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2007-10-01 第168回国会 参議院 本会議 第3号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十九年十月一日(月曜日) 午後一時三十五分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第三号
平成
十九年十月一日 午後一時三十分
開議
第一
国務大臣
の
演説
に関する件
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した案件
議事日程
のとおり ─────・─────
江田五月
1
○
議長
(
江田五月
君) これより
会議
を開きます。
日程
第一
国務大臣
の
演説
に関する件
内閣総理大臣
から
所信
について
発言
を求められております。これより
発言
を許します。
福田内閣総理大臣
。 〔
内閣総理大臣福田康夫
君登壇、
拍手
〕
福田康夫
2
○
内閣総理大臣
(
福田康夫
君) このたび、私は
内閣総理大臣
に任命されました。
時代
が大きな
転換
期を迎えている現在、
政権
を担うことの重大さを痛感し、身の引き締まる
思い
であります。
日本
の将来の
発展
と
国民生活
の安定を最優先に、
自由民主党
と公明党の
連立政権
の下、
全力
を傾けて職責を果たしてまいります。
所信
の一端を申し述べるに当たり、
自由民主党総裁選挙
の
実施
に伴い
国会運営
に御迷惑をお掛けしたことについて、
議員各位
、そして
国民
の
皆様
に対しおわび申し上げるとともに、今後、誠実な
国会対応
に努めてまいります。 さきの
参議院議員通常選挙
の結果は、
与野党
が逆転するという
与党
にとって大変厳しいものでありました。この
状況下
においては、衆議院と
参議院
で議決が異なる場合、国として新しい
政策
を進めていくことが困難になります。
国民生活
を守り、
国家
の
利益
を守ることこそ
政治
の使命であり、私は
政権
を預かる身として、
野党
の
皆様
と重要な
政策課題
について誠意を持って話し合いながら、国政を進めてまいりたいと
思い
ます。 私は、
政治
と
行政
に対する
国民
の不信を率直に受け止めております。
国民
の
皆様
の
信頼
なくしては、どのような
政策
も必要な
改革
も
実現
することは不可能です。
政治
や
行政
に対する
信頼
を取り戻すことが
喫緊
の
課題
です。
国民
の
皆様
から厳しい御批判をいただいた
政治資金
問題につきましては、
与党
において、
政治資金
の
透明性
を更に高めるため、その
改善
に向けた
考え方
を取りまとめたところであります。今後、
野党
の
皆様
と十分に御
議論
させていただきたいと
思い
ます。まず
閣僚
から襟を正すべく、
政治資金
について、法に基づき厳正に管理を行い、問題を指摘された場合には
説明責任
を尽くすことができるようにするとともに、
大臣規範
に定められている事項の遵守はもとより、
政治倫理
にもとることなく、法令を遵守し、
政治家
の道義を守るよう、
閣僚
に徹底したところであります。特に、自らについては厳しく戒めてまいります。 全体の
奉仕者
である
公務員
についても、公の
立場
にあることを自覚し、
職務
を忠実に遂行し、自己に恥じることのないようにしなければなりません。
行政
に対する
信頼
を取り戻すため、特に各
府省
の
幹部職員
がそれぞれの
職務全般
を掌握し、
国民
の
立場
に立った
行政
を
責任
を持って遂行するよう、徹底してまいります。同時に、
公務員
一人一人が高いモラルを
維持
し、
能力
を高め、誇りを持って
職務
に専念できるような総合的な
制度
となるように
公務員制度改革
を進めてまいります。
行政
の無駄や非効率を放置したままでは、
次世代
に
負担
を先送りするだけでなく、
国民
の
皆様
からの
信頼
を取り戻すことはできません。安定した
成長
を図るとともに、
行政経費
の
絞り込み等
により、二〇一一年度には国と
地方
の
基礎的財政収支
の
黒字化
を確実に達成するなど、
歳出歳入一体改革
を更に進めます。二十一世紀にふさわしい簡素で効率的な
政府
をつくるため、
行政改革
を今後とも強力に推し進めます。
歳出改革
、
行政改革
を
実施
した上で、それでも
対応
し切れない
社会保障
や
少子化
などに伴う
負担増
に対しては、安定的な財源を確保し、将来
世代
への
負担
の先送りを行わないようにしなければなりません。今後、早急に
国民
的な合意を目指して本格的な
議論
を進め、
消費税
を含む
税体系
の
抜本的改革
を
実現
させるべく取り組んでまいります。
年金
、
医療
、介護、福祉といった
社会保障制度
は
国民
の
立場
に立ったものでなければなりません。大変厳しい
財政状況
にはありますが、
自立
と
共生
の
理念
に基づき、将来にわたり持続可能で、お
年寄り
にとっても
若者
にとっても、皆が
安心
できるものとなることが必要です。 昨今の
年金
をめぐる問題も
国民
の
立場
を軽視したことに大きな原因がありました。一人一人の
年金記録
が点検され、正しく
年金
が支払われることが重要であり、
年金
を受け取る方々の
立場
に立って、
組織
や運用の見直しなど、
年金
をめぐる諸問題を着実に
解決
してまいります。
年金制度
はすべての
国民
に関することであり、お
年寄り
の
生活
の基盤となっているため、将来にわたり
年金
が安定的に支払われていくよう、長期的な視野に立った
制度設計
が不可欠であります。
国会
における
与野党
の
立場
を超えた
議論
が再開され、透明で建設的な協議が行われるよう、お願いしたいと
思い
ます。
地域
にお住まいの方が必要な
医療
を受けられないとの不安をお持ちです。小児科や産婦人科などの
医師不足
の
解消策
や、
救急患者
の受入れを確実に行うための
システムづくり
など
救急医療
の
充実
を図ります。障害をお持ちの方やお
年寄り
など、それぞれの方が置かれている
状況
に十分配慮しながら、
高齢者医療制度
の
在り方
についての
検討
を含め、きめ細かな
対応
に努めてまいります。
国民生活
に大きな不安をもたらした耐震偽装問題の
発生
を受け、安全、
安心
な
住生活
への
転換
を図る
法改正
が行われました。成熟した
先進国
となった
我が国
においては、
生産
第一という思考から、
国民
の安全、
安心
が重視されなければならないという
時代
になったと認識すべきです。
政治
や
行政
の
在り方
のすべてを見直し、
国民
の
皆様
が日々、安全で
安心
して暮らせるよう、真に
消費者
や
生活者
の視点に立った
行政
に
発想
を
転換
し、
悪徳商法
の根絶に向けた
制度
の
整備
など、
消費者保護
のための
行政機能
の
強化
に取り組みます。 毎日の食卓の安全、
安心
は、
暮らし
の
基本
です。
消費者
の
立場
に立った
行政
により、
食品
の安全、
安心
を守るため、正しい
食品表示
を徹底するとともに、
輸入食品
の
監視体制
を
強化
します。 今なお頻発する
災害
による死者の
発生
は、
国民生活
に大きな不安をもたらしています。
災害
が
発生
した場合の
犠牲者
ゼロを目指し、対策の
充実
に意を用いてまいります。
教育
は、
家庭
にとって極めて関心の高い問題です。
学校
のみならず、
家庭
、
地域
、
行政
が
一体
となって
教育
の
再生
に取り組んでまいります。
信頼
できる
公教育
を確立することが、まず必要です。授業時間の増加や教科書の
充実
などにより
子供たち
の学力を高めるとともに、
体験活動
や徳育にも力を入れ、
自立
と
思い
やりの精神を養います。先生が
子供たち
と十分に向き合える時間を増やすとともに、めり張りのある
教員給与体系
の
実現
に取り組みます。 女性も男性もすべての個人が喜びや
責任
を分かち合い、個性や
能力
を発揮できる
男女共同参画社会
の
実現
に向け、取り組みます。十分な
育児休業
を取り、その後も
仕事
を
継続
できるようにするなど、
安心
して
子供
を産み育てることのできる
環境
を
整備
します。長時間
労働
の是正に取り組むなど、
社会
全体で働き方の
改革
を進め、
仕事
と
家庭生活
の
調和
を
推進
します。 これまで
我が国
は、
経済
、
社会全般
にわたる
構造改革
に取り組んでまいりました。
景気
は回復し、
雇用
は拡大するなど、一定の成果が上がってきています。しかし、
我が国
はなお、本格的な
人口減少社会
の到来、
少子高齢化
に伴う
社会保障費
の増大や
内外経済
の
構造
的な
変化
、
地球環境
問題などの難題に直面しています。これを乗り切り、より成熟した
社会
をつくっていくためには、
時代
に適合しなくなった
制度
や
組織
を改めるなど、
日本
の将来を見据えた
改革
を進めていかなければなりません。
改革
と安定した
経済成長
は車の両輪であり、ともに進めてまいります。
国内経済
の
環境変化
に
対応
し、海外の
経済
との
相互依存
は今後とも高まります。
内外投資
の
促進
を図るとともに、
成長
著しい
アジア
の中にある強みを生かす
アジア・ゲートウェイ構想
を具体化し、
観光立国
の
推進
や金融の
競争力強化
に取り組みます。
科学技術
の
発展
に向け、
戦略分野
への集中的な
投資
を
促進
し、
人材育成
を
充実
するとともに、
世界最先端
を目指す
知的財産戦略
を
推進
します。
構造改革
を進める中で、格差と言われる様々な問題が生じています。私は、実態から決して目をそらさず、
改革
の
方向性
は変えずに、生じた問題には
一つ一つ
きちんと処方せんを講じていくことに
全力
を注ぎます。
地方
は
人口
が減少し、その結果、
学校
、
病院等
、
暮らし
を支える施設の
利用
が不便になるなど魅力が薄れ、更に
人口
が減るという悪循環に陥っています。この
構造
を断ち切るには、それぞれの
地方
の
状況
に応じ、
生活
の
維持
や産業の
活性化
のためには何が必要かを考え、道筋を付けていかなければなりません。
内閣
に置かれた
地域再生
などの
実施体制
を統合し、
地方
の
再生
に向けた
戦略
を一元的に立案し、実行する
体制
をつくり、有機的、総合的に
政策
を
実施
していきます。国と
地方
が定期的に
意見交換
を行うなど、
地方
の
皆様
の声に真剣に耳を傾け、
地域力再生機構
の
創設等
、決してばらまきではなく、
政策
に工夫を重ね、丁寧に
対応
する、
地方再生
への
構造改革
を進めてまいります。
都会
だけで
国民生活
が成り立つわけではありません。
地方
と
都会
がともに支え合う
共生
の
考え方
の下、
地方
が自ら考え、実行できる
体制
の
整備
に向け、
地方
自治体に対する一層の
権限移譲
を行うとともに、
財政面
からも
地方
が
自立
できるよう、
地方税財政
の
改革
に取り組みます。さらに、
地方分権
の総仕上げである道州制の
実現
に向け、
検討
を加速します。
都市
については、大
災害
時の
安全確保
など、安全、
安心
な
まちづくり
を目指します。 本日、
郵政民営化
がスタートしました。
利用者
の方に不便をお掛けしないよう、着実に
推進
します。 食料の
安定供給
は今も将来も極めて重要なことであり、安全、
安心
な食を生み出す
日本
の
農林水産業
が活力を持ち続けることが必要です。攻めの農政を
基本
に、担い手の頑張りにこたえる
支援
を行います。
高齢者
や小規模な農家も
安心
して農業に取り組める
環境
をつくり上げるなど、
農山漁村
に明るさを取り戻します。
我が国
の
経済成長
の原動力である
中小企業
の多くが、
景気回復
の恩恵を受けられずにいます。
下請取引
の
適正化
や
事業承継
の
円滑化
、
中小企業
の
生産性向上
に向けた
取組
などを強力に
推進
し、大
企業
と
中小企業
の
調和
の取れた
成長
を図ります。
若者
の非
正規雇用
が増加してきた
状況
などを踏まえ、
若者たち
が自らの
能力
を生かし、安定した
仕事
に就いて、将来に
希望
を持って暮らせるよう、
正規雇用
への
転換促進
や
職業能力
の
向上
、
労働条件
の
改善
など、働く人を大切にする施策を進めてまいります。
地球環境
問題への
取組
は待ったなしです。 従来の
大量生産
、
大量消費
をよしとする
社会
から決別し、作ったものを
世代
を超えて長もちさせて大事に使う
持続可能社会
へとかじを切り替えていかなければなりません。
住宅
の寿命を延ばす二百年
住宅
に向けた
取組
は、
廃棄物
を減量し、
資源
を節約し、
国民
の
住宅
に対する
負担
を軽減するという点で、
持続可能社会
の
実現
に向けた具体的な
政策
の第一歩です。
地球環境
に優しく、
国民負担
も軽減できる
暮らし
への
転換
という
発想
をあらゆる部門で展開すべきです。
持続可能社会
の
実現
に向け、
京都議定書
の
目標
を確実に達成するために
全力
を尽くすのはもちろんのこと、他国に対しても率先して
温暖化
の防止に向けた働き掛けを行っていかなければなりません。
我が国
の
環境
・
エネルギー分野
における
技術
は
世界最高水準
であり、
環境
問題の
解決
に向けて
世界
をリードできる
立場
にあります。
持続可能社会
という新しい
経済社会
の
在り方
を
世界
に示していくためにも、来年開催される
北海道洞爺湖サミット
などの場を通じ、美しい星50において示した二〇五〇年までに
温暖化ガス
の
排出量
を半減させるとの
目標
を達成するため、主要な
温暖化ガス排出国
がすべて参加できる
枠組みづくり
に向け、具体的な
取組
を行ってまいります。
日米同盟
の堅持と
国際協調
は
我が国外交
の
基本
です。
世界
の平和は
国際社会
が連帯して取り組まなければ
実現
できないものです。私は、激動する
国際情勢
の中で、今後の
世界
の行く末を見据え、
我が国
が
国際社会
の中でその国力にふさわしい
責任
を自覚し、国際的に
信頼
される
国家
となることを目指し、
世界
平和に貢献する
外交
を展開します。直面する
喫緊
の
課題
は、
海上自衛隊
のインド洋における
支援活動
の
継続
と北朝鮮問題の早急な
解決
です。
テロ特措法
に基づく
支援活動
は、テロリストの拡散を防ぐための
国際社会
の一致した行動であり、
海上輸送
に
資源
の多くを依存する
我が国
の国益に資するもので、
日本
が
国際社会
において果たすべき
責任
でもあります。
国連
を始め
国際社会
から高く評価され、具体的な
継続
の要望も
各国
からいただいています。引き続き、こうした
活動
を
継続
することの
必要性
を
国民
や
国会
によく説明し、御
理解
をいただくよう
全力
を尽くします。 朝鮮半島をめぐる問題の
解決
は、
アジア
の平和と安定に不可欠です。北朝鮮の
非核化
に向け、六
者会合
などの場を通じ、
国際社会
との
連携
を一層
強化
してまいります。拉致問題は重大な人権問題です。すべての
拉致被害者
の一刻も早い帰国を
実現
し、不幸な過去を清算して
日朝国交正常化
を図るべく最大限の
努力
を行います。
日米同盟
は
我が国外交
のかなめであり、
信頼関係
の一層の
強化
に努めていきます。
在日米軍
の再編についても、
抑止力
の
維持
と
負担軽減
という
考え方
を踏まえ、沖縄など地元の切実な声によく耳を傾けて、
地域
の振興に
全力
を挙げて取り組みながら着実に進めてまいります。
情勢
が悪化したミャンマーで、邦人の方が亡くなられたことは誠に遺憾です。
成長
著しい
アジア
ですが、このような
脆弱性
も抱えています。
日米同盟
の
強化
と
アジア外交
の
推進
が共鳴し、すべての
アジア諸国
において安定と
成長
が根付くよう、
積極的アジア外交
を進めます。 中国とは、共通の
戦略的利益
に立脚した
互恵関係
を打ち立て、ともに
アジア
の平和と安定に貢献してまいります。韓国とも、
未来志向
の
信頼関係
を一層
強化
します。さらに、
ASEAN諸国
など
各国
とも、
経済連携
など更なる
関係強化
に向けた
取組
を進めます。ロシアとは、領土問題の
解決
に向けて粘り強く取り組むとともに、両国の交流の
発展
に努めます。
国際社会
における一層の貢献を行えるよう、
国連安保理改革
と
我が国
の
常任理事国入り
を目指すとともに、
WTOドーハ
・
ラウンド交渉
の
早期妥結
に努めてまいります。
自立
と
共生
の
理念
に基づき、
地球環境
や貧困といった問題に対する
支援
を、
自助努力
を
基本
としながら、
政府開発援助
などの活用により積極的に進めてまいります。
我が国
は、今、一時の
景気
の停滞から抜け出したとはいえ、
時代
の大きな
変化
の中で、
経済
、
社会
、
国際情勢
、
自然環境
など様々な面で先の見えない不確実な
状況
の中にあります。自分や家族、
子供
の将来について様々な不安を抱いておられる方も決して少なくないと
思い
ます。 こうした不安定な
状況
の中でこそ、
次世代
に
思い
を致し、守るべきものは守り、育てるべきものは育て、引き継ぐべきものは引き継ぐという大きな方針を示し、かじ取りを行っていくことが私に課された責務であると考えます。 将来のあるべき
日本
の姿を見据え、どのようにその姿に近づけるかを常に念頭に置きながら、
国民
の
皆様
の目線に立って
改革
を続行してまいります。
改革
の続行に当たって、私は
自立
と
共生
を
基本
に
政策
を実行してまいりたいと
思い
ます。老いも若きも、大
企業
も
中小企業
も、そして
都市
も
地方
も、
自助努力
を
基本
としながらも、お互いに尊重し合い、支え、助け合うことが必要であるとの考えの下、ぬくもりのある
政治
を行ってまいります。その先に、
若者
が明日に
希望
を持ち、お
年寄り
が
安心
できる、
希望
と
安心
の国があるものと私は信じます。激しい
時代
の潮流を
国民
の
皆様方
とともに乗り越え、明日への道を一歩一歩着実に歩んでいるということを実感していただけるよう、持てる力のすべてを傾けて取り組んでまいる所存であります。
国民
の
皆様
、並びに
議員各位
の御
理解
と御協力を心からお願い申し上げます。(
拍手
)
江田五月
3
○
議長
(
江田五月
君) ただいまの
演説
に対する質疑は
次会
に譲りたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江田五月
4
○
議長
(
江田五月
君) 御
異議
ないと認めます。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時五十五分散会