○三谷
委員 今までも問わせてもらって、大体同じようなお答えなんですけれ
ども、地域経済を支える中
規模企業。第三セクターのことは今回突っ込みません、
中小企業に限って
お話をいたします。
特徴を生かして、あるいはよく言われるのは、
中小企業再生支援協議会は、いわゆる、たくさんだけれ
ども、地域の小さなもの、地域の大きなもの、
影響力の大きいものは、まあ地域経済を支えるというふうにペーパーとかではお答えになられておりますけれ
ども、中
規模企業は再生機構だ、こういうすみ分けがなされています。
ただ、まさにこの法案にも関係をいたしますけれ
ども、
一つには、
中小企業機構出資の
中小企業再生ファンドもございます。この法案で
保証協会からも出資ができるようになって、そして、もっとできないか、もっとできないかということでその組成を促すことになっています。うまくいけば、まさに地域再生ファンドがもっともっとできる話になるわけです。
一方で、これは完全民営化されましたけれ
ども、
日本政策投資
銀行、新潟鉄工所を再生しましたように、これもまさに
事業再生あるいは地域再生に大きな
実績を持っている、そして今もやっているということが言えます。
そして、
中小企業再生支援協議会でありますけれ
ども、これは、正直申し上げまして大変評価をしている。正直申し上げましてというのは、最初、これができたときに、私も不明を大変反省しておりますけれ
ども、何か大変地味なもので、期待されているようなそういう
役割を果たして担えるのかな、そういう
実績を上げられるのかなというふうに思っておりました。
だけれ
ども、今もう既にこの協議会の方はかなりの
実績を上げております。全国千六百五十件でありましょうか。その中には、確かに小さなものも多いけれ
ども、そこそこ大きいものも多いんです。大きいものもあるんですよ。この中にも示されている千葉県の富士屋旅館の例だって、そこそこの旅館ですよ。
よく引き合いに出される産業再生機構でも、鬼怒川温泉とか日光の温泉旅館を、最後の、後半の方は、四十一件やったといっても、十九件は大
企業でした。だけれ
ども、ダイエー、カネボウは最初にやったけれ
ども、最後のころというのは、半分以上は、地域の、もしかしたらこの
中小企業再生支援協議会でも手がかかる、かけることができる、あるいは地域再生ファンドだったら十分に手がかかる、そういうものなんです。ならば、この
対象とされている
企業というのは、レンジがかなり狭いんじゃないかと思うんですね。
だから、どういう
対象企業を具体的に
考えておられるのか。でないと、これからつくろうとされているわけですから、必要ないじゃないですか。政投銀もあれば
支援協議会もあれば再生ファンドもこれからできるわけですから。どういう具体的な
対象企業なんでしょうか。