○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。
西岡
先生に引き続きまして御
質問をさせていただきたいと
思います。
まず、
質問に入ります前に、ちょっとお礼を申し上げたいと
思いますが、昨年九月に安倍政権発足いたしまして、
伊吹大臣も御就任になられて、本会議で私から放課後
学校プラン、私ずっといろいろNPOや学生と進めてまいりまして、これは
放課後子どもプランという形で受け止めていただいて、そこで
質問をさせていただきました。本当に
伊吹大臣から真摯にかつ誠実な御答弁をいただいて、かつ今回の予算案、全体論については私も野党でございますので立場はございますけれども、そのことについてはあそこでお答えをいただきましたように、きちっと前向きに取り組んでいただいておりますことを大変に感謝を申し上げております。
お願いは、これはステップ・バイ・ステップということでございますから、来年度の概算要求に向けてということで聞いていただくだけで結構なんですが、今回は小
学校ということではございますけれども、是非やっぱり要望の強い、
社会的ニーズも高い事業でもございますので、
中学校についても何らかのやはり、いろいろな要素ありますけれども、塾に行ける子と行けない子の
格差を埋めるとか、あるいは
地域の人との斜めの関係をつくっていくとか、本当にいろんな多様な要素がございますので、そうしたことも御検討いただきたいと
思いますし、今年度はむしろ準備段階なので六十八億円の
文部省計上で、あとは県と市がこれに三分の一ずつということで、これも逐次
大臣の御指示の下に事務方に何度も御説明に来ていただいて、私もその額も含めて今年の措置としては非常に妥当だと思っておりますが、これは来年一挙に、本当に一万校単位で、数千校単位で広めていかれるということでありますので、是非御奮闘を
お願いを申し上げたいというふうに
思います。
それから、併せて御礼を申し上げますが、奨学金の件も、今年、五万二千人更に上積みをしていただきまして、百十四万人ということで、
伊吹大臣のテリトリーといいますか、そこについては非常に私どもの真摯な
お願いを正面から受け止めていただいていることに心から敬意を表したいと思っております。
それで、ただ、それでそれはお礼でございます。次に、そこには何のあれも付きません、ただというのは取り消しますが。
でありますが、同じ本会議のときに、先ほど来、西岡
先生と
大臣との間で御議論がありました、行革推進法の話を
安倍総理に私、聞かせていただいたんですね。聞いた相手が間違ったなと、
伊吹大臣に聞けば問題は片付いたのかなと思って私の至らなさを反省しているんですけれども。
先ほどの御議論は、
大臣がおっしゃったとおりなんですけれども、私、残念だったのは、やっぱり第八次定数改善計画、これは少なくとも昨年の暮れ、
伊吹大臣のリーダーシップの下で予算編成が行われて、そしておととしの暮れのときに、正に小泉政権下で第八次定数計画が見送られたのは、これは小泉政権の中の連立方程式という議論で分かりますけれども、昨年は正に
安倍総理、
伊吹文部科学大臣、そして尾身財務
大臣と、この政権の下で二回目の持ち越しといいますか、が行われてしまったわけであります。
それで、行革推進法の直し方、これはいろいろ方法があるということ、私どもが方法があるとおっしゃるけれどもそうでないのではないかと思っている理由は、今までも、もう
大臣御存じのようにといいますか、
大臣もおやりになられたと
思いますが、例えば行政改革で総定員法の大原則があって、総定員法の中で定数削減が各省一律に掛かっている中で、しかし、必要なところには一律分の定削は受けるけれども、しかし必要な行政分野については定数増をすると、こういう手法でやってきたことはございますし、
大臣もそのことを念頭に置いておっしゃっているというふうに
思いますし、そういう手法論というのは、二・七六削ってこちらで三とか四とか増やすと、これは私どもも
理解はしているんです。
なんですが、先ほどの繰り返しにもなりますけれども、行革推進法、これもう釈迦に説法でございますが、
教育をねらい撃ちにしているものですから、要するに一般政策を個別政策でオーバーライドするというのは、これはよくやる、正に立法あるいは政策論なんですけれども、
教育についてねらい撃ちしていますから、要するに
教育個別政策なんですね。そうすると、そこでのバッティングというのは、要するに一般法に個別法がオーバーライドするという原則では解決ができないものですから、そこでコンフリクトが生じるんで法的な手当てが必要じゃないでしょうかと。
私どもは、
教育についてきちっと
体制を整えるということであれば、その附則か何かで、行革推進法の五十五条、五十六条を、そちらの
法律の附則でいじるというようなことがいろいろ勉強をしておりますと必要になってくるなということを我々日々研究と、で、悩みながら、そして御一緒に何とかこの
日本の
教育現場を立て直すために正にこの文教
委員会で与野党超えて知恵を出したいなと、こういうことで臨ませていただいているということでございまして。
質問戻りますけれども、八次定数ですね、これを見送らざるを得なかった、
伊吹大臣ですら見送らざるを得なかった背景というのはどういうことだったのか、お聞かせをいただきたいと
思います。