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2007-11-26 第168回国会 参議院 決算委員会 第4号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十九年十一月二十六日(月曜日) 午後四時十四分開会 ─────────────
委員
の
異動
十一月十九日
辞任
補欠選任
白
眞勲
君
加藤
敏幸
君 十一月二十日
辞任
補欠選任
大門実紀史
君
仁比
聡平君 十一月二十六日
辞任
補欠選任
外山
斎君
大島九州男
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
小川
敏夫
君 理 事
神本美恵子
君 藤本 祐司君 柳澤 光美君 浅野 勝人君 中村 博彦君 荒木
清寛
君 委 員 梅村 聡君 大久保 勉君
大島九州男
君
加藤
敏幸
君 風間 直樹君 金子 恵美君 川崎 稔君 行田 邦子君 舟山 康江君
牧山ひろえ
君 愛知 治郎君
石井みどり
君 衛藤 晟一君 塚田 一郎君 西島 英利君 野村 哲郎君
牧野たか
お君 松村
祥史
君 丸山 和也君 遠山 清彦君 浜田 昌良君
仁比
聡平君 又市
征治
君
国務大臣
財務大臣
額賀福志郎
君 副
大臣
財務
副
大臣
森山 裕君 ─────
会計検査院長
大塚
宗春
君 ─────
事務局側
常任委員会専門
員 桐山 正敏君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
平成
十八
年度
一般会計歳入歳出決算
、
平成
十八
年度特別会計歳入歳出決算
、
平成
十八
年度
国税
収納金整理資金受払計算書
、
平成
十八
年度
政府
関係機関決算書
(
内閣提出
) ○
平成
十八
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
(
内閣提出
) ○
平成
十八
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
(
内閣提出
) ─────────────
小川敏夫
1
○
委員長
(
小川敏夫
君) ただいまから
決算委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 本日までに、
白眞勲
君、
大門実紀史
君及び
外山斎
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
加藤敏幸
君、
仁比聡平
君及び
大島九州男
君が選任されました。 ─────────────
小川敏夫
2
○
委員長
(
小川敏夫
君)
平成
十八
年度
決算外
二件を議題といたします。 まず、
平成
十八
年度
決算
、すなわち
一般会計歳入歳出決算
、
特別会計歳入歳出決算
、
国税収納金整理資金受払計算書
、
政府関係機関決算書
につきまして、また、引き続き、
平成
十八
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書並び
に
平成
十八
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
につきまして、
財務大臣
から
概要説明
を聴取いたします。
額賀財務大臣
。
額賀福志郎
3
○
国務大臣
(
額賀福志郎
君)
平成
十八
年度
の
一般会計歳入歳出決算
、
特別会計歳入歳出決算
、
国税収納金整理資金受払計算書
及び
政府関係機関決算書
を
会計検査院
の
検査報告
とともに
国会
に提出し、また、
平成
十八
年度
の国の
債権
の現在額並びに
物品
の
増減
及び現在額につきましても
国会
に
報告
いたしましたので、その
概要
を御
説明
申し上げます。 まず、
平成
十八
年度
の
一般会計
の
決算
につきましては、
歳入
の
決算額
は八十四兆四千百二十七億円余、
歳出
の
決算額
は八十一兆四千四百五十四億円余であり、差引き二兆九千六百七十二億円余の
剰余
を生じました。 この
剰余金
は、
財政法
第四十一条の
規定
により、既に
平成
十九
年度
の
一般会計
の
歳入
に繰り入れております。 なお、
平成
十八
年度
における
財政法
第六条の純
剰余金
は八千二百八十六億円余となります。 以上の
決算額
を
予算額
と比較いたしますと、
歳入
につきましては、
予算額
八十三兆四千五百八十三億円余に比べて九千五百四十三億円余の
増加
となります。この
増加額
には、前
年度
剰余金受入れ
が
予算額
に比べて
増加
した額一兆九千百四十三億円余が含まれておりますので、これを差し引きますと、
歳入
の純
減少額
は九千五百九十九億円余となります。 一方、
歳出
につきましては、
予算額
八十三兆四千五百八十三億円余に
平成
十七
年度
からの
繰越額
一兆九千二百八十二億円余を加えました
歳出予算
現額八十五兆三千八百六十六億円余に対し、
支出済歳出額
は八十一兆四千四百五十四億円余であり、その差額は三兆九千四百十一億円余となります。このうち
平成
十九
年度
への
繰越額
は二兆千三百五十一億円余であり、
不用額
は一兆八千六十億円余となっております。 なお、
歳出
のうち、
予備費
につきましては、その
予算額
は二千五百億円であり、その
使用額
は二百九十八億円余であります。 次に、
平成
十八
年度
の
特別会計
の
決算
でありますが、同
年度
における
特別会計
の数は三十一であり、これらの
決算
の
内容
につきましては、
特別会計歳入歳出決算
のとおりでございます。 なお、
歳入歳出決算
に添付されている国の
債務
に関する
計算書
による
債務額
につきましては、
平成
十八
年度
末における
債務額
は八百九十四兆四千二百四十八億円余であります。 このうち、公債につきましては、
平成
十八
年度
末における
債務額
は六百七十四兆二千二十九億円余であります。 次に、
平成
十八
年度
における
国税収納金整理資金
の
受入れ
及び
支払
につきましては、同
資金
への
収納済額
は六十三兆六千六百七十億円余であり、
一般会計
の
歳入
への組入
額等
は六十二兆八千六百十四億円余でありまして、差引き八千五十六億円余が
平成
十八
年度
末の
資金残額
となります。 次に、
平成
十八
年度
の
政府関係機関
の
決算
でありますが、その
内容
につきましては、それぞれの
決算書
のとおりでございます。 次に、国の
債権
の現在額につきましては、
平成
十八
年度
末における国の
債権
の
総額
は三百十六兆七千九百九億円余であります。その
内容
の詳細につきましては、
平成
十八
年度
国の
債権
の現在額総
報告
のとおりでございます。 次に、
物品
の
増減
及び現在額につきましては、
平成
十八
年度
末における
物品
の
総額
は十兆六千三百二十一億円余であります。その
内容
の詳細につきましては、
平成
十八
年度
物品増減
及び現在額総
報告
のとおりでございます。 以上が、
平成
十八
年度
の
一般会計歳入歳出決算
、
特別会計歳入歳出決算
、
国税収納金整理資金受払計算書
及び
政府関係機関決算書等
の
概要
であります。 なお、
平成
十八
年度
の
予算
の
執行
につきましては、
予算
の効率的な
使用
や
経理
の適正な
処理
に努めてきたところでありますが、なお
会計検査院
から四百五十一件の
不当事項等
について
指摘
を受けましたことは誠に遺憾であります。 今後とも、
予算
の
執行
に当たっては一層配慮をいたし、その適正な
処理
に努めてまいる所存であります。 何とぞ御
審議
のほどお願い申し上げます。 次に、
平成
十八
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
及び
平成
十八
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
を
会計検査院
の
検査報告
とともに
国会
に
報告
いたしましたので、その
概要
を御
説明
申し上げます。 まず、
平成
十八
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
の
概要
について御
説明
をいたします。
平成
十八
年度
中に
増加
しました
国有財産
の
総額
は四十兆七千四億円余であり、また、同
年度
中に減少しました
国有財産
の
総額
は十九兆千四百五十億円余でありまして、差引き二十一兆五千五百五十三億円余の純
増加
となっております。これは、
国有財産法施行令
の改正に伴う
台帳価格
の改定により、
政府出資等
の額が大幅に
増加
したことなどによります。これを
平成
十七
年度
末現在額八十五兆二千十四億円余に
加算
をいたしますと百六兆七千五百六十八億円余となり、これが
国有財産法
に基づく
平成
十八
年度
末現在額であります。 以上が
平成
十八
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
の
概要
であります。 次に、
平成
十八
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
の
概要
について御
説明
いたします。
平成
十八
年度
中に
増加
しました
無償貸付財産
の
総額
は千八百七十八億円余であり、また、同
年度
中に減少しました
無償貸付財産
の
総額
は千七百八十億円余でありまして、差引き九十七億円余の純
増加
となっております。これを
平成
十七
年度
末現在額一兆七百四十三億円余に
加算
をいたしますと一兆八百四十一億円余となり、これが
平成
十八
年度
末現在において
国有財産法
に基づき
無償貸付
をしている
国有財産
の
総額
であります。 以上が
平成
十八
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
の
概要
であります。 なお、これらの
国有財産
の各総
計算書
にはそれぞれ
説明書
を添付しております。 何とぞ御
審議
のほどをよろしくお願い申し上げます。 以上であります。
小川敏夫
4
○
委員長
(
小川敏夫
君) 次に、
平成
十八
年度
決算検査報告
並びに
平成
十八
年度
国有財産検査報告
につきまして、
会計検査院長
から
概要説明
を聴取いたします。
大塚会計検査院長
。
大塚宗春
5
○
会計検査院長
(
大塚宗春
君)
平成
十八
年度
決算検査報告
につきまして、その
概要
を御
説明
いたします。
会計検査院
は、
平成
十九年九月七日、
内閣
から
平成
十八
年度
歳入歳出決算
の
送付
を受け、その
検査
を行って、
平成
十八
年度
決算検査報告
とともに、
平成
十九年十一月九日、
内閣
に回付いたしました。
平成
十八
年度
の
一般会計決算額
は、
歳入
八十四兆四千百二十七億余円、
歳出
八十一兆四千四百五十四億余円、各
特別会計
の
決算額
の
合計額
は、
歳入
五百一兆五千三百六十三億余円、
歳出
四百五十兆五千七百九十五億余円でありまして、
会計検査院
ではこれらの
決算額
を確認いたしました。 また、
国税収納金整理資金
は、
収納済額
六十三兆六千六百七十億余円、
歳入組入額
五十三兆千九百七十八億余円でありまして、
会計検査院
ではこれらの
受払額
を
検査
完了いたしました。
政府関係機関
の
平成
十八
年度
の
決算額
の総計は、
収入
四兆五千三十一億余円、
支出
三兆七千九百二十七億余円でありまして、
会計検査院
ではこれらの
決算額
を
検査
完了いたしました。
平成
十八
年度
の
歳入
、
歳出等
に関し、
会計検査院
は、国、
政府関係機関
、国の
出資団体等
の
検査対象機関
について
書面検査
及び
実地検査
を
実施
いたしました。そして、
検査
の進行に伴い、
関係者
に対し八百
余事項
の質問を発しております。
検査
の結果、
検査報告
に掲記した
不当事項等
について、その
概要
を御
説明
いたします。 まず、法律、政令若しくは
予算
に違反し又は不当と認めた
事項
は
合計
三百六十一件、百一億六千二百四十七万余円であります。 このうち、
収入
に関するものは十一件、三十九億九千七百七十一万余円であります。 その
内訳
は、
租税
の
徴収額
が適正でなかったもの、
保険料
の
徴収額
が適正でなかったものなどとなっております。 また、
支出
に関するものは三百件、五十四億七千五百二万余円であります。 その
内訳
は、
契約
の履行の
検査
が適正でないもの、
委託費
の
支払
が適正でないもの、
医療費
の
支払
が適切でなかったもの、
補助事業
の
実施
及び
経理
が不当なもの、
貸付金
の
経理
が不当なものなどとなっております。 以上の
収入
、
支出
に関するもののほか、
現金等
が領得されたものは五十件、六億八千九百七十三万余円であります。 次に、
平成
十八年十一月から十九年十月までの間におきまして、
会計検査院法
第三十四条又は第三十六条の
規定
により
意見
を表示し又は
処置
を要求しましたものは十一件であります。 その
内訳
は、
官報号外等製造加工請負契約
に関するもの、
豊川用水施設
の改築に伴う
固定資産
の計上に関するもの、
独立行政法人国立印刷局
における
土地
及び
土地譲渡収入
などによる
資金
に関するもの、
農業災害補償制度
(
農作物共済
)の
運営
に関するもの、
信用保証協会
に対して行う
融資事業
の
効果等
に関するものなどとなっております。 次に、本院の
指摘
に基づき
当局
において
改善
の
処置
を講じた
事項
は六十五件であります。 その
内訳
は、
木質バイオマス関連事業
により整備した
施設
の
運営状況
の評価に関するもの、
不要漁船
・
漁具処理対策事業
における
助成金
の分担及び
休漁推進支援事業
における
助成金
の額の算定に関するもの、
スマートインターチェンジ
の
社会実験
のために整備した
設備
の
取扱い
に関するもの、
談合等
があった場合の
違約金等
に係る
国庫補助金相当額
の
取扱い
に関するもの、
情報システム
の
受変電設備等
に係る
固定資産
の
管理
に関するものなどとなっております。 次に、
平成
十八年十一月から十九年十月までの間におきまして、
会計検査院法
第三十条の二の
規定
により
国会
及び
内閣
に対して
報告
いたしましたものは二件であります。 その
内訳
は、さきに御
説明
いたしました
談合等
があった場合の
違約金等
に係る
国庫補助金相当額
の
取扱い
に関するもののほか、
特殊法人等
から移行した
独立行政法人
の
業務運営
の
状況
に関するものとなっております。 次に、
平成
十八年十一月から十九年十月までの間におきまして、
国会
からの
検査要請事項
に関し、
会計検査院法
第三十条の三の
規定
により
検査
の結果を
報告
いたしましたものは五件であります。 その
内訳
は、
政府開発援助
(ODA)に関する
会計検査
の結果に関するもの、
日本放送協会
における不祥事に関する
会計検査
の結果に関するもの、各
府省等
が締結している
随意契約
に関する
会計検査
の結果に関するもの、
我が国政府開発援助
における
無償資金協力
及び
技術協力
において被
援助国
が
実施
する
施設
の建設や資機材の
調達等
の
契約
に関する
会計検査
の結果に関するもの、
平成
十三
年度
から十八
年度
までの間における
内閣
府が
実施
した
タウンミーティング
の
運営
に関する
請負契約
に関する
会計検査
の結果に関するものとなっております。 最後に、本院の
検査業務
のうち特にその
検査
の
状況
を
報告
する必要があると認め、
検査報告
に掲記いたしましたものは八件であります。 その
内訳
は、
租税特別措置等
(
生命保険関係
)の
適用状況等
に関するもの、都道府県における不適正な
経理処理
に係る
国庫補助金等
の
状況
に関するもの、
国民年金事業
における被
保険者資格
の
適用
、
保険料収納等
の
実施状況
に関するもの、福島、和歌山、宮崎各県における
国土交通省所管
の
国庫補助事業
に係る入札・
契約
の
状況
に関するものなどとなっております。 以上をもって
概要
の
説明
を終わります。
会計検査院
といたしましては、機会あるごとに
関係
各
省庁
などに対して適正な
会計経理
の
執行
について
努力
を求めてまいりましたが、なおただいま申し述べましたような事例がありますので、
関係
各
省庁
などにおいても更に特段の
努力
を払うよう望んでいる次第であります。 次に、
平成
十八
年度
国有財産検査報告
につきまして、その
概要
を御
説明
いたします。
会計検査院
は、
平成
十九年九月七日、
内閣
から
平成
十八
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
及び
平成
十八
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
の
送付
を受け、その
検査
を行って、
平成
十八
年度
国有財産検査報告
とともに、
平成
十九年十一月九日、
内閣
に回付いたしました。
平成
十八
年度
末の
国有財産
現在額は百六兆七千五百六十八億余円、
無償貸付財産
の
総額
は一兆八百四十一億余円になっております。
検査
の結果、
国有財産
の
管理
及び処分に関しまして、
平成
十八
年度
決算検査報告
に掲記いたしましたものは六件であります。 その
内訳
は、
不当事項
といたしまして、
配電設備
の
改修工事
の設計に関するもの、
意見
を表示し又は
処置
を要求した
事項
といたしまして、
独立行政法人国立印刷局
における
土地
及び
土地譲渡収入
などによる
資金
に関するもの、本院の
指摘
に基づき
当局
において
改善
の
処置
を講じた
事項
といたしまして、
河川区域
の一部が廃止されるなどして
普通財産
となった
土地
の
管理等
に関するもの、
国立公園
内の
集団施設地区
における
土地使用料
の
債権管理事務等
に関するもの、
艦艇乗員待機所
の
仮眠室
の利用の促進に関するもの、
国会
及び
内閣
に対する
報告
といたしまして、
特殊法人等
から移行した
独立行政法人
の
業務運営
の
状況
に関するものとなっております。 以上をもって
概要
の
説明
を終わります。
小川敏夫
6
○
委員長
(
小川敏夫
君) 以上で
平成
十八
年度
決算外
二件に関する
概要説明
を終わります。
平成
十八
年度
決算外
二件に対する質疑は後日に譲ることといたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後四時三十二分散会