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山田俊男君 どうぞ、しっかり対応をお願いしたいと
思います。また進行
状況を踏まえまして
質疑を行ってまいりたい、こんな
思いでおります。
ところで、あと、時間のことは余り言いたくないんですが、時間だんだん少なくなりまして、四月十日の日に
是非これはやりたいというふうに残していた
質疑が幾つかありまして、七分の間に一気にやりますから
答弁をよろしくお願いしたいというふうに
思います。
農産物、WTOのことについてなんです。新しく、
我が国は
食料輸出の禁止等の世界の各国の動きに対しまして新しい規律を提案された、こう
報道されております。
規律の内容を改めて聞こうかというふうに
思いましたが、もうこれ省きまして申し上げますが、要は、新しい規律を改めて提案しなければいけないほど、このWTOの交渉は本当に新しい局面を迎えていると言っていいのではないかと、こう
思います。
今、交渉の中で関税割当て数量の拡大が迫られるという事態にあります。ところが、その関税割当て数量の拡大のこれまでのMA米について入札はどうかといったら、いや、落札できないと、こうした事態があるようであります。
それからさらには、先ほど
一川民主党委員の方からもありましたが、ミャンマー、さらには
中国の四川におきますこうした被災
状況が生じています。そのことについて、かつてASEANの会議の中で
議論しました東アジア米備蓄構想、これらを本当に機動的に動かしていくことが必要であります。新しい局面の中で新しい視点でのWTOの交渉を再構築すると、このことを主張するというのが
我が国の姿勢ではないのかと、こんなふうに考えるところであります。
大臣に
前回のこの
委員会で、悪い内容だったらもう合意しないということを明言できないんですかというふうに申し上げたら、
大臣は、譲れない線を腹に置いて頑張ると、こういうふうにおっしゃっているわけでありますが、その局面以上に事態はやはり進行しているかと、こんなふうに思っております。まさに今、新しい視点でのWTOの交渉を始めるべきではないか、こう思っておりますので、
答弁は後でいただきます。
それからさらに、
農林水産省は五月七日の日に、福田総理が本部長であります
食料・
農業・
農村政策推進本部で、二十一世紀新農政二〇〇八、これを決定されたわけでありまして、大賛成であります。この新しい地球的環境の中で、この方向でしっかり動くということの
意味は大変大きいというふうに
思います。今月末にはアフリカ開発会議、さらには、来月上旬にはFAO
食料サミットがなされるわけであります。七月上旬には先進国サミットがあるわけで、私は、
農林水産大臣にお願いしますが、総理と一緒にFAO
食料サミットにも出て、そして
我が国の世界最大の純
食料輸入国としての立場をしっかり主張されてしかるべきではないかと、こんなふうに考えますので、その点を強く要請しておきたいと存じます。
それから、WTOの交渉等と
関連しまして、
生産刺激的な助成について、この削減をルールにしていること、これは私も十分承知していることであります。その流れの中で、品目横断の
経営安定対策を構築するに当たりまして、
生産刺激的な助成金を削減するという
観点から、
平成十六年—十八年の過去実績をベースにして助成措置を決定する、直接
支払の水準を決定するという仕組みに踏み込んでいったわけでありますが、ところがこれ、本当に評判が悪い。
今、先ほど来から申し上げておりますように、世界の
食料をさあどうするか、この危機にどう対処するかと。そうなりますと、世界最大の
食料純
輸入国であります
我が国等におきましては、
食料の
生産強化こそが必要なのに、その仕組みに十分なっていないで過去実績を引きずっているということには毛頭ならないというふうに
思います。この仕組みの改善等が何としてでも必要というふうに考える次第でありまして、これについての見直しを考えているのか考えていないのかということもちゃんと言いたいわけでありますが、時間がない。
続きまして、どうして答えていただきましょうかね。