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佐藤正久君 確かに支持の数が上がったのは間違いないと思いますが、私はもうちょっと上げたいと、上げるべきだと思っています。
やはりまだまだ誤解をしている方が一杯いらっしゃる。私も週に三、四回は講演
活動を頼まれてやっているんですけれども、やはり多くの方がまだまだ誤解されている。分かりやすくというのがキーワードだと思う。分からないと。特に、更に支持を上げるためには、余り外交とかあるいは
防衛というものに関心がない層まで自分の身を置いて、踏み込んでいろんな広報をするというのが大事だと思います。
今お配りしております紙の三ページ目、ここにテロ特措法と
イラク特措法と
二つ対比しております。
実は、
イラク特措法とテロ特措法、これを混同している方がまだまだいらっしゃいます。
イラク反対だからテロ特措法反対だ、補給
支援法反対だと。我々は分かっているというふうな感じがしますけれども、まだまだ
国民の中にはそれがオーバーラップしていると。
イラク反対だからテロ特措法反対だと。海上自衛隊がやっているのも
イラク特措法の
関係だと思っている方もまだまだ実際講演に行くといらっしゃいます。
次に、事前承認についてもまだまだ
国民の方々、うまく
政府の意図が伝わっていないんじゃないかなという感じがします。
四ページ目、これはテロ特等の特別
委員会の議事録の抜粋です。これが前のテロ特措法の事後承認、
国会における承認の議事録です。
今回、前の法によりますと、
国会承認は自衛隊の対応措置を
国会承認するんですよ、基本計画は
国会報告ですよと、
報告と承認違いますから。基本計画は
国会報告。それで、対応措置、自衛隊がどこで何をやるんだと、対応措置を
国会承認としています。実際に承認をした中身というのはこの表なんですよ、別表の表、これが正に承認をした表なんです。
前回の法案のときに、
民主党の方々も海上自衛隊のインド洋での
活動に対しては賛成をされました。しかしながら、その事前承認か事後承認かと、そこで分かれたというふうに私は
認識しています。その承認、事前か事後かは別にしても、承認する
内容はこの表なんですよ。これは
国民の方なかなか分かっていない。三つの種類、
活動名、場所はどこですかと、これが承認。
もう一枚めくっていただいて、これが新しい補給
支援特措法の条文を抜粋した。第二条三項にそれが正にもう全部入っているんです、そのまま。今回の
補給支援活動はどこでやりますよと。公海、インド洋、ペルシャ湾を含む、及び
我が国の領域と云々と。正にそれはみんな入っていると。
もう一枚めくっていただいて、これはちょっとポンチ絵なんですけれども、この承認事項、今まではこの表を承認してもらっていましたと。今度はこの
部分、新法ではこの
部分を承認してもらうんですけれども、これは法律の中に書いているからというようなこともやっぱり訴えるべきだし、また多くの方々は今でも米軍に対して多くの
支援をしているというようなことを感じている方もまだまだいらっしゃいます。実際には四分の三はほかの国ということも知らない方もまだまだいらっしゃいます。
今言ったようなポイントというものがあると思うんですよ。あるいは、今回の海上自衛隊の
活動、これを
支援している阻止
活動によって我々の海上交通路というものの安全確保も反射的効果とはいえこれだけ確保されていると、まだまだ分かっていない方が一杯いらっしゃいます。
今、手元に
外務省のパンフレット「
日本の
アフガニスタンへの貢献」というものと、
防衛省が作られました「国際テロの根絶と世界平和のために」、パンフレットがあります。ありますけれども、各省庁ごと各個に自分のことを言っておられる。今言ったようなポイント、支持率を上げるために誤解を解くためのポイントというものがどこにも書かれていない。そこはやはり三省庁が連携をしてこれだというものを、まだまだ間に合います。この十五日までの会期あります。正にこれが大事な時期だと。まだまだ私は間に合うと思います。いかにそのポイントを絞ってやる。
もう一個、済みません、
外務省で申し訳ないんですけれども、このパンフレット、
アフガニスタン本土での
活動あります。私も見ました。字がこま過ぎてなかなか分からない。お年寄りに見せたら、眼鏡がないと見えませんと言われました。やはりポイントを絞って、ビフォー、アフターで、修復する前、後と、写真なんかをやっぱり載っけてポイントを絞るという広報もあるんではないかなと。どうしても全部やったことを書いてしまうと、これは
資料になってしまう。やっぱり訴える相手というものをだれなんですか、訴求対象はだれなんですかと考えて、余り外交とか
防衛とかに関心がない人に対する
資料はこうですよと、こういうふうに入っていくんですよと、そういう本当、
国民の目線に立ったきめ細かな広報というのは私は大事だと思います。
やっぱりここは
内閣官房が私はリードしていくということが必要ではないかなと思いますが、もう一度
内閣官房の方から御意見をお伺いしたいと思います。──いらっしゃいませんか。だったら、
防衛大臣に。