○橋本聖子君 今、滋賀県の例を挙げていただきましたけれ
ども、やはりこれは全体的にやらなければなかなか難しい問題なんだろうなというふうに思います。
国民生活・経済に関する
調査会というのがありまして、
委員でもあります矢野哲朗
先生が会長でありますけれ
ども、この
調査報告が、先日、中間報告まとめられました。今期といいますか、この回は、今度、幸福度の高い社会の構築ということをテーマにしてこの
委員会で
議論をされてきたわけですね。幸福度というものを国がどうやって測っていくのかという、今までにこの
調査会のテーマとしては初めてではないかなというぐらい、でも大変
意味深いといいますか、勉強になる
調査会だったわけでありますけれ
ども。
その中に、国民の生活
環境と意識について参考人から意見を聞いたりですとか視察に行ったり、そういうことが行われたんですけれ
ども、命を基本に置く社会の構築、地球
環境問題と人の心の荒廃、戦後社会の幸福の物語とその揺らぎ等について意見が述べられて、幸福度を評価する指標の
必要性、幸福度、幸福量のとらえ方等について
質疑が行われて、幸福度の数値化や認識手法等について必要ではないかというような、そういうようなことがこの
調査会の中で
議論がありました。それぞれ人は
自分自身幸福度をどのように測っていくかということでありますけれ
ども、個人差はあるとしても、これからはやはり自然との共生、人間としてこの地球を愛して
環境というものをしっかりと考えていくことに対しての幸福度というものをいかに子供
たちの時代から育て上げていかなければいけないかという、そういうもう地球規模で人間がこの
環境について考えるときが来たんだなということをこの幸福度の高い
調査、意識というような会で更に勉強させていただいたわけでありますけれ
ども、そういうようなことも含めまして、このサマータイム、
環境への影響というものを省エネの
一つになるためにもしっかりとまた
環境省としてもバックアップをしていただければというふうに思いますので、是非よろしくお願いをしたいというふうに思います。
続きまして、
環境モデル都市についてお尋ねをしたいというふうに思います。
今日は、地域活性化事務局からもお越しをいただいておりますけれ
ども、今回、特に福田
総理が力を入れているということでありますけれ
ども、五月の二十一日が締切りでしたけれ
ども、この
環境モデル都市に公募が八十二が提案されたというふうにお聞きしておりますけれ
ども、地元北海道からも七都市が手を挙げ、これは東京都の五都市・地域に比べて一番多いわけなんですけれ
ども、やはりこれは北海道洞爺湖サミットに向けた歓迎機運も高まりながら、北海道としてしっかりとこれからサミットが行われる場所であるということの中で意識が高まっているんではないかというふうに頼もしく思っているところでありますけれ
ども、それぞれの提案が今日
公表されていますけれ
ども、工夫を凝らしています。
その中で、特に北海道というのは冷暖房費というものがほかの地域に比べて物すごい多いわけですね。そして、やはりどうしても車社会ということもありますので、二酸化
炭素の排出量も全国平均の一・三倍になってしまっているというわけでありますが、特に今回、子供サミットが開催をされる札幌市、これは北の政令指定都市でありますけれ
ども、今回のサミットに向けて子供サミットが行われて
環境大臣にもお越しをいただくということなんですが、その場所が雪を使った冷房設備があると、雪氷エネルギーですね。
今まで北国というのは、雪は雪害と言われて悪いものとされていたんですけれ
ども、それがエネルギーとして利用される
技術が発展したりですとか、あるいは雪の室、昔ながらの手法ですけれ
ども、雪室を造っておいしいお米やまた野菜にも甘み度を増すですとか、そういうような
技術というものが発展しておりますけれ
ども、そういうような中で是非、寒冷地の独特のこのエネルギーを利用した地域というものもモデル都市にしていただければというふうに思うんですが、その点についての考え方をお聞かせいただきたいと思います。