○
渡辺孝男君 公明党の
渡辺孝男です。
今日は
外国人との共生というようなことでテーマを伺っておりますけれ
ども、アメラジアンという沖縄の、アメラジアン・スクール・イン・オキナワですか、
学校があるわけですけれ
ども、このアメラジアンというのは、在沖縄米軍の父とそして
日本人の母親の下に生まれた
子供さんたちをアメラジアンというような形で呼ばれていることがあるわけであります。
どうしても言葉の障害があったり肌の色の問題とかでいじめ等が起こってしまうことがあると。様々な形で不登校になってしまった
子供さんをアメラジアンの母親たちが
学校をつくって
教育をしているということでありまして、きちんと
学校として認めていただきたいということで、これまで公明党の方も力を注いできまして、
学校として、中
学校として認めていただいたと。そして、二〇〇三年ですか、春には
学校もきちんと
政府の
支援でつくっていただいたということでありますけれ
ども。
ただ、まだ
課題が残っているということでありまして、地元の方、
学校の
方々等にお
伺いをしますと、どういう
課題が残っているかといいますと、
一つは、沖縄県が行っているそういう
日本語教員の派遣事業というものをきちんと継続をしていただきたいというような要望が
一つありまして、それから、やはり新
学校はできたんですけれ
ども、どうしてもほかの国内の中
学校等から比べればまだまだ手狭である、教室も不足していると。通っているお子様も人数も増えてきているということもありますので、そういう教室の不足等を解消していただきたいと、そういう要望があります。
それからもう
一つ、これ大きな
課題なんですけれ
ども、
公立学校に無償配付されている各
教科の
学習指導書というものがまだ無償でないというようなことで、昨年、これを無償化して
提供していただきたいというような要望があったようなんですが、もう既に今年度実現されているかどうか分からないんですが、もし実現されておらなかったらこの点を御配慮いただきたいということであります。これ、要望みたいな形になりますけれ
ども、
池坊文部科学副
大臣の方に
お願いをしておきたいということであります。
それから、そういうアメラジアンの
子供さんは、やっぱりいろんな意味で、
社会的に
人権侵害というわけではありませんけれ
ども、なかなか差別感ということで心の傷になってしまうようなこともあるわけですね。そういう
方々をきちんと
人権にも配慮して、修学旅行とかいろいろな国内での活動を
支援をしていきたいというそういう思いもあるわけなんですが、たまたまその
学校の
子供さんが、私、山形県に住んでいるんですけれ
ども、喜多方市の方で、公明党の党員の皆さんがそういう
方々を受け入れながら、リンゴを送っていこうというような活動をしておりました。その
子供さんたちのイニシャルをリンゴにテープ張ると名前が残るわけですね、赤くなったときにリンゴの元の地が出ますのでイニシャルが付きます。そういうものを送りながら激励をし交流を深めているというような活動もしておるわけなんですが、私も参加をさせていただきました。
そういう意味で、やっぱり
子供さんですからいろんな面で、そういう背景にあると嫌な思いもしたり、いじめに遭いやすくなったり、区別をされたりとか、差別を受けたりとかいうことがあるんで、そういう市民がそういう
子供さんたちをきちんと受け入れられるように、さらにはそういう
人権問題あるいは
教育上の配慮等をしていただきたいと思うんですが、そういう方面はかなりもう
強化されていると思うんですが、
文部科学副
大臣にお
伺いをしたいと思います。