○足立信也君 既にその回答した三十四万の方の、却下なのか、その内容すら二年では困難であると
お答えされているわけです。だとしたら、やっぱり到底無理な話をしているなと、これはまあこれ以上は言いませんけれ
ども。十か月で百四十六万件
統合で、残り四千九百四十九万件ですから、単純に数えただけで二十八年になるんですね。これはいいとして、やっぱり相当人手が掛かるということです。
それから、先ほど、回答のなかった五百六十五万件についても一件一件もう当たるということですから、これはいいと思いますよ。で、相当やっぱり人手が必要になってくる、時間も掛かるだろうということを申し上げたい。
ここで私は、うちの党がずっと主張していることなんですが、最近の
総理の
答弁で、その名寄せ、突合をして通知をして、しかしその
統合作業は、私は、以前はそれからやるんだという
大臣の感覚だったと思うんですが、同時進行するとおっしゃっている。で、半年ごとに進捗
状況を報告するとおっしゃっている。でも、これは私は
意味がないと思っていますよ。今ある
データをこれから
改善しながら名寄せしていくということを言っているわけですけれ
ども、正しくなったら、またもう一回同じことをやらないと名寄せできなくなるじゃないかと。やっぱりどっちかが先だと思うんです。
私
たちが主張しているのは、今あるコンピューター
データを
マイクロフィルムや台帳と合わせて、できるだけ正確にしなさいと。そのためのサンプル
調査であったわけで、一・一三%に誤りがあると分かったわけですから、まずこれをやるべきだと、相当人手が必要だろうということなんです。
先ほど青柳
部長が少しエキボーカルっていうか、ちょっとあいまいにして名寄せをしやすく、あなたじゃないですかというのをしやすくすると言いましたが、これはその後、更に事後検証が必要になってくるんですね、もう一回検証が。これ、かえって時間とお金掛かりますよ。言っていることは、多分私は間違っていると。そういうことをやるともっと掛かります、二度しなきゃいけなくなりますから。という今の同時進行という話も併せて、少しあいまいにすれば突合がしやすくなるんだと言いますが、そうすると、この人が該当するんじゃないかという人はもっと増えるんですよ。そして、更にそれを一件一件やっていかなきゃいけないということで、やっぱり時間が掛かるということです。
ですから、やっぱり人をきっちり入れてやらなければいけないなと。私
たちは、まずコンピューターの
中身を正確に、できるだけ正確にしていくことが先だろうと、こういうことを主張しているわけです。
そこで、次は、先ほど私、冒頭に申し上げました申請主義に基づく
時効の話です。
時効の話に移ります。
これで先日、我が党の
尾立議員が
データを出して言いました。
平成十一年度から十五年度までの五年間で千百五十億円、どうも
給付漏れといいますか、受け取っていない、
時効になった
方々がいらっしゃる。これは何といっても申請主義に問題があったわけで、これ
資料をごらんください。
ちょっと、私のはカラーなんですが、ちょっと申し訳ない、白黒になっておりますが、これ、まず最初に、老齢基礎
年金が
平成六年の改正で
段階的に六十五歳まで引き上げられました。その次に、これ二階部分ですね、
厚生年金がまた六十歳から
段階的に六十五歳まで引き上げられていきました。つまり、
受給資格ができた年というのは、これに該当した方はいつだったか分からないと思いますよ。非常に難しかったと思いますよ。こう
段階的にどんどんどんどん変わっていったわけですから。これに対して、申請に基づかないと
給付しないということをやってきたわけですよ。
二〇〇五年の十月からは三か月前に通知するようになりました。これターンアラウンド方式ですね。あなたの
記録はこうなっています、これで間違いありませんか、申請してください。これは、私もこれまで必要なことだと思って何度も申し上げました。二〇〇五年十月からそうなっています。でも、それ以前の方は、こういう
段階的な年齢変化の中で、申請しなさいだったんですよ。それが五年間で千百五十億円の
給付漏れという事態です。これははっきり認めました。社会保険業務センターが出した
データ。
そこで、
尾立議員が言ったのは、じゃ
平成十年度まで、それから
平成十六年度、十七年度、十八年度、これできるじゃないかと。十五年度の結果を十六年の九月に出しているわけですから、半年以内でできちゃうんです。で、彼が
資料を要求している。
このことを忘れられているといけないので、もう一度言います。
平成十年以前の
時効になって
給付されなかった
年金、そして十六年、十七年、十八年度の
時効によって
給付されなかった
年金、額を教えてください。