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2008-04-08 第169回国会 参議院 農林水産委員会 第6号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成二十年四月八日(火曜日)    午前十時開会     ─────────────    委員の異動  四月一日     辞任         補欠選任         舟山 康江君     風間 直樹君  四月二日     辞任         補欠選任         風間 直樹君     舟山 康江君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長         郡司  彰君     理 事                 主濱  了君                 平野 達男君                 加治屋義人君                 野村 哲郎君     委 員                 青木  愛君                 一川 保夫君                 金子 恵美君                 亀井亜紀子君                 高橋 千秋君                 藤原 良信君                 舟山 康江君                 米長 晴信君                 市川 一朗君                 岩永 浩美君                 牧野たかお君                 山田 俊男君                 澤  雄二君                 谷合 正明君                 紙  智子君    国務大臣        農林水産大臣   若林 正俊君    副大臣        農林水産大臣  岩永 浩美君    大臣政務官        農林水産大臣政        務官       澤  雄二君    事務局側        常任委員会専門        員        鈴木 朝雄君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○生糸輸入に係る調整等に関する法律を廃止す  る法律案内閣提出衆議院送付) ○参考人出席要求に関する件 ○農林水産に関する調査  (南極鯨類捕獲調査事業への妨害活動に対す  る非難及び調査事業継続実施等に関する決議  の件)     ─────────────
  2. 郡司彰

    委員長郡司彰君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。  生糸輸入に係る調整等に関する法律を廃止する法律案議題といたします。  政府から趣旨説明及び衆議院における修正部分説明を聴取いたします。若林農林水産大臣
  3. 若林正俊

    国務大臣若林正俊君) 生糸輸入に係る調整等に関する法律を廃止する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  我が国蚕糸業につきましては、その経営の安定等を図るため、生糸輸入に係る調整等に関する法律に基づいて、独立行政法人農畜産業振興機構生糸輸入調整措置を実施するとともに、輸入生糸から徴収した調整金等を財源として、蚕糸業振興に資する事業に対する補助業務を行ってきたところであります。  しかしながら、繭、生糸の生産や需給をめぐる状況が著しく変化している中で、同法に基づく仕組みが有効に機能しなくなってきているところであり、平成十九年十二月に閣議決定された独立行政法人整理合理化計画におきましても、同機構の行う蚕糸関係業務平成十九年度限りで廃止することとされております。  このため、生糸輸入に係る調整等に関する法律を廃止するとともに、関係法律について所要の改正を行うこととし、本法律案提出した次第であります。  また、この法律案につきましては、衆議院においてこの法律の施行を公布の日とすることとする修正がなされております。  以上が、この法律案提案理由及び主要な内容であります。  何とぞ、慎重に御審議の上、速やかに御可決いただきますようお願い申し上げます。
  4. 郡司彰

    委員長郡司彰君) 以上で本案趣旨説明及び衆議院における修正部分説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。     ─────────────
  5. 郡司彰

    委員長郡司彰君) 参考人出席要求に関する件についてお諮りいたします。  農林水産に関する調査のため、参考人出席を求め、意見を聴取することとし、その日時、人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 郡司彰

    委員長郡司彰君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
  7. 郡司彰

    委員長郡司彰君) 農林水産に関する調査議題といたします。  主濱君から発言を求められておりますので、これを許します。主濱了君。
  8. 主濱了

    ○主濱了君 主濱了でございます。  私は、民主党・新緑風会・国民新日本、自由民主党・無所属の会及び公明党の各派共同提案による南極鯨類捕獲調査事業への妨害活動に対する非難及び調査事業継続実施等に関する決議案提出いたします。  案文を朗読いたします。     南極鯨類捕獲調査事業への妨害活動に対する非難及び調査事業継続実施等に関する決議(案)   我が国が、南極海において国際捕鯨取締条約IWC条約)第八条に基づき、加盟国の正当な権利として適法かつ科学的に実施している鯨類捕獲調査事業に対し、今調査期間中、反捕鯨団体であるシーシェパードなどが数次にわたり展開した国際法に反する極めて悪質で許し難い海賊行為ともいうべきテロ行為犯罪行為を、本委員会は強く非難する。   一連のテロ行為犯罪行為は、日本籍船に対する違法な侵入行為であり、また、警備乗船中の海上保安官並びに乗組員を負傷させ、更にIWC条約に基づき行っている鯨類捕獲調査事業に重大な被害を与えるなど、我が国の主権を著しく侵害するものであり、これに対し、日本政府は、厳正な処置を講ずべきである。   よって政府は、捕鯨問題に対しては、関係省庁一丸となり毅然たる姿勢をもって対処するとともに、次の事項の実現に万全を期すべきである。  一 我が国が行う鯨類資源の科学的な調査については、海上保安庁の警備体制充実等妨害対策を強化するとともに、今回のようなテロ行為犯罪行為が行われた場合には、我が国国内法に照らし厳正に処置すること。    また、その旨を国内外に明らかにすること。  二 かかるテロ行為犯罪行為の再発を防止するため、今回の行為に関係した者に対し、豪州、オランダ及び米国をはじめ関係国政府がそれぞれの法規に基づき厳正に処置することを強く要請する等、最大限の努力を傾注すること。  三 我が国南極鯨類捕獲調査鯨類の生態を明らかにする上で大きな役割を果たし、かつIWC科学委員会でも各国から高く評価されていることを踏まえ、南極鯨類捕獲調査事業については、今後とも継続実施することとし、引き続き充実した鯨類捕獲調査が円滑に実施されるよう、国内外に対する的確な情報の提供を行うとともに、必要な財政措置を講じる等、その環境を整備すること。    右決議する。  以上でございます。  何とぞ委員各位の御賛同をお願い申し上げます。
  9. 郡司彰

    委員長郡司彰君) ただいまの主濱君提出決議案の採決を行います。  本決議案賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手
  10. 郡司彰

    委員長郡司彰君) 全会一致と認めます。よって、本決議案全会一致をもって本委員会決議とすることに決定いたしました。  ただいまの決議に対し、若林農林水産大臣から発言を求められておりますので、これを許します。若林大臣
  11. 若林正俊

    国務大臣若林正俊君) ただいまの御決議につきましては、その御趣旨十分留意をいたしまして、関係省庁との連携を図りつつ対処してまいりたいと存じます。
  12. 郡司彰

    委員長郡司彰君) 本日はこれにて散会いたします。    午前十時七分散会