○林久美子君 より一層の
充実を目指すということも投入量の目標化につながるという御
認識だということで、私ちょっと正直びっくりなんですけれども、
渡海大臣、こういう
状況で多分御苦労なさっていらっしゃるんだと思うんですね。
しかしながら、やはり私は、経済が
発展してくると人心が荒廃するとも言われているわけですね、歴史の中で繰り返されている。そういったときこそ、やっぱり
教育予算を確保して、それはある
意味では与野党超えて、しっかりと拡充をして
子供たちの学びの環境を支えていかなきゃいけないというふうに思っておりますので、そこは御
理解をいただきたいと思います。
財務省の方も多分いろんな
数値を引っ張ってこられて、いろいろとそちらはそちらの論理がおありなんだと思いますけれども、でも実際の
現場に目を向けていただきたいと思うわけですね。
私、やはり地元に帰りましていろんな人と話をしても、何が一番してもらいたいと、何を政治に求めるというと、子供がいる親はみんな言いますよ、やっぱり
教育環境の改善だってだれもが言う。年金の選挙、昨年の参議院選挙ありました。あの中ですら、子供を持つ親はみんな
教育でしたよ。だから、それぐらいに今子供を持つ親たちは
教育環境について危機感を感じているんだと。そうしたことも含めて、省庁間の壁を乗り越えて、省壁を乗り越えて、やっぱり
現場のニーズにこたえていく。更に突き詰めれば、今の社会に求められているものに対して対応できる予算編成をしていくことが政治に課せられた
役割だと私は思っていますので、是非そこは積極的に御協力をいただきたいということを
お願い申し上げます。
その上で、
渡海大臣にお伺いをいたします。
今この
教育振興
計画、今遅れているという
状況の中で、
学習指導要領は
パブリックコメントも終わってもうほぼ最終
段階に入っているんだと思います。しかしながら、やはりこれは、私は本来セットであるべきだと思っている。
学習指導要領の中で、例えばいわゆる日本の武道の振興を図りましょうという話がありますと。そうしたら、それは振興
計画の中で、武道場どうするの、竹刀どうするの、そういうことを裏付ける環境整備の
計画が
教育振興基本計画なわけで、やっぱりそれは一体でなければならないというふうに思うわけですね。じゃなければ、あのタイミングで
教育基本
法改正をあれだけ強く与党の
皆さん押し切られたのも、今回の
学習指導要領の改訂に合わせてやっぱりセットでやっていくからこそより効果的だというふうに思っていらっしゃったからなんじゃないかなと思うわけですね。
そうした中で、ある
意味では今
学習指導要領だけ走っていっているみたいなところがありまして、これについて
大臣、どのようにお
考えなのかお聞かせいただきたいと思います。