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逢坂委員 ぜひ
大臣、その点、よろしくお願いしたいと思いますね。多様な研修の機会をちゃんと確保できるというようなことも大事なことだと思いますので、よろしくお願いします。
さて、そこで、
増田大臣、
増田大臣はなぜ
総務大臣になれたんでしょうかね。これはちょっとばかみたいな
質問なんですが、建設省の
職員のままでいて、途中でどこかの選挙区から国
会議員として出馬をして、
大臣になれたでしょうか。なれなくもなかったとは思いますけれ
ども、今回
大臣が
総務大臣になれた
理由というのは何か。
これは別に
大臣の口から聞こうとは思わないんですが、私はこう思っているんですね。やはりそれは岩手県知事を三期務められたということなわけですよね。同じ公務の現場にいたとしても、建設省の
職員としてやっていたのでは、もしかしたら簡単には
大臣になれなかったかもしれない。岩手県で知事さんを三期十二年務められたということが、実はやはり
増田さんという人のよさをさらに大きく引き出し、
大臣の職に対する白羽の矢が立ったんだと思うんですね。
その意味で、やはり国の
職員もさまざまなところを見ていくということが極めて大事なんですね。霞が関だけにいたんじゃうまくいかないんですよ。
それで、きょう、森山財務副
大臣にもお越しいただいているんですが、森山財務副
大臣、ぜひ私は提案したいことがあるんです。
実は今日本の国はもう
財政が大変だというのは火を見るより明らか。だから、予算はちゃんと精査して効率のいい予算組みをしなきゃならないということは明らかなんですが、自治体の現場にいると、国の予算の無駄が極めてよくわかるんですよ。あそこがおかしい、ここがおかしい、この補助金は変だ、この負担金はおかしい、これは非効率だ、ここの出先は全く不要だとか。
ところが、自治体の
職員がそういうことを言ってもなかなかよく伝わらない。それから、財務省の
皆さんは、やはりエリート中のエリートだと思われているのかどうかわかりませんけれ
ども、自分たちのやっていることは、無謬性というか、やはり正しいということを常に心の中に思っているのかどうかもわかりませんが、なかなか人の話を聞かないんだ、これが。
だから、財務副
大臣、ぜひお願いしたいんですけれ
ども、財務省の中堅クラス、新人じゃだめです、ある程度の力のある
職員を
全国の自治体に派遣してくださいよ。税務署の署長なんか、かつてやっていたようなことじゃ絶対だめですよ。あるいは県の
財政部長とか
総務部長なんかも絶対だめですよ。意味がないとは言わないけれ
ども、本当のことなんて絶対
皆さん言いませんから。言っているように見えるけれ
ども、やはり腹の底では予防線をちゃんと張って、本当のことはやはりぐっとしまっておくんですよ。
だから、できれば小
規模な自治体がいいと思います。小
規模な自治体、人口が五万とか、せいぜい大きくても十万ぐらい。そうして、そこでの
財政係長とかそういう仕事を財務省の
職員が二年なり三年なりやるんですよ。大きなところへ行ったら、部分しか仕事をしない。小
規模な自治体だったら、
財政係長なんというのは一から十まで、補助金申請の果てから起債申請の果てから、あるいはどうでもいいような予算の確保まで、実は全部自分の手のひらの上にあって、やるんですよ。だから、仕事の総合性というものは田舎の
財政担当の方が実はわかっている部分が多いんですね。例えば
全国に五十人派遣して、三年たって帰ってきたら、日本の国の予算の問題点はどこにありやなんということは即わかるんですね。
今、財務省は確かにいろいろ予算を切っているけれ
ども、もしかしたら必要なものを切っているかもしれないんですよ。切っている、切っていると言っているけれ
ども、実は、各
省庁が本当のことを言わないで、財務省が手玉にとられているかもしれないんですよ。本当に国家の危機だと思うのなら、森山財務副
大臣、これをやりませんか。お手伝いしますので、いかがでしょうか。