○山井
委員 これから一時間にわたって
質問をさせていただきます。消えた年金、障害者自立支援法、肝炎対策の三つについて主に
質問をさせていただきます。
まず最初に、何よりも
参議院選挙というものを、消えた年金問題については総括せねばならないと思います。どういう約束、どういう公約を
自民党が
国民の方々にして票を集められたのか、この事実は確認をしておかねばならないと思っております。
そこで、
自民党のホームページ、そしてこのビラ、これをお手元にお配りさせていただきました。皆さんも、特に
自民党の方々は、ああ、このチラシ、地元で配ったとかホームページにあったなと、懐かしい内容ではないかと思っております。
「ご安心ください!! あなたの年金は大丈夫です!!」
一つずつ言いませんので、特に私が気になるところを言います。
「政府・与党は今後一年間で全ての統合を完了させます。」と、このグラフの上に書いてありますが、これは、
質問主意書でも、このようなことは不可能ですということは
内閣が
答弁をしております。
また、右下の「これで大丈夫! ポイント三」、第三者
委員会では「
国民の立場に立って積極的に年金受給権を認めます。」こう書いてございます。
確かに、振り返ってみれば、
選挙戦が始まったころに第三者
委員会が華々しくスタートし、証拠がなくても救済しますといって、救済された方がテレビのニュースで流れ、涙を流して喜んでおられるというシーンも私はテレビで見ました。
舛添大臣もうなずいておられますね。そして、第三者
委員会に行けば今まで救済されなかった人もきっと救ってもらえるんだという期待が
選挙期間高まって、多くの
自民党候補者も、第三者
委員会をつくりましたから、こうおっしゃったんではないかと思います。
舛添大臣もうなずいておられます。
ところが、例えば新聞報道
一つ見ておりますと、「消えた年金 救済一% 二カ月半で百九十人」。つまり、一万九千人の方が申請をされて、答えが出ているのは一%余り。九九%、ほとんどの人は、結果も出ないどころか、
民主党にも、第三者
委員会に申請したけれども、社会保険事務所の人や第三者
委員会の人に聞いても、いつ結果が出るんですかと言っても、わかりません、わかりません。それどころか、証拠を出してください、証拠を出してもらえないと判断ができませんと。どこかで聞いたせりふ、今までと一緒じゃないですか、証拠を出せと言っているんだったら。こういう現状がございます。
また、二ページ目、これが私は最も問題ではないかと思いますが、
福田総理も見てください。「政府・与党案 今後一年で問題解決・全額支払い」と書いてあるんですね。この消えた年金五千万件、「今後一年で問題解決・全額支払い」と書いてあります。本当にこんなことが約束できるんでしょうか。今、一%。この今の計算でいけば、十年はかかるんですね、第三者
委員会。
それと、もう
一つ。お
名前は申し上げませんが、配付資料の中で、
選挙期間中に
自民党のホームページで流れていた映像でございます。御存じのように、前幹事長。五百二十四万件の
名前がわからない記録が五千万件の中にあるということが八月の二十日に明らかになって、これは今大きな問題になっております。
少しこれを読ませていただきます。「宙に浮いた年金だとか 誰のものか分からない年金だとかという 野党は そのようなことを言っております しかし われわれが検証した結果では 昨日の党の検証
委員会でも分かりましたが この五千万件には一件一件 氏名と つまり
名前と姓名と生年月日と 一件一件 五千万件には全部 しっかりと
記載されているのであります」このビデオをホームページで放映して、
選挙をした。
にもかかわらず、
選挙が終わってみたら、一割以上の五百二十四万件には
名前がなかった。これらは一例ですが、
選挙とはいえ、あんまりじゃないか。なぜならば、私のところにも、
民主党全体で五百件以上の消えた年金の被害者の方々から相談がありました。一年間で全額支払いというホームページ、チラシを見て、涙を流して喜んでおられた被害者もおられました。これは、ちゃんと約束は守ってもらわないとだめだと思います。
福田総理もうなずいていただいております。
そうしたら、今後一年でこの年金記録問題、全額支払いということを
選挙で約束して、チラシまで数十万枚お配りになったそうでありますが、このことは、
福田総理、お約束を実行していただけるんですね。いやいや、
福田総理、これは
自民党総裁に聞いているんですよ。
自民党総裁に聞いております。これは
自民党のホームページですから。