○常田
享詳君 私は
総務大臣買っているんです。というのは、いつかこの
委員会で、偏在性はできるだけなくしなきゃいけない、東京にでも手を入れるんだと、税制がおかしければ。そういうところに集中している所得を、財源を地方に回すことも含めて
考えていくんだという非常に積極的なことを言われました。是非、私は期待しておりますんで、そういう偏在性をやっぱりなくするような税制に改めていただきたい。そして、地方が計画を立ててしっかり自立へ向かって頑張っていけるような足場、財源を確保していただきたいと思います。
さて、
安倍総理、私は
安倍総理と同じ山陰だと申し上げ、
安倍総理は山口県ですから太平洋側も日本海側も抱えておられますけど、御出身は日本海側でありますから山陰、そういう気持ちを私は共有しております。
ところが、例えば北朝鮮、ミサイル、核、覚せい剤。中国、大型クラゲ、黄砂、環境問題。韓国、竹島の領土問題、それから不法操業ですね、漁船の。それから鳥インフルエンザ。そしてロシア、漂流漂着物、医療廃棄物等がどんと来ています、この日本海側に。それからタンカーの油の汚濁の問題。そして原発があります。自衛隊、空、陸あります。レーダーサイトがありますから、テロの危険性についても北朝鮮の工作員等の問題に対しても非常に我々は敏感になっております。だから、国民保護法なんかも全国に先駆けて片山知事が地方版を作ったのは、これはもうそういうことがあるからやっているんです。これだけ頑張っているんです、日本海側が、そして山陰が。
私が言っている山陰というのは、単に鳥取、島根だけを言っているんじゃなくて、
総理の
地元の美祢まで、それから宮津まで。ここが一番遅れたんですよ。これだけ国家のために頑張っているのに、そして国家のリスクを一気に背負っているのに一番インフラが遅れてきている。それが本当に美しい国家と言えるのかどうかということなんです。
国土交通大臣、お伺いいたします。
山陰自動車道であります。これは鳥取から
総理の
地元の美祢までであります。これ日本で今一番遅れている大事な道路であります。一番大切な道路から先にやる、真に大切な道路から先にやるという先般の道路財源の問題のときのことからいえば、私はこの山陰自動車道はイの一番にやらなきゃならない。アジアのことを
考え、対外諸国のことを
考え、今申し上げました多くのリスクのことを
考えたときに、一番急ぐ道路は山陰自動車道だと思いますけれ
ども、このことについてどう思われるか。
次に、フリーゲージトレーンであります。新幹線から直接に乗り入れる特急ですけれ
ども、あと十年、十五年たったら、県庁所在地で新幹線から直接入らない県庁所在地は島根県の松江と鳥取県の鳥取であります。道路も最後でした、道路も。四十七都道府県で一番最後ですよ、県庁所在地にまだ入っていません、まだできていませんよ、今度できるということですけど。
そういうことの中で、この間、この
予算委員会で神戸を視察しました。そして、日本最大の車両工場も見ました、先生方と。そして、フリーゲージトレーンですね。相互乗り入れができる、新幹線から在来線へ入ることができる車両が今九州で実験しておりますけれ
ども、かなりのところまでもうでき上がっているという話を聞きました。これを是非、これを是非イの一番で伯備線、いわゆる岡山から松江、それから岡山から鳥取、これに入れていただきたい。そうすることによって、十年後には全国と同じように島根、鳥取にも新幹線から即入れるということであります。
道路だけでは駄目なんです。これからは、高齢化しているわけですから、お年寄りの
人たちが観光なんかで動くといったら、やはり便利な新幹線からすっと行けるかどうかということが決め手なんですね。ですから、ここのところを、フリーゲージトレーンをまず真っ先に岡山から松江、岡山から鳥取に入れていただくということ。
それから三点目です。米子空港の滑走路の問題です。
米子空港の滑走路は、米子空港は山陰で唯一海外と定期便を持っています、定期便を持っております。その中で、この間、高知空港で事故がありました。あれ、田村公平
議員とか、いろいろ聞いてみました。そうしたら、あれは二千五百メートルあったからよかったんだと、あれが二千メートルだったらああいう最小限のことで食い止めれたかどうか、パイロットの心理問題も含めて大変だという話聞きました。是非とも、この米子空港の二千五百メートルへの滑走路の延長、今
考えていただいておりますけれ
ども、最短距離でやり遂げていただきたい。
以上、三点併せてお伺いいたします。