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2008-05-29 第169回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成二十年五月二十九日(木曜日)    午前十時開会     ─────────────    委員異動  五月二十一日     辞任         補欠選任      大河原雅子君     藤谷 光信君      森 ゆうこ君     工藤堅太郎君      石井 準一君     田中 直紀君      丸山 和也君     若林 正俊君      義家 弘介君     島尻安伊子君  五月二十二日     辞任         補欠選任      足立 信也君     鈴木  寛君      工藤堅太郎君     森 ゆうこ君      藤谷 光信君     大河原雅子君      田中 直紀君     石井 準一君  五月二十三日     辞任         補欠選任      鈴木  寛君     足立 信也君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長         岩本  司君     理 事                 家西  悟君                 谷  博之君                 蓮   舫君                 衛藤 晟一君                 渡辺 孝男君     委 員                 足立 信也君                 大河原雅子君                 風間 直樹君                 小林 正夫君                 櫻井  充君                 津田弥太郎君                 中村 哲治君                 森 ゆうこ君                 石井 準一君                 石井みどり君                 岸  宏一君                 島尻安伊子君                 中村 博彦君                 西島 英利君                 南野知惠子君                 山本 博司君                 小池  晃君                 福島みずほ君        発議者      櫻井  充君        発議者      蓮   舫君        発議者      小池  晃君        発議者      福島みずほ君    委員以外の議員        発議者      福山 哲郎君        発議者      自見庄三郎君        発議者      直嶋 正行君    事務局側        常任委員会専門        員        松田 茂敬君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○後期高齢者医療制度廃止等及び医療に係る高  齢者負担軽減等のために緊急に講ずべき措  置に関する法律案福山哲郎君外八名発議)     ─────────────
  2. 岩本司

    委員長岩本司君) ただいまから厚生労働委員会を開会いたします。  委員異動について御報告いたします。  去る二十一日、義家弘介君及び丸山和也君が委員辞任され、その補欠として島尻安伊子君及び若林正俊君が選任されました。     ─────────────
  3. 岩本司

    委員長岩本司君) 後期高齢者医療制度廃止等及び医療に係る高齢者負担軽減等のために緊急に講ずべき措置に関する法律案議題といたします。  発議者嶋正行君から趣旨説明を聴取いたします。直嶋正行君。
  4. 直嶋正行

    委員以外の議員(直嶋正行君) ただいま議題となりました後期高齢者医療制度廃止等及び医療に係る高齢者負担軽減等のために緊急に講ずべき措置に関する法律案につきまして、民主党・新緑風会・国民新日本日本共産党及び社会民主党・護憲連合を代表し、その提案趣旨及び主な内容を御説明いたします。  本年四月一日より実施された後期高齢者医療制度その他の高齢者医療確保に関する法律に定める諸制度等制度は、七十五歳以上の高齢者を七十四歳以下の国民とは異なる保険制度に強制加入させるものですが、年齢で区切ることの合理的な理由がなく、また、低所得層においても従来よりも保険料負担が高くなった例もあり、後期高齢者医療制度加入者保険料伸び率現役世代よりも高くなる可能性がある仕組みとなっている等、様々な問題点があり、国民高齢期における適切な医療確保するものとなっておりません。  こうしたことから、後期高齢者医療制度の骨格を残したままでの運用見直しにとどめるのではなく、同制度廃止し、いったん老人保健制度に戻す等高齢者医療に係る制度を本年四月一日前の状態に戻すとともに、それまでの間の高齢者医療に係る負担軽減等を行うことが必要であると考え、この法律案を提出いたしました。  次に、この法律案の概要について御説明申し上げます。  第一に、政府は、後期高齢者医療制度その他の高齢者医療確保に関する法律に定める諸制度平成二十一年四月一日に廃止するとともに、老人保健制度を同日に再び導入するため、必要な法制上及び財政上の措置等を講ずるものとしております。また、政府は、その廃止のときに、老人保健制度対象者を除く六十五歳以上の国民健康保険の被保険者国民健康保険法に基づく退職者医療制度対象とするため、必要な法制上の措置等を講ずるものとしております。  第二に、政府は、後期高齢者医療制度廃止されるまでの間の措置として、同制度に関し、保険料徴収について、できる限り速やかに、遅くとも本年十月一日までに、特別徴収方法によらないものとすること、被用者保険各法の規定による被扶養者であった被保険者に係る保険料について、引き続きこれを徴収しないものとすること、及びこれ以外の被保険者に係る保険料について、できる限り速やかに、遅くとも本年十月一日までに、その負担を軽減するものとすることにつき、必要な措置を講ずるものとしております。  第三に、政府は、高齢者負担等を本年四月一日前に戻すために医療保険法等について緊急に講ずべき措置として、医療保険各法の入院時生活療養費支給対象者について、できる限り速やかに、遅くとも本年十月一日までに、七十歳以上の者とするものとすること、医療保険各法の一定以上の報酬等を有する者を除く七十歳以上の被保険者等療養の給付に係る一部負担金の割合について、引き続き一割となるようにすること、及び市町村による国民健康保険保険料等徴収について、できる限り速やかに、遅くとも本年十月一日までに、特別徴収方法によらないものとすることにつき、必要な措置を講ずるものとしております。  第四に、政府は、これらの措置を講ずるに当たっては、地方公共団体及び医療保険者負担をできる限り軽減するよう特別の配慮をするとともに、国民の間に混乱を生じさせないようにするため、これらの措置内容周知徹底を図る等万全の措置を講ずるものとしております。  なお、この法律は、公布の日から施行することとしております。  以上がこの法律案提案趣旨及び主な内容でございます。  何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。  以上でございます。
  5. 岩本司

    委員長岩本司君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。    午前十時六分散会