○渡辺(周)
委員 この点について、また改めて
機会を得て
質疑を深めたいとは思いますが、ぜひ、
現状の
日本のPKO派遣の五原則が守られて、前提としてあるというのであれば、私は行くことで検討すべきだと思うんです。
その点については、先ほど
国会の
議論と言いましたけれども、ある程度方針が固まった中では、当然、PKOのいろいろ今まで何回も活動してきた中での
議論がございますし、まだ宿題となっている未整理の
部分もございます。例えば、武器使用基準の点についても、現場に任せるべきじゃないのかと、いろいろな声がある中で、私
たちとしては、この問題について、先ほど
長島委員も触れられましたけれども、
一般法、恒久法の
国際貢献をしていく中で、やはり当然、出す側としては最善のことを考えていかなければいけない。
そういうことを言うと、いつか来た道に行くのではないかというような、いろいろな指摘をする人、国もありますけれども、だけれども、考えてみたら、行く側と送り出す側は、やはり考えられる限りの最善のことで
責任を持って、ある意味では
責任を共有する形で行っていただかなきゃいけないから、そこは包み隠さず
お互いがやはり本音で話さなきゃいけないし、言葉の遊びとおっしゃいましたけれども、わかりにくい言葉で遠回りの
議論をしながら、何かあいまいに決着をつけるべき問題ではないんだろうなと私は思っております。
この問題だけに時間を割くわけにいきませんので、スーダンから少しまた質問の中身は随分と変わりますが、次に、私がいつもずっと、質問するときは必ず取り上げている例の裏金の問題でございます。
スーダンから裏金の問題に行くのも大変残念なことでございまして、
国際貢献の話から、こんな話、私もいつまでも質問するのは嫌なんです。もっと本質的な
議論を本当はしたいんですけれども、この問題についてはずっと私も聞いてまいりました。
昨年の十二月に新聞
報道されてから、くどいようですけれども、かなり細かく証言者の、匿名ですけれども、当然、記事も載っているわけでありまして、これは十二月十六日共同通信が書いた記事でございます。
関係者の証言によれば、裏金づくりは、
大臣官房などが
防衛省OBらの名前を使い情報提供の協力者に見せかけて、にせの領収書を
防衛省の職員が大量に作成したんだ、しかも、裏金を管理する裏帳簿も用意して、裏帳簿用の領収書は提出をさせていた。ここまで具体的に書かれているんですね。
この問題はもう何回も取り上げましたけれども、その後に、今度は、三月の参議院の予算
委員会で、こういう見出しで、裏金調査の放置を認めるといったような書き方をされております。
報償費で、
石破防衛大臣、私が前回このことで質問したときには、中間報告的なものを出せないかというようなことを、私が今度質問するときまでにできればというようなことをおっしゃっています。実際今もまだ調査中なんでしょうか。もういいかげん何かの形で、対象者がこれぐらいいる、あるいは、これぐらいの調べている量があって、今このぐらいまで解明したというような具体的な何か、そろそろ中間報告的なものはあってもいいと思うんですが。
こんな不名誉なことをいつまでも答弁される
大臣も嫌でしょうし、その点について、結局、いろいろなことで
防衛省は、軍事機密を、私は公開しろとは言っていませんよ。だけれども、こういうことがいつまでも隠ぺいされて、隠されている限りは、結局は、
大臣、よく、いつもおっしゃるように、やはり国民の理解を得られない。
我が国の最高の実力組織が軍事機密を盾に、結局は、何かブラックな
部分があって、そこをいつもひた隠しにしている。
もう何回も情報隠ぺいの話、事実隠ぺいの話は、今回の
イージス艦もそうですけれども、いっぱい出てきました。その点について、この裏金の問題はせめて決着をつけなきゃいけないと思うんですけれども、
大臣、いかがですか。