○高橋千秋君 民主党の高橋千秋でございます。
引き続き
質問をさせていただきたいと思います。
私、今回の
事件で大変残念に思うのは、昨年、米価が大幅に下がって緊急買い付け等の
措置も行われました。多くの農家も努力をしながら今やっている中で、最近、食料品の暴騰等で米がようやく見直されるようになってきて、米はいいんじゃないかという雰囲気がつい最近まであったんですね。ところが、今回の件で、これは
事故米という一般的にはほとんど知らないことまでマスコミに流れて初めて
事故米という
言葉を知った人が多いと思うんですが、これがすべての米をイメージを悪くして、米自体に、今一生懸命、今は収穫の時期です。この時期にこういうダメージを与えるということは生産者にとっても
消費者にとっても物すごく大きな
影響があるということを農水省も
理解をしなきゃいけないし、しかし、ここまでの経過を見ていて、私たちの民主党の部門会議に来ていただいていろいろ返事を聞いても、全く当事者
意識に欠けるというようなイメージを持ったのは私だけではないはずです。
連日の報道の中でも
指摘されているのは、農水省そのものが今回のこのことに対して、先ほど
福山さんの方から共犯だという話もありましたけれども、私は共犯というより主犯じゃないかなというふうに思います。一番悪いのは確かにこれを流した流通
業者であろうと思います。しかし、これをちゃんと取り締まってこなかった農水省が私は主犯じゃないかなという、多くの
国民は最近思い始めているのではないかと。
これは生産者にとっても
消費者にとっても大変不幸なことです。是非このことをまず反省をしていただきたいと思うし、最近、
大臣もおわびを申し上げるとかいろいろ言われておりますけれども、私はやはり上辺だけのもののような感じがまだまだしておりまして、是非とも早急な対応をまずお願いをしたいと思います。
それで、先ほどの検査のことについて引き続きお聞きをしたいと思います。
私は、今週の火曜日に大阪の米の
関係者に会っていろいろ話を聞いてまいりました。米の業界のこと、そして大阪の米の業界、九州の米の業界の話もいろいろ聞いてまいりました。
その中で、私が部門会議で、この九十六回の検査、事前通告は何回したんですかという
質問をその部門会議でさせていただきました。そのときには返事がありませんでした。当日中にというお話でありましたが、その当日中にも返事がありませんでした。
ほかの三社、全部で四社挙がっています、
三笠フーズ、浅井、
太田産業、
島田化学工業。この四社に何回検査に入って、そのうち何回事前通告をして入っているのか、まず教えていただけますでしょうか。