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水岡俊一君 それでは、
委員会終了後でも結構ですので、直接
確認をいただきたいというふうに思っております。
子供の命にかかわる問題でもありますし、
教職員も
大変心配をしていることだと思うので、
専門家が大丈夫だというふうに
判断をしていただくことが一番重要でありますし、その関係の
情報は是非入れてほしいというふうに思います。
お願いします。
そこで、
全国学力・
学習状況調査の方の話に参りたいと思いますが、二十四日に行われました。
全国で二百三十三万人の小中学生を
対象とした
調査が行われて、約六十億円が投じられたというふうに私は聞いておるところでありますが、この
調査、大変私
たちも批判をしてまいりましたし、問題があるんではないかというふうに申し上げておったところですが、現実的には計画どおり行われたということで、大体において問題はなかったようにお聞きをしております。
そういった中で、私、
一つだけ有り難いなと思ったことがありました。それは、
普通学級に在籍をする障害のある
児童生徒に対しては、時間
延長であるとかあるいは教員の
補助、それから、かねがね申し上げておりました
日本語指導が非常に重要な
外国籍の
子供たちが学んでいる場合もございますし、そういった
子供たちに通訳のボランティアの
補助あるいは時間の
延長とか、そういったことの
配慮がなされたというふうにお聞きをしたところであります。
文科省のそういった
配慮に私は
大変感謝をしておりますし、
子供たちにそういった
状況の中でもせめてもの救いだったかなというふうに思っております。私からも
感謝を申し上げたいと、こういうふうに思っております。
そこで、
心配をしていたことがやっぱり起きました。それはどういうことかというと、この
学力テストに先立って多くの
問題集が発行されるんではないか。その
問題集をとことん
子供たちにやらせるということで
テストの結果を上げようというような、そういった動きもある。それから、東京都の一部の
学校では、
学校で直前に手作りの
予想問題集を作成して
子供たちに解かせているというような報道もあったようであります。
校長によると、塾などに行かず、
テスト慣れをしていない子も実力を出せるようにしてやらないといけないというような、まあ親心というか
先生心というか、という
気持ちであっただろうとは思いますが、これはどうなのかなと私
たちは思っているところであります。
気持ちはよく分かりますけれども、これまで
文科省がおっしゃってきたその
学力調査の本当の目的にはこれは合致しないことではないかというふうに思いますが、こういった
点数を上げるということに重きを置くような
学校の体制がそこここに見受けられるというような実態については、これは
文科省、どういうふうに受け止めておられるんでしょうか。