○山下栄一君 もう
検査院が
指摘しておられましてね、監査体制も全く不十分な体制でしかできない体制になっていると、もう限界を明確に書いてあるんですよ。そんなこともあり、
厚生労働省の対応を見守るのもいいですけれども、何遍もやっているんですよ、
平成十六年も省を挙げて、それでも全然駄目だったという話なので私申し上げたわけで、是非今の御答弁も大事にしたいと思いますので、
総務省自らの調査を
期待したいと思います。
官房長官に、今回の問題、私は基本的に
検査院も
人事院ももうこれは自らの限界を、それぞれできるんだけれども、
検査院法三十一条も発動しないし、三十三条の検察への通告もしないし、
人事院も懲戒処分を自らできるけれどもやらない
状況になっておるわけです。
厚生労働省も自らも調査の限界を認めておられる
状況の中で、今回は短い、大変お忙しい中でも読んでいただいたと思うんですけれども、この
決算検査報告ですね、おびただしい数の偽造、偽造書類というのはもうちょっと今日は時間の都合で言えませんけれども、物すごいですよ、それは。虚偽の雇用、虚偽の旅費、虚偽の物品購入その他、それから公文書廃棄、紛失、使途不明金も分からぬままですからね、今。業者も巻き込んで堂々と業者から虚偽の
請求書。もうずっとだから長年にわたって、長期にわたり、長年にわたり組織ぐるみで慣行として行われてきたとここに記述されています、長期にわたり慣行として組織ぐるみで。
だから、これは、私は
省庁がかわいそうやと思うんですわ、もう。特に地方労働局の問題にしろ、つい最近始まりました社会保険庁も私同じ構図やと思いますけれども、社会保険庁は解体的出直しをして、今回、年金機構法を提出した。私は、これはもう解体以外にどないしてこれは立ち直れるのかなと。繰り返し繰り返し再発防止なんて言っても馬耳東風ですわ、それは、いや本当に。十六年、連続で全部やると言っていても裏金をそのまま金庫に置いたまま労働局は助かったわけですからね。全部書いております、この
検査報告に。私も
検査報告を読んで驚いたんですけれども。
こうなっていくと、
内閣の今度は、それでも
内閣は
省庁にお任せということでいくんですかと。もうこれは
内閣を挙げてこの問題に取り組まずして、私は
公務員改革なんというのは何が再就職支援ですかと、再就職支援する前にこの労働局問題解決せずして、みんな見ておられますから、ほかの
省庁かて。あの程度で、ここまで
指摘しても
会計検査院が、これは
内閣に提出し、
国民全部に公表されているわけですから、それでもどこも動かないと。
総理
大臣陣頭指揮で、憲法第七十三条、
内閣は、法律を誠実に執行しと書いてある。法律を誠実に執行するなんていうような体制全然ないわけですから、堂々と法令違反しているわけですからね。
公務員の法令遵守
義務、
公務員法九十八条なんて罰則ないそうですけれども、法令遵守なんて何もないんですよ、いまだに使途不明金そのままですし。だって僕は、法務省も動かし、本当にこれは、何人か例外的に逮捕され裁判も判決下りておりますけれども、そういう例外的に懲戒処分され、例外的に一部のもうどうしようもないやつだけ逮捕されている。コンピューターを思いっきり領得しても、自分のものにしても起訴もされない。全部
指摘しているんですよ、
検査院は。だから、
検査院は検察に通告しているみたいなものですわ。直接やっていなかったかて、
内閣に言っているわけですから、
内閣の中に検察もあるわけでしょう。それなら、これだれがどうするんですかと、これは。
だから、行政各部を指揮監督する、
内閣府法の、また憲法に書いてある、その条文で指揮監督してこの問題を全力を懸けて
内閣の、再就職支援は総理
大臣の仕事だと、再就職支援は総理
大臣の仕事だと今回、
公務員法提出に書いてあります。それは大事なことだか分かりませんけれども、その前に、これはもう
内閣の仕事として、この地方労働局問題はその
省庁の問題じゃないと、
内閣自身が問われていると。これでもやらぬかったら行政もうだれが信用するかと。
公務員改革のリーダーシップを取っておられる
官房長官にその覚悟のほどをお聞きしたい。
これやらぬと、私はもう、ここまでしてやらぬかったら、もう
検査院もやらぬようになると思いますし、私は何ぼ再発防止言っても何にもこたえないと、そういう
状況になっていくと思います。いかがでしょうか。