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2008-01-29 第169回国会 衆議院 本会議 第4号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十年一月二十九日(火曜日)
—————————————
平成
二十年一月二十九日 午後五時 本
会議
—————————————
○本日の
会議
に付した案件
平成
十九
年度
一般会計補正予算
(第1号)
平成
十九
年度
特別会計補正予算
(特第1号)
平成
十九
年度
政府関係機関補正予算
(機第1号)
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
) 午後八時二分
開議
河野洋平
1
○
議長
(
河野洋平
君) これより
会議
を開きます。 ————◇—————
河野洋平
2
○
議長
(
河野洋平
君) この際、御紹介申し上げます。 ただいま、
ブラジル移住
百周年に当たり、
衆議院
の招待により、
ブラジル連邦共和国下院議長
御
一行
が
外交官傍聴席
にお見えになっております。
アルリンド・キナリア・ジュニオール下院議長
並びに御
一行
の
皆様
でございます。 〔
拍手
〕 ————◇—————
御法川信英
3
○
御法川信英
君
議案上程
に関する
緊急動議
を
提出
いたします。
平成
十九
年度
一般会計補正予算
(第1号)、
平成
十九
年度
特別会計補正予算
(特第1号)、
平成
十九
年度
政府関係機関補正予算
(機第1号)、右三案を
一括議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その
審議
を進められることを望みます。
河野洋平
4
○
議長
(
河野洋平
君)
御法川信英
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
河野洋平
5
○
議長
(
河野洋平
君) 御
異議
なしと認めます。
—————————————
平成
十九
年度
一般会計補正予算
(第1号)
平成
十九
年度
特別会計補正予算
(特第1号)
平成
十九
年度
政府関係機関補正予算
(機第1号)
河野洋平
6
○
議長
(
河野洋平
君)
平成
十九
年度
一般会計補正予算
(第1号)、
平成
十九
年度
特別会計補正予算
(特第1号)、
平成
十九
年度
政府関係機関補正予算
(機第1号)、右三案を一括して
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。
予算委員長逢沢一郎
君。
—————————————
平成
十九
年度
一般会計補正予算
(第1号)及び同
報告書
平成
十九
年度
特別会計補正予算
(特第1号)及び同
報告書
平成
十九
年度
政府関係機関補正予算
(機第1号)及び同
報告書
〔
本号末尾
に
掲載
〕
—————————————
〔
逢沢一郎
君
登壇
〕
逢沢一郎
7
○
逢沢一郎
君 ただいま
議題
となりました
平成
十九
年度
一般会計補正予算
(第1号)外二案につきまして、
予算委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。 この
補正予算
三案は、去る一月十八
日本委員会
に付託され、二十五日
額賀財務大臣
から
提案理由
の
説明
を聴取し、二十八日から
質疑
に入り、本日
質疑
を終局し、
討論
、
採決
を行ったものであります。 まず、
補正予算
三案の概要について申し上げます。
一般会計予算
については、
歳出
において、
災害対策費
、
義務的経費
の
追加
、
国債整理基金特別会計
への
繰り入れ
、
高齢者医療制度円滑導入関係経費等
を計上する一方、
既定経費
の
節減
、
予備費
の
減額等
を行うことといたしております。 また、
歳入
において、
租税
及び
印紙収入
の
減収
を見込む一方、その他
収入
の増加及び前
年度
剰余金
の受け入れを計上しております。 この結果、
補正
後の
平成
十九
年度
一般会計予算
の
総額
は、当初
予算
に対し
歳入歳出
とも八千九百五十四億円増加して、八十三兆八千四十二億円となっております。
特別会計予算
については、
国債整理基金特別会計
、
道路整備特別会計
など十七
特別会計
において、
所要
の
補正
を行うことといたしております。
政府関係機関予算
については、
中小企業金融公庫
について、
所要
の
補正
を行うことといたしております。 次に、
質疑
について申し上げます。
質疑
は、
財政健全化
への取り組み、
道路特定財源
の
見直し
、
経済
の現状及び
我が国
の
経済政策
の
あり方
、
原油高対策
、年金記録問題、
高齢者医療制度
の
あり方
、
農業政策
、国と
地方
の
関係
及び
地方
財政
問題、
地球環境対策等
、
国政
の各般にわたって熱心な
質疑
が行われました。 かくして、本日
質疑
を終局し、
補正予算
三案を一括して
討論
に付しましたところ、
自由民主党
を代表して
遠藤利明
君から、
公明党
を代表して
江田康幸
君からそれぞれ
賛成
の
意見
が、
民主党
・
無所属クラブ
を代表して
武正公一
君から、
日本共産党
を代表して
笠井亮
君から、
社会民主党
・
市民連合
を代表して
阿部知子
君からそれぞれ
反対
の
意見
が述べられました。
討論終局
後、
採決
の結果、
平成
十九
年度
補正予算
三案はいずれも
賛成
多数をもって
原案
のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
—————————————
河野洋平
8
○
議長
(
河野洋平
君) 三案につき
討論
の通告があります。順次これを許します。
馬淵澄夫
君。 〔
馬淵澄夫
君
登壇
〕
馬淵澄夫
9
○
馬淵澄夫
君 私は、
民主党
・
無所属クラブ
を代表して、ただいま
議題
となりました
平成
十九
年度
補正予算
三案に対し、
反対
の
立場
から
討論
をいたします。(
拍手
)
補正予算
三案の
討論
を行う前に、一言申し上げさせていただきます。 昨日午後、
国会
内で
与野党幹事長会談
が開かれ、
自民党伊吹幹事長
より、
租税特別措置
などの一部の期限を延長する
つなぎ法案
なるものの要綱が示されました。
平成
二十
年度
予算案
の
審議
も始まらないうちに、
予算
の根幹をなす
歳入
の一部を切り取った
法案
を通そうとすること自体、
国会軽視
も甚だしいことであり、不見識きわまりないことであります。
話し合い
を強調されてきた
福田総理
までもが
つなぎ法案
に
理解
を示す会見での発言を見るにつけ、本当に情けない気持ちになりました。
郵政選挙
で得た
衆議院
での数の力を使って、何が何でも
自分たち
の
考えどおり
にしようとする
姿勢
は思い上がり以外の何物でもありません。
政府
・
与党
の要職におられる方々は、直近の
国政選挙
で、
参議院選挙
で
国民
の負託を得られなかったという事実を重く受けとめ、謙虚になるべきであります。
道路財源
を何が何でも
維持
しようとする
政府
・
与党
のすさまじい執念が、今回
提出
されようとしている
つなぎ法案
を生み出すに至りました。本日の
予算委員会
で
総理
は、
つなぎ法案
について全く聞いていないとしています。その一方で、あくまでも誠意を持って
話し合い
をしていく、
与野党
の
話し合い
が真摯にされていると答弁しています。
与野党
の
話し合い
は、
国会
において
国民
にオープンな形で行われなければなりません。
国民
に見えない形で事を決めていくことをいまだに目指しているようでは、この
逆転国会下
で、
国民生活
を第一とする
政治
の実現など到底あり得ません。まさに
議会制民主主義
の
自殺行為
であります。
福田総理
は、一月七日の
仕事
始めの会合で、我が
自民党
は堂々と正道を歩む、
奇策
もないわけではないが、それをやると
国民
の信頼を失う、このように明言されておりました。
与党
は、
暫定税率廃止
で
国民生活
の
混乱
を招くとしていますが、無用な
政治混乱
を招いているのは
政府
・
与党
だと言わざるを得ません。 そもそも、本
補正予算案
の
審議
の中でも、
道路特定財源
が官僚の
卓球ラケット代
に使われていたなど、税金の無駄遣いの実態が明らかになり始めたところであります。本
予算
の
審議
を経てきちんとうみを出すこともなく、なぜ
暫定税率
の延長を含む
法案
を通そうなどという発想ができるのでしょうか。
暫定税率
の
維持
が本当に必要と
考え
るのであれば、その使い道である
道路
の
中期計画
について、
積算根拠
を初め、
国民
にきちんと
説明
をし、
理解
を得た上で、
年度
内に
法律
を成立させることが
王道
であります。
王道
を踏み外し、二カ月も前に議論もなしに事実上
暫定税率維持
を決定しようとすることは、
民主主義
を無視したものであり、
国民
を愚弄するものであります。
自民党伊吹幹事長
には猛省を求めますとともに、
与党
の
皆様
には、よもやこのような
法案
が
提出
されようとも賛同されることはないとは思いますが、万が一
提出
されることがあっても、良識ある
皆様方
におかれましては、賛同なされぬよう、強く求めてまいります。 以下、本
補正予算案
に
反対
の
理由
を申し上げます。 いまだ
足腰
の弱い
日本経済
に、今、
原油価格高騰
の波が襲いかかろうとしています。
欧米
での
金融市場
の
混乱
もあり、
商品市場
に資金が大量に流入し、
原油価格
は一年でほぼ倍になりました。
原油価格高騰
は、単に
自動車ユーザー
の問題にとどまりません。
物価上昇
という形で広く
国民
に押しかかる深刻な問題です。昨年十二月の
消費者物価指数
は〇・八%上昇し、
賃金
が伸び悩み、需要が低迷する中、
物価上昇
の気配も漂い始めております。にもかかわらず、本
補正予算案
の
原油価格高騰対策
は、わずか五百七十億円しか計上されておらず、焼け石に水と言わねばなりません。 心配なのは、
物価上昇
だけではありません。
欧米
では、サブプライムローン問題を契機に、
株式相場
の軟調が続いており、
日本
の
株式相場
は、
欧米
よりも著しく下落し、一万二千円台にまで落ち込みました。これは、
日本経済
の
足腰
が依然として弱く、力強さを取り戻せると期待もされていないことの裏返しであると思われます。その意味で、
福田政権
の掲げる
成長戦略
なるものが全く
市場
に相手にされていないと言わざるを得ません。また、日銀の
金融政策
の
無策
がこれに拍車をかけています。 なお、本
補正予算案
では、
経済成長率見込み
の
大幅下方修正
に伴い、約九千億円もの
税収減
が見込まれております。このような事態を招いたことも、
自公政権
の
成長戦略
がかけ声だけでいかにむなしいものであるかということの
証左
ではないでしょうか。 国の
経済政策
の失敗は、
地方
にも大きな
影響
を与えています。国の
税収
の
大幅減
により、
地方交付税
については、原資が減るため約三千億円もの減が生じることとなります。これを埋め合わせることは国の責任として当然でありますが、
地方重視
を掲げるのであれば、真摯に反省し、謝罪の意を示すべきであります。 また、
地方交付税特別会計借入金償還計画
を初
年度
からほごにしたことは、
政府
・
与党
の
財政再建
への対応が見せかけであることをあらわしていると言わざるを得ません。
自公政権
は、
平成
十八年の
通常国会
で、
医療費
の抑制を目指すとした
医療制度改革関連法
を
強行採決
により成立させました。
平成
二十年四月からは、七十歳から七十四歳の
窓口負担引き上げ
、従来
保険料負担
のなかったサラリーマンの子の
扶養家族
となっている七十五歳以上の
高齢者
からの
保険料徴収
が実施される
予定
でした。しかし、強い反発を受けたため、本
補正予算案
では、約一千七百億円をかけて、一時的な
凍結
及び
負担軽減
を行うこととしております。
凍結
するのであれば、
医療制度改革関連法
に誤りがあったことを謙虚に認め、謝罪するべきであります。 また、
編成時点
から
平成
二十
年度
に支出することが確実な
予算
を、
平成
二十
年度
予算
の
国債発行額
を減額するために
補正予算
に計上した点で、
こそく
であると言わざるを得ません。
最後
に申し上げます。
総理
は、ね年の年男であることに触れ、ちょこちょこしているが
仕事
はすると語られましたが、こつこつ実直に仕上げるのではなく、ちょろちょろと裏をかく暴論、
奇策
に終始しているのではないですか。
福田総理
のお父上である
福田赳夫
氏は、
政治
は
最高
の
道徳
でなければならないというその哲学、
理念
を示されておられました。
福田総理
は、これまでの
言動
を省みたとき、「
政治是最高道徳
」との言葉に恥ずべき点はないとお
考え
なのでしょうか。 もし良心が残っているのであれば、速やかに
衆議院
を解散し、みずからの
言動
について
国民
の信を問うべきです。そして、そのときこそ
民主党
は、
政権交代
によって偽りという偽をただし、正義という義を貫く
政治
を行うことで、
政官業
の癒着の
政治
から
国民
のための
政治
に
日本
を変革させることをお約束し、私の
討論
を終わらせていただきます。(
拍手
)
河野洋平
10
○
議長
(
河野洋平
君)
田野瀬良太郎
君。 〔
田野瀬良太郎
君
登壇
〕
田野瀬良太郎
11
○
田野瀬良太郎
君 私は、
自由民主党
、
公明党
を代表して、ただいま
議題
となっております
平成
十九
年度
補正予算
三案に対しまして、
賛成
の
討論
を行うものであります。(
拍手
)
我が国
の
財政
は、国と
地方
を合わせた
長期債務残高
が
平成
十九
年度
末において
GDP比
一五〇%程度となる
見込み
であるなど、
主要先進国
の中で最悪の水準であり、極めて深刻な状況にあります。これまでの
財政健全化
の努力を緩めることなく、徹底した
歳出改革
に取り組んでいかなければなりません。他方、
国民生活
の安全と安心を確保する観点から、
災害対策
など
必要性
、
緊急性
の高い
経費
については適切に対応する必要があります。 以下、本
補正予算
三案に
賛成
する主な
理由
を申し上げます。
賛成
の第一の
理由
は、
追加
の
内容
について十分な吟味を加え、
緊急性
が高く、かつ真に必要な
経費
を計上していることであります。 まず、
災害対策費
につきましては、
平成
十九
年発生災害
及び過
年発生災害
により被害を受けた
公共土木施設等
の
災害復旧等事業
に要する
経費
のほか、台風、豪雨、
地震等
による
災害
の
防止等
のため緊急に対応すべき
事業
として治水、
道路等
の
整備等
を推進するために必要な
経費
を計上いたしております。また、
学校等
の
施設
について、
地震
に対する
安全性
の向上を図るため緊急に施行する
施設整備
に必要な
経費
を計上いたしております。 次に、
義務的経費
の
追加
については、
老人保健法
に基づく
老人医療給付費負担金
及び
保健事業費負担金
の
不足額
及び
不足見込み額
、
国民健康保険法等
に基づく
国民健康保険助成費
における
療養給付費等補助金等
の
不足額
及び
不足見込み額
などにつき、補てんを行うために必要な
経費
を計上いたしております。
中小企業金融公庫出資金等
につきましては、
中小企業金融公庫
の
経営基盤
の確保を図るため、
中小企業信用保険事業
に係る
準備基金
に充てるための同
公庫
に対する
出資
を行うために必要な
経費
を計上いたしております。
国際分担金
及び
拠出金
につきましては、
国際連合
が行う
平和維持活動部隊等
の
紛争発生地
への派遣、停戦の監視及び治安の
維持
に係る
分担金等
の支払いに必要な
経費
を計上いたしております。 さらに、
高齢者医療制度円滑導入関係経費
につきましては、新たな
高齢者医療制度等
の円滑な実施を図るため、
保険者等
が設置する
基金
に
高齢者医療制度円滑導入臨時特例交付金
を交付すること等により、
保険料負担等
の
激変緩和措置
を講ずるために必要な
経費
を計上いたしております。 このほか、米価の
大幅下落等
に対応するための
水田農業等緊急活性化関係経費
、最近における
原油価格
の急激な
高騰
に対応するための
原油価格高騰対策費
など、特に緊要となった事項について、
所要
の
経費
を計上しているものであります。
賛成
の第二の
理由
でありますが、
財政規律
を確保し、
財政健全化路線
を堅持した点であります。 本
補正予算案
では、
税収
について
減収
を見込んでおりますが、
税外収入
、前
年度
決算剰余金
及び
既定経費
の
節減等
を
財源
として確保することにより、公債の増発は行わないこととしております。また、
財政法
第六条
剰余金
について、その二分の一を
国債
の
償還財源
に充てるため、
国債整理基金特別会計
へ
繰り入れ
ることといたしております。 以上、
補正予算
三案に
賛成
する主な
理由
を申し述べ、私の
賛成討論
といたします。(
拍手
)
河野洋平
12
○
議長
(
河野洋平
君)
笠井亮
君。 〔
笠井亮
君
登壇
〕
笠井亮
13
○
笠井亮
君 私は、
日本共産党
を代表して、二〇〇七
年度
補正予算
三案に
反対
の
討論
を行います。(
拍手
) まず初めに、
与党側
が、ガソリンの
暫定税率
を二カ月延長する
つなぎ法案
なるものの
提出
を画策していることに強く抗議するものであります。これは、十年間の
道路特定財源
を確保する
法案本体
の
審議
に一歩も入らないまま、その成立を担保するものであり、
衆参両院
での
審議
を無意味なものにし、事実上、
審議権
を剥奪するものであります。これほどの
議会制民主主義
のじゅうりんはありません。断じて容認できないことを表明するものであります。
災害対策
や
中国残留邦人
への
支援
などに対して
補正予算
を組むのは当然です。しかし、今回の
補正予算
は、以下の重大な
問題点
を含んでおり、
賛成
できません。 第一に、
米軍再編関係経費
に百七十一億円もの
予算
を計上していることです。
岩国基地
への
米空母艦載機移駐経費
は、
岩国市民
が二度にわたって示してきた、
移駐反対
、
米軍再編反対
の声を踏みにじるものです。また、名護市
辺野古沖
への新
基地建設
は、
地元住民
が強く
反対
してきたものであり、去る二十四日には、
米国連邦地裁
が、国防総省に対し、ジュゴンに与える
影響調査
をしていないことは
文化財保護法違反
だとする判決を下しております。こうした
在日米軍基地
と
自衛隊基地
の
再編強化
の
予算
は、
地球的規模
での
日米軍事一体化
を推し進めるためのものであり、断じて認めるわけにはいきません。 第二に、
原油価格高騰対策費
五百七十億円のうち、その二二%を
自衛隊
の
訓練等
の
燃料購入費
が占めており、漁業の
燃油対策
、
離島航路
や
地方バス
への
補助
などの
経費
を上回っております。これは、
原油高騰
によって重大な
影響
を受けている
国民生活
より
軍事
を優先する
政府
の
姿勢
を示すものにほかなりません。 第三に、
高齢者医療費負担増
の
激変緩和措置
は、
凍結
とは名ばかりのごまかしにすぎません。
負担増
の
凍結
の期間は、わずか一年間です。
後期高齢者医療
の
保険料徴収
の
凍結対象
もわずか百六十万人で、千三百万人の大半を占めている
国保加入者
の
保険料
は
予定どおり
四月から徴収され、わずかな年金からも
保険料
が天引きされるのであります。
高齢者
が長生きを喜べない
差別医療制度
は、一部の
凍結
ではなく、きっぱりと中止すべきことを主張し、
討論
を終わります。(
拍手
)
河野洋平
14
○
議長
(
河野洋平
君)
阿部知子
君。 〔
阿部知子
君
登壇
〕
阿部知子
15
○
阿部知子
君
社会民主党
・
市民連合
の
阿部知子
です。 私は、
社会民主党
・
市民連合
を代表して、二〇〇七
年度
補正予算
三案について、
反対
の
立場
から
討論
を行います。(
拍手
)
補正予算案
には、
災害対策
や
原油高騰対策
、
中国残留邦人支援
、
被災者生活再建支援金
の
追加
など前向きに評価されるものが盛り込まれてはいます。しかし、それ以上に以下のような重大な
問題点
があることから、
反対
をするものです。 その
理由
の第一は、これまで
政府
・
与党
が数の
暴力
で強行した
理念
なき
政策
の欠陥を取り繕うために、多額の
補正予算
が使われていることです。 例えば、
高齢者医療負担軽減策
として千七百十九億円が計上されています。しかし、約二百万人の
保険料減免
、七十歳から七十四歳の
窓口負担増
の据え置きについては〇八
年度
のみです。二〇〇六年の
医療制度関連法
がもたらした御
高齢者
の切り捨て、そして
医療崩壊
には全く思慮が及んでいないのです。
選挙目当て
の
びほう策
ではなく、真に
後期高齢者
のための、御
高齢者
のための
医療制度
をつくるべきで、そのためには、まず
後期高齢者医療制度
の
凍結
、
抜本見直し
を行うべきです。 また、
水田農業等緊急活性化経費
の七百九十八・五億円についても、
政府
・
与党
が
経営安定化対策
によって
中小農家
を切り捨ててきたところに本質的な問題があり、
戸別所得補償制度
の早急な
導入
を行うべきです。 第二の
理由
は、
国民生活
より対
米関係
を優先していることです。
原油価格高騰対策
といっても、最大のものが、インド洋での
自衛隊
の
補給活動
のための
油購入費差額分
約百二十四億円で、その一方で
国民
は寒さに震えているのです。さらに、
米軍再編関係経費
や
普天間飛行場移設
に伴う
海上警備行動
のための
経費
も大きな問題です。 第三の
理由
は、九千百六十億円の
税収減
の問題です。
税収
の見積もりと実際の乖離がどのような経緯と
理由
によって生じたのかをまず
国民
に対して明らかにすべきです。
税収
の下振れは、
政府
・
与党
が強調する
景気回復
がごく表層的かつ一時的であることの
証左
ではありませんか。 第四の
理由
は、
国債整理基金特別会計
への
繰り入れ
四千百四十三億円についてです。
賃金
が上がらず、
公共料金
や
日常生活必需品
の
物価上昇
が
国民
を襲おうとしている今日、
生活関連予算
の充実をまず図るべきであると
考え
ます。
福田内閣
が格差の是正や
国民
の
生活安定策
に
無為無策
であることに強い憤りを覚えます。
最後
に、
与党側
はいわゆる
つなぎ法案
を
提出
する構えですが、数の
暴力
で入り口での
国会
の
審議権
を封殺する
党利党略
であり、野党を交えた
国会審議
など不要だと言うに等しい暴挙です。
参議院
の
無用論
にもつながるものであり、断じて認めることはできないことを申し添え、
反対討論
を終えます。(
拍手
)
河野洋平
16
○
議長
(
河野洋平
君) これにて
討論
は終局いたしました。
—————————————
河野洋平
17
○
議長
(
河野洋平
君) 三案を一括して
採決
いたします。 三案の
委員長
の
報告
はいずれも可決であります。三案を
委員長報告
のとおり決するに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
河野洋平
18
○
議長
(
河野洋平
君)
起立
多数。よって、三案とも
委員長報告
のとおり可決いたしました。(
拍手
) ————◇—————
御法川信英
19
○
御法川信英
君
議案上程
に関する
緊急動議
を
提出
いたします。
内閣提出
、
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
を
議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その
審議
を進められることを望みます。
河野洋平
20
○
議長
(
河野洋平
君)
御法川信英
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
河野洋平
21
○
議長
(
河野洋平
君) 御
異議
なしと認めます。
—————————————
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)
河野洋平
22
○
議長
(
河野洋平
君)
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
を
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。
総務委員長渡辺博道
君。
—————————————
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
及び同
報告書
〔
本号末尾
に
掲載
〕
—————————————
〔
渡辺博道
君
登壇
〕
渡辺博道
23
○
渡辺博道
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
総務委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。
本案
は、
平成
十九
年度
補正予算
により、同
年度分
の
地方交付税
が二千九百九十二億一千五百万円減少することとなりますが、当初の
交付税総額
を確保するため、同額の二千九百九十二億一千五百万円を
一般会計
から
交付税特別会計
に
繰り入れ
、
交付税総額
に
特例
加算することとしております。 また、同
年度
に行うこととしていた
交付税特別会計借入金
の
償還
を繰り延べ、
償還予定額
五千八百六十九億円を
平成
二十
年度
の
交付税総額
に加算するとともに、
地方税
の
平成
十九
年度
における
減収
に対処するために発行する
地方債
については、
普通建設事業等
に充当し切れない
部分
がある場合においては、
充当対象
を拡大できる旨の
特例
を設けるものであります。
本案
は、去る一月二十四
日本委員会
に付託され、本日
増田総務大臣
から
提案理由
の
説明
を聴取した後、
質疑
を行いました。
質疑終局
後、
本案
に対し、
自由民主党
、
民主党
・
無所属クラブ
及び
公明党
の三
会派共同
により、
地方税
の
減収
に伴う
地方債
の
特例
について、
平成
十九
年度
に限る
措置
としていた
原案
を当分の間の
措置
とするものに改めることを
内容
とする
修正案
が
提出
され、
趣旨説明
を聴取いたしました。 本
修正案
は、
理事会等
における各党間の真摯かつ精力的な
修正協議
により取りまとめられたものであることを申し添えます。 次いで、
原案
及び
修正案
について
討論
を行い、
採決
の結果、
修正案
は
全会一致
、
修正部分
を除く
原案
は
賛成
多数をもって可決され、
本案
は
修正
議決すべきものと決しました。 なお、
委員会
において、自立と安定を基本とする
地方財政制度
の
見直し
に関する件について決議を行いました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
—————————————
河野洋平
24
○
議長
(
河野洋平
君)
採決
いたします。
本案
の
委員長
の
報告
は
修正
であります。
本案
を
委員長報告
のとおり決するに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
河野洋平
25
○
議長
(
河野洋平
君)
起立
多数。よって、
本案
は
委員長報告
のとおり
修正
議決いたしました。 ————◇—————
河野洋平
26
○
議長
(
河野洋平
君) 本日は、これにて散会いたします。 午後八時三十九分散会 ————◇—————
出席国務大臣
内閣総理大臣
福田
康夫君
総務大臣
増田
寛也君 法務大臣 鳩山 邦夫君 外務大臣 高村 正彦君 財務大臣 額賀福志郎君 文部科学大臣 渡海紀三朗君 厚生労働大臣 舛添 要一君 農林水産大臣 若林 正俊君
経済
産業大臣 甘利 明君 国土交通大臣 冬柴 鐵三君 環境大臣 鴨下 一郎君 防衛大臣 石破 茂君 国務大臣 泉 信也君 国務大臣 大田 弘子君 国務大臣 上川 陽子君 国務大臣 岸田 文雄君 国務大臣 町村 信孝君 国務大臣 渡辺 喜美君