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下条委員 ありがとうございます。何か恐縮してしまうようなお言葉の選び方でございまして。
この問題は、現実には、僕らのチームの民主党から参議院に出ておりますので、これは回ってきた段階でまたしっかり議論をしたいと思っております。私が今提案しておるのは、たまたま参議院に出ておりますから、今のままではちょっと、今まさに
大臣おっしゃったとおりで、本当にたくさんの方に被害が行くと思いますよ。それがひいては、いろいろな問題がそこに発生することによって反発が出てくると私は思います。
ですから、これは言いにくいけれ
ども、私がそっちの席に座ったら、保険を掛けておきたいなと思っています。そのためには、こういう部分は抜け道を少しずつつくっておかないと、余りきちきちにやるとアキレス腱が切れますよ、物事は。来年の四月まで二年間の離陸部分で時間を置いているかもしれませんが、だけれ
ども、実際は、そんなものじゃ大体共済は終わらないです。だから、私は、今度法案がどういうふうに衆議院に回ってくるかによって、またそこでしっかり議論をしたいと思いますので、提案として現段階で
質問をさせていただきましたので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
時間の関係がありますので、次に移りたいと思います。
次は、これは私の持論でございますし、提案でございます。ですから、どういうお考えがあるか、私はちょっと聞きたい、
大臣に。
それはどういうことかというと、今ちょっと
大臣も触れられていましたけれ
ども、体が障害で不自由な方々、そして、俗に言う難病を患っている方々、いろいろなハンディを持っている方々が、今この世の中で、私
どもと一緒に空気を吸っております。その中で、御家族や御親類ははかり知れないいろいろな御苦労をなさっていると私は思います。
そこで、こういう障害者の方とか、それから難病の方々にはいろいろな補助が出ております。例えば社協からいろいろなものが出ていたりしています。あえてこの場では、たくさんあり過ぎて言いませんが、ただ、私は物が言いにくいんですが、やはり国の予算もほどがあるじゃないですか、切りがある。そうしたら、障害者や難病にかかっている方々は一体どうやって、例えば、スロープをつくったり、車いすを買ったり、いろいろなベッド設備を用意したり、オペレーションをしたり、薬を調達するにはやはりお金が必要なわけですよ。
それで、私はずっとヒアリングをしてまいりました。そうしますと、一部の地銀とか自治体では、障害者に関しては、例えば車いすの資金をローンで出したり、また、それ以外に、若干でございますけれ
ども、御承知のとおり、タクシーとかそれから高速なんか、障害手帳があれば安くなる。これは今まで、温かい配分だと思います、やられていると思いますけれ
ども、一方で、それだけじゃやはり足らないんですね。払わなきゃいけないんです。払うというのは、金がなきゃ払えない。金がというと、
所得があればその人はいい、また、家族が頑張っていればいいんですが、足りない場合が非常に多いんですよ。
そこで、社協の方の実態を私は調べました。これは
金融庁とはちょっと違うんですが、それを調べると、例えば長野県なんかは、私の地元でございますけれ
ども、介護費等については、資金は無利子で三年間貸すとか、年利三%で貸すとかとあるんですよ。そのほかに、障害者は、六年間で、据え置き半年間で社協からお金を貸し出しますよというシステムがあるんです。いろいろなところも聞きました、地銀も聞きました。でも、結論を言えば、こういうシステムはあるんですが、借りにくいと言うんですね、
大臣。借りにくいと。
私がきょう何でこの話題を出すかというと、借りにくいものは、あっても借りないわけですよ。例えば、難病になってしまうときと、なる直前と、僕はやはり違うと思うんですよね。なってしまうと、そこの一つの枠に入るからいろいろなものがあるけれ
ども、なりそうで、もうちょっと薬で抑えられる場合もあるわけです。いろいろな難病、数限りなく難病はありますけれ
ども。その部分について、私は、一部の地銀とかでやっている金利がやはり高いと思うんですね、三%。先ほど
総裁がいらっしゃったわけですけれ
ども、今、公定歩合は〇・幾つで物すごく低いわけじゃないですか。ですから、そういう方は、
大臣、そんなたくさんいらっしゃらないんですよ、難病の対象は。それだけでも
金融庁としていい指導を
銀行その他にやってくれたらと。これは
法律で決めろということじゃないです。指導していってもらいたいんです。つまり、難病や障害者に対する貸し金について、これは僕の提案ですよ、
大臣、温かい指導を今後やっていただきたい。
つまり、どういうことかというと、それは保証人なくて金貸せ、そんなの無理です。でも、難病や障害者の場合には、ほとんど親族がいてケアしているわけですよ。そうしたら、その人たちは少なくとも保証人なら保証人に入ってもらいながら、ただ、金利については、そういうことであったら、例えば三十万のオペレーションフィーが必要だ、それとか難病の通うためのタクシー代が必要だったりするわけじゃないですか。そういうお金一つ一つが今は調達できない人が多い。その部分について、ぜひ、これは法令じゃなくて、各
金融機関に、こういうのが出たぞ、ついてはそういう商品を考えたらどうだと指導してもいいんじゃないか。例えば二%とか一%でしばらく貸して、まあ、その方がどうなるかわかりません、長生きしていただきたいけれ
ども、親族で働いている方のところから月々五千円とか一万円を少しずつ払っていけるようなシステムがあってもそろそろいいんじゃないかと思います。
そうすれば、言いにくいですけれ
ども、政府の予算は使いません。使わない。皆さんが指導することによって、
銀行は今度向くわけです。私も二十年いて、MOFから来た、どこから来たといったら、もうぴくぴく動いていますから。そうすれば、そこで商品ができるわけですよ、向こうの開発として。
どうですか。そういう指導をぜひ、温かいことでやっていただけないかなという僕の提案でございます。いかがでございますか。