就任以来九か月、一貫して衆議院の三分の二の圧倒的多数に依存した強権政治を行ってまいりました。さらには、本日開催された与野党国対委員長会談において、国民の圧倒的多数が待ち望んでいる後期高齢者医療制度廃止法案の今国会における成立を明瞭に拒否しました。まさに、国民無視の暴力政治を断行し続ける総理の政治姿勢はだれの目にも明らかであります。参議院は、余りにも民意と乖離した政権をこれ以上認めるわけにはまいりません。参議院は、総理としてのあなたの地位及び職務の継続を望みません。  即刻、民主主義の原点に立った民意を問うための行動、すなわち衆議院の解散・総選挙を求めます。まさに、この意思を明らかにするために提出された問責決議案であります。全身全霊を込めて賛同するとともに、以下、賛成の理由を述べたいと思います。  まず、総理に、賛成する第一の理由は、第一の理由は、過去の民意により、直近の民意を圧殺する暴挙であります。  十九世紀のドイツの文芸評論家ベルネは、政府は帆であり、国民は風であり、国家は船であり、時代は海であるとの名言を残しました。政府は国民の支持を受ける帆という存在でしかありません。国民の支持なくしては帆は何の役にも立たず、国家という船も動きません。国民の支持こそ権力の正当性の根拠である、この民主主義の本質を見事に言い表した言葉がこれであります。  さて、総理は、これまで、与野党の政治的攻防の重要な局面においては必ず憲法五十九条の三分の二の条項を使ってまいりました。まさに、福田政権を支えているのはこの衆議院の圧倒的多数であることは明らかであります。  しかし、言うまでもなく、この三分の二の議席は総理自身の手で獲得した議席ではないじゃありませんか。二年九か月前の小泉首相の手になる郵政解散・総選挙の結果であり、自前の選挙の結果でないことは明らかであります。言わば、先々代の総理の遺産を食いつぶしながら強権政治を続け、平然としているのが福田総理ではありませんか。しかも、改めて民意を問うための総選挙は徹底して避けている、逃げている。まさに、二年九か月前の過去の民意で現在の民意を縛り上げている独裁者、それが総理の真実の姿であります。  総理、直近の民意はどこにあるか、もはや十分に御認識だと思います。昨年七月二十九日の参議院選挙、四月の山口補選、そしてこの度の沖縄県議選。二年九か月前の民意は完全に変わりました。それどころか、国民の多くは、郵政解散の興奮で与えた巨大議席が皮肉にも国民生活を圧迫する様々な法律の強行採決につながったことに完全に気付いています。今や、そして愕然としているのであります。  にもかかわらず、総理、あなたは過去の民意によって得た巨大議席で今の国民を縛ろうとする、こんなことが許されるわけはありません。まさに、国民の風を受けるどころか、国民に負担の風を吹きかけるだけの福田政権は、国民にとって有害無益の政権に成り下がっています。ねじれているのは衆参ではありません。ねじれているのは国民と総理ではありませんか。まさに国民からの風を失った総理は一刻も早く選挙の洗礼を受けて退陣すべきであります。  問責に賛成する第二の理由は、憲法五十九条の三分の二規定を在任たった九か月の間に三度も使用しながら一切衆議院を解散しようとしない、二院制に対する破壊的な暴挙であります。  総理は、今年一月、参議院が否決して衆議院に送付したイラク給油新法を憲法五十九条二項により三分の二で再議決しました。四月三十日には、ガソリン関係の国税、地方税について同条四項のみなし否決規定を援用し、衆議院返付後に再議決しました。このように、再三にわたって平然と憲法五十九条の例外規定を使用しながら一向に民意を問うための解散・総選挙をしようとはしない、それがあなたであります。まさにこれは、憲法が定める二院制を破壊する暴挙であります。  我が国の憲法は、言うまでもなく二院制を定め、法律は両院で議決された場合にのみ成立をするのが原則であります。かつて大学で憲法学を学んだとき、憲法五十九条はあくまで、皆さん、例外規定なんですよ。国家的な緊急事態、そんな場合に例外的に使うのが憲法五十九条、さらには、この例外規定に訴えざるを得なかったときは、直ちに衆議院を解散して、その時点での民意を問うべきである、大学では私はこう教わったんです。  このように考えなければ、仮に衆議院は特定の政党が三分の二を獲得したその瞬間から四年間の、任期満了までの四年間の独裁権を衆議院が持つことになってしまうじゃありませんか。まさにこれは衆議院による参議院の否定であり、二院制の破壊にほかなりません。だからこそ、この例外規定を使った場合は直ちに衆議院を解散する、その時点での民意を問うべきなのは当たり前じゃありませんか。  にもかかわらず、福田総理、あなたはこのような参議院否定、二院制否定を連続三回も行いながら、解散は絶対にしないと豪語している。あなたは憲法の精神を破壊することへの畏怖は全く感じていないんですか。憲政の常道の破壊者としての自責の念を感じていないんですか。まさに憲法体制の破壊者として、あなたは問責に値する。  問責に賛成する第三の理由は、福田総理の多くの政策が持っている国民だましの欺瞞性ですよ。そして、実はそのことを最も敏感に感じているのは国民であります。  例えば、世論調査の最近の結果、国民が挙げる福田内閣の不支持の理由のうち代表的なものは、福田総理の目指す政治はよく分からないということなんです。総理、国民の皆さんは実に鋭く福田政治の本質を見抜いているじゃありませんか。  福田総理、あなたは総理就任に先立って行われた自民党総裁選のときから、国民の目線に立った政治を、生活者重視の政治を、その上、共生、公正、今まで民主党が好んで使ったことをあえて取り上げられた。随分濫用された。施政方針演説までも、生活者や消費者が主役となる社会をあなたはスローガンに打ち出されました。  皆さん、落ち着いて聞いてください。今、世界がグローバル経済や市場原理主義の経済によって深刻な悩みに陥っていることを知っているでしょう。公正も共生も、また生活者重視も消費者重視も、これらのグローバル経済の弊害を強く意識した政治的スローガンであることは明らかなんです。  仮に、総理がこのことを真剣に意識し、小泉改革の弊害を真に乗り越えるための真剣な政策転換に着手したとするなら、これは手ごわい相手になるなと最初はかなり警戒したんです。しかし、その心配はたちまち消えました。なぜか。いつまでたっても解決しない消えた年金の問題、道路財源の偽装一般財源化、差別的医療制度の導入、これらのどれを取っても福田総理の対応は中途半端、まさに看板倒れの一語に尽きます。  国民は、小泉改革が進むに従って負担が増え、格差が拡大し、そして可処分所得が急激に減ってきたことを実感しています。そして、競争至上主義政策が社会の至る所にひずみを生み出している、それに国民は深刻な不安を感じているんです。  いっとき、国民は福田総理のその言葉に路線転換を期待しました。しかし、今や国民は失望しています。やはり総理は、小泉改革の継承者あるいは小泉政権の亜流政権でしかなかったことは明らかじゃありませんか。総理の言葉は単なるリップサービスでしかなかった。国民をいっとき期待させて、簡単に裏切った。あなたの政策の欺瞞性……
  87. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、時間が超過しております。簡単に願います。
  88. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) これが問責に賛成する第三の理由であります。  問責に決議する第四の理由は、後期高齢者医療制度を圧倒的多数の国民の反対を押し切って推進しようとする、あなたの国民無視の姿勢であります。  言うまでもなく、この制度は小泉政権の下で強行採決された制度であります。
  89. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、簡単に願います。
  90. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) 総理がお好きなはずの共生社会の理想からいえば、真っ先に総理御自身が否定されなければならない差別的な医療制度でしかありません。長寿制度、冗談じゃありませんよ。いいかげんな言葉だけのお化粧直しをしてごまかせる話ではありません。  福田総理、あなたのお年寄りに対する冷淡さを強く印象付けたのが、まさしく四月一日からスタートした後期高齢者医療制度であります。
  91. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、簡単に願います。
  92. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) 医療亡国論から始まった厚生省、財務省の官僚たちの医療費削減のシナリオは、いよいよその本性を現してきました。そもそも高齢者を前期と後期に分けるといった考え方自体がまさに人権無視そのものじゃありませんか。お年寄りを七十五歳で線引きをする、対象となった約一千三百万人の高齢者の保険料を国民年金から天引きをする。取りやすいところから取る、有無を言わせず徴収するというやり方で、完璧に保険料を吸い上げようという高齢者いじめの制度であります。  従来の国民健康保険や政府管掌健康保険から切り離し、独立させた公的医療保険制度をつくった本当のねらいは、年々膨脹し続ける老人医療費の削減でしかありません。
  93. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、簗瀬君、簡単に願います。
  94. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) 初めに財政対策ありき、そして負担の多いところは切り離して囲い込む、これが制度導入の本音であります。  医療制度の運営者を広域連合にすることで、市町村のかぶるリスクを分散させていますが、保険料の決定と徴収は自治体にゆだねられており、この結果、地域によって保険料や給付に差が出るのには知らぬ顔という状況になっています。(発言する者あり)  また、ここが重要だから、ちょっとやじを止めて聞いてください。前宣伝とは全く異なるじゃありませんか。負担軽減と言ったのに、高所得者の方により高くなるなど逆進性の高い……
  95. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、時間が超過しています。簡単に願います。
  96. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) 弱者いじめの制度になっているではありませんか。  かかりつけ医師制度、終末期医療制度、さらに保険料不払のペナルティーとしての保険証取上げ制度など、人権上極めて憂慮すべき制度の導入等々、問題点は枚挙にいとまがありません。これでは、高齢者に負担増を押し付けて一段と格差を広げるだけであり、とてもお年寄りに愛情がある医療制度とは言えません。
  97. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、簗瀬君、簡単に願います。簗瀬君、時間が超過しています。簡単に願います。
  98. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) 既に、茨城や秋田など地方の医師会からは、外来診療を制限するだけでなく、診療内容そのものを差別するとの反対の声が上がりました。国民の間には、これは平成のおば捨て山だ、どこまでお年寄りをいじめれば気が済むのかなど、厳しい非難や怨嗟の声が渦巻いているじゃありませんか。  私たち野党は、この制度の廃止を強く求め、後期高齢者医療制度廃止法案を本院に提出賛成多数で可決し、衆議院へ送付いたしました。衆議院は、国民の声にこたえて、直ちに審議入りし……
  99. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、簗瀬君、簗瀬君、時間が超過しております。簡単に願います。
  100. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) 一刻も早く採決をすべきであります。また、低所得者の負担軽減策を中心にした修正案などのびほう策ではなく、まずは元に戻して、根本からの見直しをすべきじゃありませんか。  このように、もはや廃止するしかない制度であるにもかかわらず、総理の感想、制度の宣伝が足りなかった、冗談じゃありませんよ。全くずれたコメントには開いた口がふさがりません。まさに、国民の痛みが分からない。KYのKは空気が読めないKでありますけれども、総理にとってのKは国民の痛み、そのK以外の何物でもないと思うわけであります。  問責に賛成する第五の理由は、庶民の痛みに対する総理の鈍感さであります。  福田総理、私たち民主党がそろってガソリン税など道路特定財源の暫定税率廃止に取り組んだのは、癒着と浪費の温床となっている特定財源制度を廃止……
  101. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、簗瀬君、時間が超過しております。簡単に願います。簗瀬君、簡単にしてください。
  102. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) 土建国家とやゆされる我が国を抜本的に改革するためであることは言うまでもありません。さらには、近年の世界的ガソリン高騰の圧迫から、負担増にあえぐ庶民の家計が少しでも楽になればという願いでありました。  総理、干天の慈雨という言葉があるではありませんか。恐らく、今や多くの自動車ユーザーは、たった一か月間ではありましたが、四月の値下げを大いに懐かしんでいるでありましょう。  こんな状況の中、四月十二日、新宿御苑で開かれた……
  103. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、簗瀬君、時間が相当過ぎております。簗瀬君、時間が相当過ぎております。そろそろまとめてください。そろそろまとめてください。
  104. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) 総理主催の桜を見る会での総理発言は、まさに福田総理の面目躍如であります。  女優の菊川さん、タレントの眞鍋かをりさんに囲まれた総理は、物価が上がるとかいったようなことがあるが、しようがないことはしようがないので耐えて工夫して切り抜けるのが大事なんですと強調したとの報道がありました。
  105. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、時間が相当過ぎております。そろそろ終わりにしてください。
  106. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) 耐えて工夫することの限界はもうはるかに超えているのであります。庶民の感覚からはるかに乖離した感覚の持ち主こそ、現代の総理大臣には誠にふさわしくありません。これこそ問責に賛成する第五の理由であります。  さて、第六の理由……
  107. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、簗瀬君、時間が相当過ぎておりますので、終わりにしてください。そろそろ終わりにしてください。
  108. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) 道路財源問題に対する総理の極めていいかげんな対応であります。  十年間暫定税率を維持すると言いながら、閣議決定で一年間にするといった、こんな矛盾を許す、そんな法治主義国家は認められません。そんないいかげんな法律の行政運営をしている福田総理も、福田内閣も脅威に値する存在では全くありません。このような信じられない自己分裂、自己矛盾、これを内閣全体が平然と行っているのですから、法治主義国家として信じられない恥ずべき事態というべきであります。  消えた年金の問題は、第七番目の問題であります。  今もって二千万件の消えた年金の問題を残している。私たちは、倉庫に眠る四億五千万枚の紙の台帳からまず始めるべきだ、このように提案いたしましたが、総理も厚労大臣も一切考慮しない。こんなことでは、いつまでたっても安心の年金制度は確立できませんよ。  問責に賛成する第八の理由は、日銀総裁人事で示された余りにもひどい財務省依存の総理の体質であります。  この国の最大の問題が官僚政治の弊害であるということは、与野党一致した共通認識であります。官僚政治の弊害を崩すために、与党の皆さんも我々の皆さんも一致して協力をして頑張らなければならない。この国の改革を妨害している最大の壁は官僚政治の壁であり、財務省出身者に最後までこだわった官僚依存体質が見え見えの……
  109. 江田五月

    議長江田五月君) 簗瀬君、簗瀬君、簗瀬君、簗瀬君、時間が相当超過しております。終わりにしてください。簗瀬君、終わりにしてください。
  110. 簗瀬進

    ○簗瀬進君(続) 総理こそ、まさに官僚政治を打破する資格は全くないと、このように断言をすることができます。  以上、八つの問責理由を申し上げました。満堂の皆さんの御協力、賛同を心からお願いを申し上げまして、私の討論を終わりにさせていただきます。  御清聴、誠にありがとうございました。(拍手
  111. 江田五月

    議長江田五月君) 山口那津男君。    〔山口那津男君登壇拍手
  112. 山口那津男

    ○山口那津男君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました福田内閣総理大臣問責決議案に対し、断固反対の立場から討論を行うものであります。  ただいま民主党の簗瀬議員から賛成討論がありましたが、全く決められた時間も守ることができず、議長の再三の注意も無視してこのようなことをやる民主党だから、問責決議案を出す資格など全くないのであります。今国民に問われているのは、このルール無視の民主党の体質なのであります。  福田内閣が発足し、八か月余りが経過しました。この間、福田総理は、前国会において改正被災者生活再建支援法などの成立を実現するほか、今国会においては平成二十年度予算を年度内に成立させ、さらに感染症予防法や国民生活センターの機能強化を図る法案を成立させるなど、国民生活重視、国民の生命、安全にかかわる施策を着々と実行に移してまいりました。また、福田総理は、既に消費者庁の創設の意向も表明されており、その実現が強く期待されております。加えて、与野党を超える人道的テーマであるクラスター爆弾の全面禁止へ向けて大きくかじを切る政治決断をしたのであります。  懸案の社会保障の問題につきましては、今年一月に社会保障国民会議を創設し、少子高齢社会における年金、医療、介護、少子化対策の在り方など議論を積極的に進められており、この秋に最終報告を受け、その実施が待たれているところであります。  さらに、世界的な課題である地球温暖化対策については、この度、低炭素社会・日本をめざしてと題し、今世紀半ばまでに温暖化ガスの排出量を六〇%から八〇%削減するといういわゆる福田ビジョンを発表され、来月の洞爺湖サミットでは、今後の地球温暖化対策の取りまとめに向け強いリーダーシップを発揮されることが期待されているのであります。  このように、福田内閣は、施政方針演説で述べられた国民本位の行財政への転換、社会保障制度の確立と安全の確保、低炭素社会への転換などの諸課題の実現に邁進しているところであり、問責に当たる理由など全くないのであります。  それに引き換え、むしろ民主党の国会での対応は、参議院における多数を背景とし、党利党略の無責任極まりないものでありました。  道路特定財源の問題では、福田総理が一般財源化の方針に踏み切ったにもかかわらず、審議拒否、採決拒否に終始し、関連法案は年度内に成立することができず、揮発油税等の暫定税率は一時的に廃止されることとなりました。それにより、わずか一か月でガソリン価格が上下する事態を招き、ガソリン業者を始め地方自治体や国民生活に混乱をもたらしたのは記憶に新しいところであります。  また、日銀総裁、副総裁の同意人事に至っては、民主党は度々不同意を繰り返し、二十日間にもわたって日銀総裁が不在の状況になるという極めて異常な事態を招きました。諸外国からの我が国の経済・金融政策に対する信任が大きく損なわれたことは言うまでもありません。そして、今現在に至っても、なお副総裁の一名が不在という異常な状況が続いております。  加えて、現在、参議院に送付されている日本と東南アジア諸国連合の経済連携協定などの条約は、日本を含むアジア経済の発展、成長に欠かせないものであり、一刻も早い成立が望まれております。しかし、これらの条約は、衆議院で民主党も賛成しているにもかかわらず、現在、参議院では審議にも入っておりません。民主党はその責任をどう感じているのか。このままでは参議院無用論につながりかねません。  そもそも総理に対する責任を問うことは内閣そのものの信を問うことであり、そうであるならば、憲政の常道に従い、内閣不信任案として正々堂々と衆議院提出すべきであります。しかるに、衆議院内閣不信任案を提出することなく、参議院で民主党を始めとする野党が多数を占めており、野党の思いどおりになるからという理由だけで本院に問責決議案提出するというのは、まさに言語道断と言わざるを得ません。  そもそも問責決議には法的拘束力はなく、たとえ本院で可決されたとしても、福田内閣が総辞職するいわれは全くないのであります。問責決議案提出した民主党及び社民党の諸君は、この後の国会審議にどのようにして臨むのでありましょうか。ましてや、仮に国会が延長された場合には、その後の国会での委員会審議等においてどのように対応されるのでしょうか。すべての審議に応じないのであれば、明らかに国会議員としての職責放棄であり、国民に対する重大な裏切り行為と言わざるを得ないのであります。  昨今の民主党を始めとする野党諸君の国会での対応を見ると、その目線は、真に国家国民のためというよりは、政府の施策にあえて反対し、あたかも対立軸をつくり出したかのように見せかけている場合が多く、まさに政局しか見ていないものと言わざるを得ません。民主党内にも、このような審議拒否や話合い無視の国会運営に嫌気が差し、本当にこれでよいのか、国民に責任を果たしているのかと疑問視する声もあったやに聞きます。憲政の常道を基とするならば、本決議案には、たとえ野党議員であっても、信念を貫き断固反対すべしと思うのであります。  昨年末のテロ特措法の延長問題、ガソリン税等の暫定税率廃止問題、また長寿医療制度についても同様であります。  特にガソリン税等の暫定税率廃止については、廃止した後不足する多額の財源をどう確保するのかについて、その答えは真剣に検討したとは到底思えない内容でありました。また、今課題になっている長寿医療制度についても、廃止だけを掲げて国民に耳触りのいいことだけを言い募っておりますが、廃止した後の高齢者の医療を一体どうするのか、青写真すら全く示していないではありませんか。これで一体責任ある政党の責任ある政治と言えるのでありましょうか。  今回の福田総理問責決議案提出も、野党の後期高齢者医療制度廃止法案に与党が反対したことが直接のきっかけになったと言われる状況を見るにつけ、まさに無責任野党と言わざるを得ません。  まだあります。無責任の極め付けは、昨年の参議院選挙の際に民主党が示したマニフェストです。その前の衆議院選挙の際には、年金制度を一元化し、その財源に消費税を充てるとしていたにもかかわらず、消費税の引上げには一言も触れようとせず、全額税方式にする基礎年金の財源はすべて歳出削減で賄うというのですが、これこそ国民をだますものであり、究極の大衆迎合主義、ポピュリズムだと断ぜざるを得ないのであります。  かかる無責任な民主党には、問責決議案提出する資格など全くないことを申し上げて、私の反対討論を終わります。(拍手
  113. 江田五月

    議長江田五月君) これにて討論は終局いたしました。     ─────────────
  114. 江田五月

    議長江田五月君) これより採決をいたします。  足立信也君外百二十一名より、表決は記名投票をもって行われたいとの要求が提出されております。  現在の出席議員の五分の一以上に達しているものと認めます。  よって、表決は記名投票をもって行います。本決議案に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。  議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行います。    〔議場閉鎖〕    〔参事氏名を点呼〕    〔投票執行
  115. 江田五月

    議長江田五月君) 投票漏れはございませんか。──投票漏れはないと認めます。投票箱閉鎖。    〔投票箱閉鎖〕
  116. 江田五月

    議長江田五月君) これより開票いたします。投票を参事に計算させます。議場の開鎖を命じます。    〔議場開鎖〕    〔参事投票を計算〕
  117. 江田五月

    議長江田五月君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数        二百三十六票     白色票          百三十一票     青色票            百五票    よって、本決議案は可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  118. 江田五月

    議長江田五月君) 本日はこれにて散会いたします。    午後五時十三分散会