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辻泰弘君
柳澤さんはいつもそうなんですよ。いつも、結局何か、今後何かはしますということだけなんだけど、これだって隠していたわけでしょう。だから、そのことについてどうするということをおっしゃらない。前だって、社保庁の技官のときのことだって、結局、当面何も
委員会を設けないとおっしゃったし、いつもそんなことばっかり繰り返されているじゃないですか。今の答弁だって、結局、今後財政上措置しますからそれでいいじゃないですかということでしかないじゃないですか。なぜこれは那覇市から
指摘されるまで何もなさらなかったのか、分かっていたのにと、こういうことですよ。そこの根本の部分を全くあなたは中心に見据えて取り組んでいない、見ていないということがここでも明らかになりましたよ。
私は、だからかねがね二回の質問で申し上げておりましたけれ
ども、私は、社保庁にまつわる不祥事は、三年前のみならずですけど、三年も前から特に露出をして今日にも至っている、技官の逮捕もあった、また旧
年金資金運用基金の裏金づくりもあった、この間
指摘したとおりです。そして今回もこのことが明るみになりましたけれ
ども、これは
厚生労働省の社会保障
制度の
管理のずさんさというものを端的に物語っているし、改めてそのことをあらわにしたと思いますし、
大臣自身がそのことに向けて本気になって取り組んでいないということを改めて示していると私は思っています。
私
どもは今回の法案にかねてより申し上げておりますけど反対でございますけれ
ども、日本
年金機構なるものは、私
どもは、基本的に
厚生労働省の傘下にある、理事長を
厚生労働大臣が任命をし、また
管理監督に置くということで、
公的年金という
意味では当然だと思っています。ある
意味では当然のことですけれ
ども、私
どもはそういう
意味では国の機構であっていいという位置付けにしているわけですけれ
ども、国税庁と
統合するということで、
厚生労働省という腐り切った、私が前にも言ってますけど、解体すべき、
厚生労働省自体一度解体すべきだと、このように私は申し上げてまいりましたけれ
ども、その一つの具体的な形として
厚生労働省から切り離す、そして国税庁と内国歳入庁という形で独立した機関として持っていく、そのことが私は改革の本筋であって、それが私
どもの思いである。今回のこの事件も、やはり一連の
厚生労働省のずさんさ、そしてまた対応不足、堕落といいますか、そういったものの一つの表れだと私は思っています。その後始末の処理も同じだと思います。
そういった
意味で、私
どもは、
厚生労働省から切り離す、そのことが第一義的な改革のゆえんである。その
意味において私
どもは国税庁との
統合を主張して三年前から言ってまいりましたし、そのときから社保庁の解体を申し上げてきた。
政府は、前も申し上げましたとおり、今年の施政方針演説で初めて言ったのであって、これまでは解体ということは言ってこなかったわけでございます。我々といたしましては、この社保庁、また
年金行政の改革の本筋というものは、
厚生労働省から切り離す、国税庁との
統合ということを私
どもは強く
指摘してきたゆえんはそこにある、このことを改めて申し上げておきたいと思います。
そこで、次の質問に入らせてもらいますけれ
ども、私が、前回でございましたか、第三者
委員会に関連して
大臣にお伺いしたことがございます。そしてそのときは、第三者
委員会のあっせんの内容が裁定に直結する、尊重するんだと、こういったことだったわけです。
私は、その前に、同じ日ですけれ
ども、厚生
年金に加入義務がある事業所が社員から
保険料を徴収していながら納めていないと、この場合の救済はどうするのかということをお聞きしました。それに対して
大臣は、やはり負担と
給付のことだから、負担がなければ
給付はないよと、こういうことだったわけです。
そこで、これはおととい、ですから月曜日にあった会議だと思いますけれ
ども、ここで
年金記録確認中央第三者
委員会の梶谷
委員長さんとおっしゃるんでしょうか、この
委員長さんがおっしゃっていることに、私が
指摘したポイントについて、
本人は支払ったのに事業主の事情で社保庁に
納付していないケースは
給付に前向きな議論をしたいと述べたと、こういうふうに伝えられております。恐らくそうおっしゃったんだと思います。
このことも含めて、第三者
委員会が決めたことに従うと、こういう理解でいいですね。