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鈴木(克)
委員 鈴木克昌でございます。
私からも、このたびの
IDAの
増資についてお伺いをしていきたいと思いますが、まず最初に、私はその
交渉経緯を少しお伺いしていきたいというふうに思っています。
なぜ経緯にこだわるかということでありますが、先ほど
大臣は、この
提案理由の
説明で、
IDAの
発展途上国の
経済成長と
貧困削減に果たす同
協会の
役割の
重要性にかんがみ、こういう
説明をされたわけですね。もしそうであるならば、
役割の
重要性ということであるならば、やはりきちっとその検証をしなくてはならないというふうに思います。
それから、今回の
増資の
交渉経緯もやはりつぶさにこれはお伺いをしていかないと、本当に今回の
増資が妥当であるのか、正当性があるのかということになるわけでありますから、その辺から私は伺ってまいりたいなというふうに思っております。
世の中には費用対効果という話があるわけであります。どうも
国際貢献にそういうことはなじまないというような説もあるわけでありますけれども、私は、やはり
国民の血税である以上、最大のその効果を見ていかなくてはならない、このように思います。
そこで、少しお話を伺っていきたいんですが、二〇〇八年の七月から向こう三年間の資金調達ということで、総額三百四億ドルという
増資になったわけであります。これは、債務救済で
IDAの使える
お金が減少してきたということ、それからまた、
貧困国の中でも
拠出金の依存度が高まっておるということだというふうに思うわけであります。
そこで、
我が国としても、大変厳しい
財政状況の中で、細かく言えば三千六百二十六億九千五百万円という範囲の中で
出資を行うということであります。先ほど来のお話のように、シェアが今回低下をして、イギリスが一四・〇五%、アメリカが一二・一九%、
我が国が一〇%ということでございます。
そこでお伺いをしてまいりますが、資料によりますと、当初、六千億の
増資を
IDAの方から要請された、このような新聞報道を見ました。それが今回三千六百二十六億になったこの
交渉経緯、これをぜひお聞かせをいただきたい。なぜこれをお伺いするかということは、この
交渉経緯というものがやはり非常に重要なポイントになってくるのではないかな、そういう視点でお伺いをしたいと思います。