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加藤修一君 公明党の
加藤修一でございます。
先ほど来から、
大臣からは今日はボゴールへ向かって飛び立つ予定というふうにお伺いしておりますけれ
ども、十二月のMOP3の関係を含めて、ほかの国々が
日本の
考え方を十分情報として共有できるように、より一層のイニシアチブを発揮していただきたいことをお願いを申し上げる次第でございます。
温暖化対策は、緩和政策、適応政策、大きく分ければ二つになるわけでありますけれ
ども、中国等の動向をやはり見逃すことはできないなと。現在、
日本政府は、これは経済産業省が中心になっているようでありますけれ
ども、日中省
エネルギー・
環境総合フォーラム、そこにおいてかなり具体的な展開をやっているようでありまして、ただ、もう中国に関してはODAという段階ではない、ただ
日本政府も言っておりますように、新しい資金のメカニズムを
考えていかねばいけない、そういった
意味では日中で
環境基金という、そういう視点からの新しい資金のメカニズムということについても私は非常に重要でないかなと、このように
考えておりまして、是非こういった面についても
指摘をしておきたいわけでありますし、更に検討をすべきであるということを申し上げておきたいと思います。
今日は、新聞の
報道によりますと、先ほど来からも様々な
質問がありましたが、
環境省と経済産業省の合同審議会におきまして、地球温暖化対策の追加の対策でありますけれ
ども、産業の部門において全容が明らかになったというふうに
報道されておりました。目標達成へ対策が出そろったというふうに書いてありましたが、先ほど答弁にありましたように、やはり私は国内対策、これは非常に最優先でやっていくべき話でありまして、なるべく京メカは使わないようであることが望ましいと、最大限国内対策にいかに懸命にやって、その対策それ自体が持っている大きな力をずっと長期的に発揮させるかということが極めて重要だと思っております。
二十一世紀
環境立国戦略の中では三つの危機を言っておりまして、今や
日本と同じような生活をすると地球が二・四個必要である。そういった
意味では、水準をどう
考えるか、将来の、先ほ
ども話がありましたように、ビジョンをどういうふうにつくり上げていくかというのは極めて重要だと思っております。
そういった
意味では、十二月のインドネシアでのMOP3の関係、あるいは明年のG8サミットで、
環境がテーマでありますので、どういうふうに新しい枠組みをつくってしっかりと人類が持続可能な
在り方を更に確立していくかという、こういった点は非常に私が言うまでもなく大きな課題でもあり重要な視点であると、このように
考えてございます。
そういう国際的な展開も非常に大事でありますけれ
ども、やはり足下の問題も極めて重要であり、これは先ほ
ども大臣が使い捨てというより3Rの話がありました。私は、使い捨ての文化といいますか、そういったものが何か進み始めているような感じがいたしまして、非常に懸念してございます。
大臣は、3Rを通じた循環型社会の構築というふうに言っているわけでありますけれ
ども、やはりディスポ製品が非常にあらゆる分野で普及しているように思います。注射針、そういったものは感染性の危険がありますからこれは焼却処理も当然でありますが、ただ、リユースが可能な製品、そういったものについては、単に利便性がいいからということでディスポ製品にどんどん変わっていくような、そういう際限なく拡大していくようなことがあってはいけないなと。やはり、大量消費ということで大量のごみが発生し、
環境負荷とかCO2の増大につながると、こういうことになっては大変だということで、もちろん3Rの関係が当然あるわけでありますけれ
ども、やはりライフスタイルをいかに改善するかというそういったこと、あるいは生産のスタイルもどういうふうに変えるかということも含めて、そういうディスポ製品がだんだん拡大していくようなことがあってはいけないわけでありますので、そういった面についての啓蒙等を含めてしっかりこれは対応していかなければいけない問題ではないかなと、このように
考えておりますけれ
ども、
環境大臣におかれましてはこういった面についてはどのように
考えて対策をしていこうとされているのか、この辺についてお伺いしたいと思います。