○渡辺(周)
委員 この点について、ねじれているという言葉を多用することによって、いかにもこれが不健全なのだということを言っているわけですよ。そのことについては、これは私は冒頭に言いたいというふうに思います。(
発言する者あり)
周りのやじがちょっとうるさいので、注意してください、
委員長。
私は、与党の
発言にそのように答えたから、それに対して私は申し上げたのであって、これはこちらの
委員からあれこれ言われる筋合いのものじゃないと思います。
委員長、注意してください。
この点については、また機会をとらえて、我々の主張というものがまた形になるように。決して、政策協議を私たちは何も否定するものでも何でもありません。実際、政策協議が進んでいる部分だってあるわけですから。その点については、かたくなに我々が拒否しているかのような言い方はぜひ慎んでいただきたいというふうに思うわけであります。
さて、この集中審議の
質問に入る前にどうしてもこの
委員会でやっておかなければいけない問題があります。
過日のこの
委員会でも我が党の
長島委員が
質問をされましたけれども、鳩山法務
大臣が、友人の友人がアルカイダであるという
発言をされました。この点についても
官房長官が文書で注意すると言いましたけれども、また先日、十一月の三日ですか、御自身の御地元であります九州の福岡県の久留米ですか、御地元で
発言をされています。テロリストの怖いのが平気でこの国をうろうろしている、私はその事実を知っているから申し上げているというふうに
発言をされているわけですね。
私も
最初、この鳩山法務
大臣の
発言を聞いたときは、私も、鳩山法務
大臣、かつては民主党に籍を置いていらっしゃいましたので、当然面識はありますし、お話をしたことも何度もあります。そのときは、外国人の特派員協会の中で
発言をされまして、舌足らずだった、誤解を招いたとおっしゃいましたけれども、あれだけおしゃべりな方が舌足らずなわけがない、これは思いながらも、それはもしかしたら行き過ぎたジョークだったのかな、外国人の前でしゃべられたから何か意思が伝わらなくてそんな
発言にとられたのかなとも思いました。
しかし、
官房長官が注意をされた。そして、その後、今度は、バリ島のテロで亡くなられた大阪にお住まいの遺族の方が、だとするならばなぜそれを
事前にとめてくれなかったんだという抗議をされたことも新聞報道されているんですよ。そして、今回また、本当のことを言うとみんなが怖がるから言わないんだというようなことをまたおっしゃっているんですね。本当のことを、事実を言うとみんながびっくりしてマスコミも騒ぐ、この国をテロから守る、テロリストの怖いのが平気でこの国をうろうろしている、私はその事実を知っているから申し上げているとまたおっしゃっているわけですよ。
ここまで行くと、私は、行き過ぎた冗談だとか失言だとかではなくて、これは本当なんじゃないかと。時と場合を選ばずに言ってしまった冗談だとか失言のたぐいではなくて、これは法務
大臣としておっしゃっているんだとすれば、これはもう法務
大臣みずからに尋ねられて、これはどういうことですかと。日本の治安を守る最高責任者である法務
大臣、その役所のトップである法務
大臣がここまで繰り返し言うということは、本当に、当初言われていました、ひげの生えた、あるいは変装したアルカイダが何度もこの国に出入りしている、また、テロリストの怖いのがうろうろしている、こういうふうに何度もおっしゃっているわけですよ。
私たちは、この
委員会で、アルカイダがインド洋で一体何人拘束されたのか、あるいは、アルカイダの拠点をアフガニスタン本土で幾つ破壊をし拘束したのか、さんざん議論してきました。
ところが、その一方で、この国の法務
大臣が、この国にはテロリストの怖いのがうろうろしているんだ、何度も出入りしているんだと言われると、この
委員会でやっているそもそもテロ対策、もしかしたら、私たちは足元のことを全く気にしないで実はやっていたんじゃないか。片っ方の法務
大臣は、うろうろしているんだと言っているわけですよ。
これは事実を確認した方がいいと思いますが、いかがですか、
官房長官。