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逢坂委員 民主党の
逢坂誠二と申します。
私、実は今、足が震えております。私は、これまで、そんなに長くない人生ではありますけれ
ども、いろいろな場面で人前で話をしたり、いろいろなことがありましたが、その中で、足が震えたり、
自分自身が上がるということはほとんどない人間でありました。しかし、きょうは、全くその今までの
自分とは違う
状況の中に立っております。それは、きょうのこの場が、
日本のやはり
憲政史上において大変大きな曲がり角にいるからであります。
私
どもは、
議論をしっかりとして、
国民の
皆様にわかりやすい形でさまざまな
法律、政策を決定していくということが大事、しかも、私
たちの国は
民主主義の国家でありますから、それをやはりしっかりと貫いていくことが大事であります。しかし今、私
たちがいるこの時間、きょうこの日、本当にこれは民主的な
状況と言えるのかどうか、そして、その当事者の一人として私がここに立っていることに対して、一人のしがない
政治家ではありますけれ
ども、その
責任の重さを痛感するからであります。
与党の
皆さん、本当にこういうことでいいのかどうか、しっかりとお
考えをいただきたいというふうに私は
思います。
国会上のいろいろな戦略、戦術というのがあることは私も承知はいたしておりますけれ
ども、余りにもひどい、そう言わざるを得ない。本当にこれが
民主主義の王道と言えるのかどうか、こんなことをやってしまって後に大きな
汚点を残すことにはならないか、
日本の
民主主義が大きく後退したのはこの日だったということにはならないか、このことをよくお
考えいただきたいのであります。
私は、本当に、この国にきちんとした
民主主義が根づくことを願って、田舎の町長から
国会の場へ
軸足を移しました。そして三年目に入ったところでありますが、この三年間、その私が目指す本当の
民主主義が根づくどころか、その逆の方向へどんどんどんどん動いている、こんなことは何としても許しがたい、そういう
思いで今まだ足が震えているところであります。
さて、そこで、
幾つかの点について
質問をさせていただきたいと
思います。
先ほど、
原口筆頭からも、
委員会が始まる前ではございましたけれ
ども、しっかり
信頼関係を持って
議論をしたいという、私も、その意を体して
皆様に
質疑をしたいというふうに
思います。
さて、先ほど、
与党の
皆様の
質問に対して、
議案提案者の方からの
答弁がございました。その中でこんな話がございました。今回、
暫定税率の
廃止をする、そうなると
国民生活が
混乱するんだという話がございました。具体的な事例として
幾つか挙げられたわけでありますけれ
ども、例えばガソリンなどの
買い控えが起こる、これは
混乱だ、だから
暫定税率を
廃止できないんだ、
中古市場が機能しなくなる、だから
暫定税率は
廃止できないんだというようなことをおっしゃっていたわけでありますけれ
ども……(発言する者あり)今
同僚議員からも声がありましたとおり、これでは永遠に
税率を変えることはできない、
暫定税率を
廃止することはできない、そういうことになりはしないでしょうか。一体、いつの
タイミングでどうすれば
国民生活に
混乱がなく
税率を
変更できるというのでしょうか。
私
たちは、
皆さんたちが
議論を封鎖しているというのは、まさにこういう
論法を使っていることに対して憤りを持っているわけであります。
皆さん方の
論法でいくならば、五十年も百年も二百年も
税率の
変更なんかできやしないじゃないですか。
この点について、先ほど
答弁なさった方はどうお
考えになっているのか。一体どういう
タイミングになったら
税率の
変更というものはしっかりと
議論できるのか、
国民にわかりやすい形で述べていただきたいと
思います。