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2008-05-21 第169回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十年五月二十一日(水曜日) 午後一時
開議
出席委員
委員長
茂木
敏充君
理事
大村 秀章君
理事
後藤 茂之君
理事
田村
憲久
君
理事
吉野 正芳君
理事
山田 正彦君
理事
山井 和則君
理事
福島 豊君 新井 悦二君 井澤 京子君 井上 信治君 石崎 岳君 川条
志嘉
君 木原 誠二君 櫻田 義孝君
清水鴻一郎
君
篠田
陽介
君 杉村 太蔵君 高鳥 修一君 谷畑 孝君 冨岡 勉君
長崎幸太郎
君 西本 勝子君 萩原 誠司君 林 潤君
福岡
資麿
君
松浪
健太
君
松本
純君 三
ッ林隆志
君
山本
とも
ひろ
君 内山 晃君
小川
淳也
君
菊田真紀子
君 郡
和子
君
田名部匡代
君 長妻 昭君
細川
律夫
君 三井 辨雄君 柚木 道義君
伊藤
渉君
古屋
範子
君
高橋千鶴子
君 阿部 知子君 糸川 正晃君 …………………………………
議員
西村智奈美
君
議員
川内 博史君
議員
郡
和子
君
厚生労働大臣
舛添
要一君
厚生労働
副
大臣
岸 宏一君
厚生労働大臣政務官
伊藤
渉君
厚生労働大臣政務官
松浪
健太
君
厚生労働委員会専門員
榊原
志俊
君
—————————————
委員
の異動 五月二十一日
辞任
補欠選任
木村
義雄
君
篠田
陽介
君
松本
洋平
君
山本
とも
ひろ
君
岡本
充功
君
田名部匡代
君
園田
康博
君
小川
淳也
君 同日
辞任
補欠選任
篠田
陽介
君
木村
義雄
君
山本
とも
ひろ
君
松本
洋平
君
小川
淳也
君
園田
康博
君
田名部匡代
君
岡本
充功
君
—————————————
五月二十日
児童福祉法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
第六〇号) 同月二十一日
看護師
をふやし、命を大切にする国に関する
請願
(
志位和夫
君
紹介
)(第三一二八号)
後期高齢者医療制度
を
中止
し、
廃止
を求めることに関する
請願
(
志位和夫
君
紹介
)(第三一二九号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第三一八五号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第三一八六号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第三一八七号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第三一八八号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第三一八九号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第三一九六号) 同(
吉井英勝
君
紹介
)(第三一九七号)
高齢者
に
負担増
と
差別医療
を強いる
後期高齢者医療制度
の
中止
・
撤回
をすることに関する
請願
(
志位和夫
君
紹介
)(第三一三〇号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第三一九八号)
医療
に回すお金をふやし、
保険
でよい
歯科医療
の実現を求めることに関する
請願
(
前田雄吉
君
紹介
)(第三一三一号)
社会保障
の
拡充等
に関する
請願
(
志位和夫
君
紹介
)(第三一三二号) 働くルールの
確立
を求めることに関する
請願
(
楠田大蔵
君
紹介
)(第三一三三号) 同(
筒井信隆
君
紹介
)(第三一三四号) 同(
武正公一
君
紹介
)(第三一六四号) 同(
亀井静香
君
紹介
)(第三二〇六号)
療養病床
の
廃止
・
削減
と
患者負担増
の
中止等
を求めることに関する
請願
(
志位和夫
君
紹介
)(第三一三五号)
腎疾患総合対策
の
早期確立
に関する
請願
(
古屋範子
君
紹介
)(第三一三六号) 同(盛山正
仁君紹介
)(第三一七一号) 同(
平岡秀夫
君
紹介
)(第三一九五号) 同(
大畠章宏
君
紹介
)(第三二〇八号)
高齢者
に
負担増
と
差別医療
を強いる
後期高齢者医療制度
の
中止
・
撤回
に関する
請願
(
赤松広隆
君
紹介
)(第三一三七号) 同(
下条みつ
君
紹介
)(第三一三八号)
医師
・
看護師不足
など
医療
の
危機打開
を求めることに関する
請願
(
志位和夫
君
紹介
)(第三一三九号)
後期高齢者医療制度
の
廃止
を求めることに関する
請願
(
岩國哲人
君
紹介
)(第三一四〇号) 同(
岩國哲人
君
紹介
)(第三一六五号) 同(
岩國哲人
君
紹介
)(第三一七三号) 同(
岩國哲人
君
紹介
)(第三一八四号)
後期高齢者医療制度
の
撤回
を求めることに関する
請願
(
大島敦
君
紹介
)(第三一五七号) 同(
神風英男
君
紹介
)(第三一五八号) 同(
細川律夫
君
紹介
)(第三一五九号) 同(
武正公一
君
紹介
)(第三一六六号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第三一九九号)
医師
・
看護師
などを大幅に増員するための
法改正
を求めることに関する
請願
(
松本大輔
君
紹介
)(第三一六三号) 同(
亀井静香
君
紹介
)(第三二〇五号)
パーキンソン病患者
のQOL(生活の質)向上を求めることに関する
請願
(
福岡資麿
君
紹介
)(第三一七二号)
医師
・
看護師
などを大幅に増員するための
法改正
に関する
請願
(
石井郁子
君
紹介
)(第三一八二号)
国民健康保険
の
充実
を求めることに関する
請願
(
吉井英勝
君
紹介
)(第三一八三号)
地域医療
を守り、
国立病院
の存続・
拡充
を求めることに関する
請願
(
平岡秀夫
君
紹介
)(第三二〇七号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
参考人出頭要求
に関する件
児童福祉法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
第六〇号)
児童扶養手当法
の一部を改正する
法律案
(
西村智奈美
君外二名
提出
、第百六十八回
国会衆法
第一四号) ————◇—————
茂木敏充
1
○
茂木委員長
これより
会議
を開きます。
内閣提出
、
児童福祉法等
の一部を改正する
法律案
及び第百六十八回
国会
、
西村智奈美
君外二名
提出
、
児童扶養手当法
の一部を改正する
法律案
の両案を
議題
といたします。 これより順次
趣旨
の
説明
を聴取いたします。
舛添厚生労働大臣
。
—————————————
児童福祉法等
の一部を改正する
法律案
〔
本号末尾
に
掲載
〕
—————————————
舛添要一
2
○
舛添
国務
大臣
ただいま
議題
となりました
児童福祉法等
の一部を改正する
法律案
について、その
提案
の
理由
及び
内容
の
概要
を御
説明
申し上げます。 我が国における急速な少子化の進行、
児童虐待等
の問題にかんがみ、次代の
社会
を担うすべての
子供
が健やかに生まれ、かつ、育成される
環境
の
整備
を図ることが喫緊の課題となっております。 このような
状況
を踏まえ、
地域
における
子育て支援
の
充実
、要
保護児童等
に対する
支援
の
強化
、
地方公共団体
及び
事業主
の
取り組み
の
強化等
の
措置
を講ずることにより、総合的な
次世代育成支援対策
を推進することとし、この
法律案
を
提出
した次第であります。 以下、この
法律案
の主な
内容
につきまして御
説明
申し上げます。 第一に、
地域
における
子育て支援
の
充実
であります。 サービスの質を確保しつつ
事業
の
普及促進
を図るため、
乳児家庭全戸訪問事業
、
養育支援訪問事業
、
地域子育て支援拠点事業
、一時預かり
事業
及び
家庭的保育事業
を
児童福祉法
に位置づけるとともに、
都道府県
による
指導監督
を行うこととしております。 第二に、要
保護児童等
に対する
支援
の
強化
であります。
養子縁組
を前提としない
養育里親
の
制度化等
の
里親制度
の見直し、
小規模住居型児童養育事業
の創設など、要
保護児童
に対する
家庭的環境
における
養育
の
充実
を図ることとしております。 また、
児童養護施設
の
職員等
が
入所児童等
に対して行う被
措置児童等虐待
について
通告義務
を設けるとともに、
都道府県
は
通告等
を受けたときは必要な
措置
を講ずることとしております。 第三に、
地方公共団体
及び
事業主
の
取り組み
の
強化
であります。
地方公共団体
の
取り組み
については、
市町村行動計画
において
保育
の実施の
事業等
に係る
目標等
を定めるに当たっての
参酌標準
を国において設定することとしております。 また、
事業主
の
取り組み
については、
一般事業主行動計画
の
策定等
の
義務
づけの範囲の拡大、
当該計画
について
策定等
の
義務
が課せられる
一般事業主
に対する公表及び
労働者
への周知の
義務等
を規定しております。 最後に、この
法律
の
施行期日
は、一部を除き
平成
二十一年四月一日としております。 以上が、この
法律案
の
提案理由
及びその
内容
の
概要
であります。 何とぞ、御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。
茂木敏充
3
○
茂木委員長
次に、
西村智奈美
さん。
—————————————
児童扶養手当法
の一部を改正する
法律案
〔
本号末尾
に
掲載
〕
—————————————
西村智奈美
4
○西村(智)
議員
私は、ただいま
議題
となりました
児童扶養手当法
の一部を改正する
法律案
について、
提出者
を代表して
趣旨説明
を行います。 今や
母子世帯数
は約百二十万
世帯
にまでふえていますが、その
平均年収
は二百十三万円と、平均的な
サラリーマン世帯
の
年収
の半分を下回っています。
母子家庭
の
母親
の八割以上が就労していますが、
職業経験
が乏しかったり、
子供
の世話のために時間的な制約があったりといった
理由
から、その多くが非
正規雇用
で、不安定な
就業状態
にあります。また、
DV被害
のために
就職活動
がままならない
母親
の存在も指摘されております。 そうした中で、二〇〇二年に
母子
及び
寡婦福祉法等
が改正され、
母子世帯
の母への
就労支援施策
を
強化
し
自立
を促進するという
趣旨
の
もと
、二〇〇八年四月から、
児童扶養手当
を五年以上受給している
世帯
について、その
支給額
を最大で二分の一まで減額させることとなりました。
給付削減
の
緩和措置
として、
正規就業者
になるための
自立支援事業
が実施されることになりましたが、その成果はほとんど上がっておらず、
母子世帯
の所得の
状況
が改善されているとは到底言えません。また、子育てしやすい
環境
の
整備
も進まないなど、依然として
母子世帯
は厳しい
状態
に置かれております。 こうした
状況
の
もと
、当事者の方々から
手当
の
削減
を取りやめる要望が強まったことから、昨年秋、
与党
は
手当削減
の凍結を決定し、ことし二月の
政令
によりまして、求職のための
活動
をする
母子世帯等
には
削減措置
を適用しないこととしました。 しかし、
政令
をつくったとしても、政府は今後
児童扶養手当
を
削減
するという方針を変更したわけではありません。
与党
は、
就業意欲
が見られない者については
手当
を
削減
すると言及をしております。このような期限のない
政令
というあいまいな
措置
でごまかすのではなく、
削減
を取りやめることを明確に位置づけるため、
法改正
が必要です。 そのため、本法案では、
母子家庭
へ支給される
児童扶養手当
を減額するとの規定を削除し、
手当額
を維持することといたします。 以上、
母子家庭
の置かれている実態を踏まえ、そうした
家庭
で育つ
子供
が将来に向かって希望を持ち、安心して学び、生活できるよう、
委員各位
の御賛同を求め、私の
趣旨説明
を終わります。 ありがとうございました。(拍手)
茂木敏充
5
○
茂木委員長
以上で両案についての
趣旨
の
説明
は終わりました。
—————————————
茂木敏充
6
○
茂木委員長
この際、
参考人出頭要求
に関する件についてお諮りいたします。 両
案審査
のため、来る二十八日水曜日、
参考人
の
出席
を求め、意見を聴取することとし、その
人選等
につきましては、
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
茂木敏充
7
○
茂木委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 次回は、来る二十三日金曜日午前八時五十分
理事会
、午前九時
委員会
を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後一時七分散会