○川内
委員 委員長のお許しをいただいて、少しだけ松野先生との時間を調整してやらせていただきますが、今、何をしたかについては覚えていないというふうに、先ほどの
証言とは
証言が変わったということでございます。
そこで、最後にさせていただきますが、
委員長に、私、御提案を申し上げます。
この二〇〇一年に発生をした英国BAEシステムズ社製チャフ・フレア・ディスペンサーの
契約に絡んで、
山田洋行がメーカーの見積書を改ざんして
防衛庁に水増し請求をしたということが、
防衛庁の旧原価計算部の鈴木信丈さんという輸入
調達専門官の指摘で明らかになっています。内部文書も私
ども入手をしております。これに対して、なぜか、担当者が鈴木さんから石坂哲哉さんという担当者にかわり、この
契約は減額変更という形で、おとがめなしで終わっています。
この水増しがどのぐらいのものであったかというと、本来ならば二十五万七千百ドルのものを五十七万六千ドルで請求をするということでございまして、まあ、三十一万八千ドルの上乗せ。約四千万円近い、邦貨にすれば、水増し請求。一件につきですよ、一件につき。これを二十四セット、
山田洋行は
防衛庁に納入をすることになっております。
BAEの、今申し上げた、英国の会社からこの鈴木信丈さんという方にIDS見積もりであると不正に提示された書類は、
山田が、これは
山田がというのは
山田洋行ですね、IDSの関知及び承諾なく
防衛庁の予算過程において作成したものである、不正に提示されたというふうに書いております。
そこで、私は、この水増し請求の問題というのは
防衛省の
調達のあり方に深く深くかかわる問題であると。
守屋さんも何をしたかについては
記憶がないとおっしゃった。したがって、この鈴木さん、石坂さんを本
委員会に招致をし、真実はいかがであったのかということについて、
証人喚問要求をさせていただきたいということをお願いをして、終わらせていただきます。