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川内委員 では、警察からの御
報告をまた聞かせていただきたいというふうに思います。
それでは、次に移らせていただきますが、きのう
守屋証人は、
自分一人が責めを負う、現場は一生懸命頑張っているんだ、だから
防衛省・自衛隊全体がそうであるというふうには思ってほしくないと涙を浮かべられておっしゃられていました。私も、あの証言をされたときの
守屋さんのお気持ちというのは、そのとおり、
本当に、ああ何てばかなことをしてしまったんだろうというお気持ちで素直におっしゃられたんだろうというふうに思います。
しかし、
防衛省・自衛隊に対する信頼というものが
安全保障のすべての前提である、信頼こそが
安全保障の前提であるというふうに思うと、魚は頭から腐るという
言葉もあるし、朱に交われば赤くなるという
言葉もあるし、まず大変責任の重い方
たちがその責任を自覚し、しっかりと現場の皆さんから尊敬を受ける。あの人
たちがあれだけ頑張っているんだから、おれ
たちももっと頑張ろうというふうにしていかなければならないと思うんですね。
そういう意味では、給油新法とこの問題は、
防衛調達
疑惑問題については別なのだということを、きのう総理も
官房長官もおっしゃっていました。しかし、
石破大臣だけは、密接に
関係しているとぶら下がりでおっしゃっていた。私は、その見識はまさしくそのとおりだと。密接に
関係している。なぜかならば、信頼が前提だからだ。インド洋で油が給油できるかできないか、するのかしないのかということも、国民が
防衛省・自衛隊頑張っているね、信頼しているよとおっしゃってくれればこそできる活動である。そういう意味で密接に
関係しているんだということは、私もそのとおりだろうというふうに思います。
そういう意味で、法案が参議院に移って、野党が過半数を握る参議院でいろいろなことが明らかになるというのは、私は、衆議院にいて、こんなに悔しいことはないです。衆議院がさまざまなことをしっかりと解明し、衆議院が今後どのようにしていくのかということを国民の前にしっかりと明らかにする、それが、私は、衆議院としての役目なのではないかというふうに思います。
水増し請求問題についてお伺いしますけれ
ども、この問題も、意図的、作為的な水増しではなかったのだという結論が先にあり、その結論に合わせて論理を構築する。
調査チームをつくっていますというふうにおっしゃる。しかし、その
調査チームは、だれが
調査しているんですかと聞くと、装備本部の人
たちが、いわば身内が身内に事情聴取するというような形で進んでいるらしい。それでは実態は明らかにならぬのじゃないかというふうに私は思います。
そこで、お伺いをさせていただきますが、この前の
テロ特の続きでございますけれ
ども、BAEから山田洋行に出された見積もり、山田洋行から
防衛庁に出された見積もり、本来は同一のものでなければならないはずであった。しかし、
平成十三年の三月三十日
時点、契約
時点においては、この二つの見積もりは金額が相違していたということについては、
防衛省がこの前事実
確認をしていただきました。チャフ・フレア・ディスペンサー
一つ当たりにつき約五万ドルぐらいずつ違っていたということでございます。
これが、
平成十四年の二月五日付のBAEからの文書で
指摘をされた。山田洋行がIDSのレターヘッドを使い、代表者のサインを偽装しというか、代表者のサインに似せてサインをした見積書をつくっていたのだということをその文書の中で
指摘をしておるわけでございます。それに対して、当時、
防衛庁側は、ロサンゼルスにいる輸入調達専門官を
調査の担当者に充てて
調査をされていらっしゃるわけでございますが、先日聞いたのは、
平成十四年の三月二十五日に
防衛庁輸入調達専門官がBAE社を訪れたというふうに朝日新聞等で
報道されておりますけれ
ども、果たして
本当に訪れているのですかということをお伺いしております。
まだ
確認中だということでございましたので、もう一度
確認いたしますが、
平成十四年三月二十五日、
防衛庁の
職員がBAE社を訪問していますか。