○西田昌司君 今
大臣は個人的
見解だとはおっしゃいながら、これはそういう法規制も含めあってもいいんじゃないかと、こういう趣旨の発言いただいて非常に心強いんです。しかし、それを個人的とおっしゃいますよりも、まさに
衆議院議員であると同時に
大臣でいらっしゃるわけでありますから、是非、省内におきましても
議論をこれ深めるようにやっていただきたいんですね。
といいますのは、どうも我々これ勉強会で聞いておりましても、これ直接所管しているのはいわゆる総務省ですよね、ですから電波の
管理をしているのはそちらだというので、何かそちらの方にお任せと言えばちょっと言い方は失礼かもしれませんが、余りにもちょっと腰が引けてしまっているんじゃないかなと思う。
むしろ、
子供の安心、安全というのをわざわざこの
法律の中でこれ作られて今度
法改正されるわけですよ。それほど
大臣もまた
文部科学省も、この
子供の安心、安全ということについては非常に重大な問題だという
認識をお持ちになっているわけでありますから、それから考えると、やっぱりこの携帯電話が及ぼしている悪影響というのは本当に数限りないんですよ。是非PTAなんかの
調査もしていただきますと、ほとんどのところはこれ持たない方がいいと本当にみんな思っているわけですよ。そういう
認識は多分
大臣も御存じだと思うんですよ。
問題は、そうは言いながら、いわゆる世論といいましょうか、あれだけコマーシャルで宣伝されて、犬がお父さんですか、それからいろんな家族がおられて、家族内で全部ただだと。そんな形で何かほのぼのとした形のコマーシャルがどんどんされていきますと、それは禁止する方がおかしいじゃないかというふうに思っちゃうんですよ、思っちゃうんです。
しかし、これは随分間違いで、私はかつて、例えばサラ金会社で犬の宣伝で非常に売上げ伸ばした、そういう例もありましたけれ
ども、結局はサラ金というのは、膨大な、法外なといいましょうか、かなり高い利息を取って、結局は家族、家庭が崩壊したり、犯罪の温床になったりしているじゃないかということを含めて、今回随分いわゆる灰色の、グレーゾーンの金利が規制されてきて、なってきた背景があるわけですけれ
ども、これと同じなんですよ。
今現在はそういうふうにまだ表立って
議論することがはばかられているような時代かもしれませんけれ
ども、これ間違いなく国民の声なき声という、声なき多数はみんな何とかこれしてほしいと思っているわけですから、是非、省内でこの
議論は進めていただきますように、これはもう要望させていただきたいと思います。
それで、余りこのことばっかりしていると次に進みませんので、あと幾つか
質問させていただきますが、実は私は、今回のこの
学校保健安全法でいわゆる
学校設置者の責務が言われていまして、これは校長
先生や
管理者も含め、教職員の方々の身体的なこういう健康
管理の面もしっかりしなきゃならないと、こういうことがうたわれているわけですよね。その中で、さっき
大臣もおっしゃいましたけれ
ども、
先生が非常に今、もう
学校の中だけじゃなくて、様々なことでかなり疲れておられるんですよ。その
先生の中でも一番疲れているのが校長
先生。まさに地域社会から
学校のことから、すべてのそういう問題を引き受けなければならないわけですね。
私も、議員やっていまして経験ありますのは、特に
学校の周りの
保護者の中でも、いわゆるモンスターペアレンツ、怪物ということですよね。そういう御両親、親御さんがおられて、その方々の
対応で、本当に非常識なことをおっしゃってまいりますから、とんでもないんですよね。そうすると、その
学校の
先生方はそれだけでとんでもない心労になって、多分
文部科学省もそういう事例をたくさん
認識されていると思うんですけれ
ども、今こういう焦点が当たってきたモンスターペアレンツというような、とんでもない親御さんや地域の方々に対してどういうふうに
文部科学省として
対応するように
指導されたり、また、校長
先生や
先生方を守ってあげる仕組みをちゃんと備えておられるのか、その辺のところをお伺いしたいと思うんです。