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坂井分科員 どうもありがとうございました。
それでは
局長、今後またしっかりとこれは対応していただきたいと思っております。よろしくお願いをいたします。
次の
質問に移ります。きょうは私二つしか
質問しないので、もう一つは、新型インフルエンザの対策でございます。
私、新型インフルエンザの対策の視察に、横浜の検疫所に先週の水曜日にお邪魔をさせていただきました。国会の
答弁でもよくありますように、国、県、市の連携が必要だということでございまして、私は、横浜市議会の危機管理
担当の丸山
委員長、この
委員会の
委員長と、また、その
委員数名と一緒に視察に行かせていただきました。これは当然事前にお伝えをしておりましたので、国
会議員と、また市会の特別
委員会の
委員長、その他
委員が来るということでありますから、恐らく十分準備をされて所長はお出ましいただいた、こう思いますが、この市議会の
先生方、帰りに何と言って帰ったかというと、これはがっかりした、残念だ、そして、危機感がいっぱいになったと言って帰られました。
これはどういうことかといいますと、所長に
質問をしてもまずはしどろもどろでございまして、きっちりと
説明ができません。それで、例えば新型インフルエンザの可能性がある患者を乗せた船が横浜港に入ってきた場合、どうしますかと聞いたら、小さな船は沖で、要は海上で検疫をします、大きな船は着岸します、こう言います。では、大きな船というのは要は何人ぐらい乗客が乗っている船ですかと言うと、行ったり来たり、いや、大きな船です。大きな船ですと話をしていて何人ですかと聞いているのに、はっきりおっしゃらなかった。
最後、百人とおっしゃいました。
しかし、実際に横浜検疫所の検疫艇という小さな船で海上に行って、何一つ装備がついていない船でございまして、これは百人を相手に海上で検疫することは不可能なんですよ。おかしいなと思って、私、この
質問をするのにやりとりしました。そうしたら、本庁の方に聞いたら、一言、着岸ですとおっしゃいました。
要は、最前線の現場の所長が海上でやりますと言うものを、私、本庁に確認をしたら、一言、着岸です、検疫艇は小さいんですから海上では無理です。私、乗せてもらいましたからよくわかります。小さいんです、ひどいんですよ。これで百人を検疫できるはずがない。これが現場で今平気で通っているというのが、今の横浜検疫所の
状況です。
それだけじゃありません。着岸をするといった場合の着岸の場所もまだ決めていないんです。それから、患者を搬送するということになった場合、救急車を使うのか、民間の救急車を使うのか何を使うのかということも決めていない。それから、どこの施設に行くか、病院も数床しか決まっていない。あとそれ以上ふえたら、十人いたら、もう行き場所が決まっていない。これは何一つ決まっていない。
その
状況で今横浜港というのは、新型インフルエンザの患者、東日本で起こった場合はすべて横浜に集まってくる集約港になっているというじゃないですか。これは、到底このままでは横浜は危なくてそのままじゃいられないと思います。
そして、それはそのとおりでありまして、実は、
平成十九年の一月十七日だと思いますが、検疫所を中心に訓練をやっています。その訓練をやっているときどうなったかというと、横浜市が着岸をしての訓練を拒否しているんですよ。拒否している。どうしてかといったら、ちゃんとその後のマニュアルができていない、どうなるかわからないものを着岸させられない。要は、船が来て着岸拒否を前提に訓練をしているのが
平成十九年一月です。
私は行って話を聞きました。そうしたら、その
平成十九年一月から私が行った先週の水曜日まで、横浜検疫所はこの件に関して地方自治体と何の打ち合わせもしていないんですよ。港湾局と打ち合わせをしていないんです。こんなばかなことがあるかというのが私の大きなきょうの
質問です。
それともう一つ、大変ひどいのは、その
平成十九年一月に行われた
平成十八
年度の訓練でそれだけ大きな課題が見つかったわけですけれども、
平成十九
年度、昨
年度は訓練していないんですよ。訓練していない。要は、着岸をしての訓練さえできていないのに、横浜検疫所は訓練をしていない。しかも、水上警察は訓練をしましょうと参加の意向を示してきているのに、これは、横浜検疫所がやりませんと断っているんです。
これは何で断ったんですかと私は所長に聞きました。所長に聞いたらこの答えが、人員不足ですと言った。私はとんでもないと思った。現場は大事でしょう。現場は大事ですから、何で勝手に人員を減らすんだと私は本庁に言いました。そうしたら本庁が言いました、人員減らしていません。では、何で所長は減らしたと言うんですか、私はそのまま話を聞きました。そうしたら、人員不足というのは、定員を減らしたんではなくて、人数を減らしたんではなくて、
担当のお医者さんが介護休暇を要は結構とっていたので、休みがちだったので、そして人員不足でしたと。私は聞いたんですよ。では、ほかにお医者さんというのはいないんですか、
担当課長はだれですかと聞いたら、その
担当課長は所長が兼任しているわけです。お医者さんいませんかと聞いたら、お医者さんいたんです。その所長がお医者さんなんです。
これは自分でやればいいじゃないですか。どうしてもできないと私は話を聞いてきたけれども、自分がやると言ったらできている話でしょう。要は、これは何でこんなことが平気で起こっているか。
この間も私は、
予算の
分科会で新型インフルエンザの対策をちゃんとやってくださいと言った。国、県、市で連携しますと言った。その国が、内部の出先の機関でこんなことになっているということは、これは大きな問題だと思いますが、これについてちょっと御
意見をお願いします。