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日森委員 気合いで解決できるという
大臣の強い決意がございました。しかし、実際には気合いだけではなかなか安全とか業務が円滑に遂行できるということにはならないのではないかというふうに思っているんです。
そこで、これはもう何度も言われました、先ほどの
石井委員からもお話がありましたが、やはり問題といいますか気になるものですから、私からも改めてお話を申し上げたいと思うんです。
超長期ですよ。三百年間維持
管理しましょうということに、例えばコンクリートピット
処分などはそういうことになるわけですね。
大臣はわかりませんが、私は恐らく生きていないということですし、多分だれも、今ここにいる人が確認できないぐらい長い期間、維持
管理を機構さんがやりなさいということになっているわけですね。
今、一方では独法改革とかいろいろな話があって、いやいや、私たちは、機構はしっかり体制を充実して、予算も人員もふやしてしっかりとやっていくべきだ、三百年先だって、機構という名前かどうかわからないけれども、
国民の命や健康をしっかり守るということも含めてやっていくべきだと思っていますが、今の
政治の流れ、
政治の流れと言うとおかしいですが、独法改革ということが叫ばれていて、どうも不安になるわけですよ。
その
意味で、先ほどから何度も各
委員が申し上げていますが、ここでもやはり国が前面に出て、国がしっかりと
責任を持って、三百年先まで
国民の健康や命に不安を出さないように
責任を持ちますということを明確にする必要があるんじゃないかというふうに
一つ思います。それがないと、それは、いや、
原子力研究開発機構、一体、三百年先はあるんですかねと。私もそう思いますからね。私も
大臣も確認できない先の話ですから、今ここで政府の
立場というのを明確にしておく必要があるんじゃないかというふうに思うんですよ。
それから、
処分の問題が本来業務に格上げになってきたわけなので、そういう
意味からいうと、先ほど来心配されている予算の問題なんかも、これは総額幾らかかるんですかというのはなかなか、牧さんは酷だから聞かなかったとおっしゃっていましたが、私はちょっと非情な男なので聞きたいと思うんですが、膨大なお金がかかるわけですね。それが
研究開発を圧迫したりすることも当然予想できるわけで、そういう
意味から考えると、人員や予算についても、これはきっちりと配慮して確保していくという担保を示しながら、この問題について進めていくということでなければならないんじゃないかというふうに思うんですが、そこはいかがでしょうか。