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加藤敏幸君 そういうことと先ほど議論はいたしました。
やっぱり、
ごみが増えるということで
最終処分場が必要だという全体的な要請と、今言ったように、造ったものがどういう活用をされるのか、こういう二つの大きな挟み打ちにされておるような、こういう厳しい
環境の中で、私は知恵をこれは尽くしていくということは今日時点では一番大事なことではないかと。
それから、昨年
法律を作ったことで、七か月ですけれども、やっぱり私はあのときも
質問したんですけれども、そういうことについて私は、
法律を作ったら作りっ放しということでは我々の責任は果たせないということなので、あのときに議論したことが本当に現実に合っているのか、そのとおり実行されたのか、駄目なら駄目で改正すべきなのかということを私は真摯に、まあしつこいようですけれども、継続は力なりと、反復連打これを
質問をしていくということがここでの、必要だということで、また必要に応じ、次回、次々回、議論をさせていただきたいというふうに思います。
次に、
埋立地の
護岸築造工事の在り方ということで、やや専門的というんでしょうか、細かなテーマになりますけれども、御
質問したいというふうに思います。
護岸築造工事につきましては、海底の地形や地盤あるいは潮流など、様々な条件によって工法が決められる、また幾つかの工法を組み合わせながら施工されております。
そこで、
護岸築造工事の工法に関し、その主なものを四つについて、コスト面や
環境に与える
影響など、事務所の方で大まかに分類し、参考
資料として提出させていただきました。お手元のこの一覧表でございます。また、この裏には、
護岸築造工事がどのような手順で行われるのか、その一例を図鑑にしたものでございますので、少し議論の材料として参照していただければというふうに思います。
護岸の工事といいましても、この図のように大変手間が、我々が思っていた以上に手間を掛けて丁寧にされておるということでございます。こういったことが行われているということでございます。近年、海洋土木の技術は一段と進歩しているわけでございますけれども、基本的には
護岸築造工事も
環境面で最大の配慮することが求められていると
考えます。工法にはそれぞれメリット、デメリットがございますし、コスト面では耐用年数やメンテナンスコストを含めて総合的に判断しなければならないということは言うまでもございません。
そこで、
環境面に絞り込みますと、特に最初の捨て石工法においては、初めの敷き砂投入、盛り砂投入、捨て石投入、被覆石投入などにより濁りが発生しやすい工法となっております。浮遊した、わき出た
土砂が日光を遮り、藻場がなくなって漁場を荒らすということを引き起こすと。その他の工法でも、最初の地盤強化策等で何らかの砂や石がまかれたり、地盤改良工事としてサンド・コンパクション・パイルの打ち込みなど、濁りが発生しやすいということでございます。
現在は
土砂が拡散しないような
護岸工事のやり方、例えば汚濁防止膜を張る対策が取られ、
国土交通省としても
港湾工事における濁り
影響予測の手引などを出されて指導はされておりますけれども、更に工法の改善やモニタリングの技術の改善など、一段と汚濁防止策を
徹底してもらいたいと思います。
先ほどの
末松委員の
質問に重なる
部分もありますけれども、御見解をお伺いしたいと思います。