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島尻安伊子君
島尻安伊子でございます。
早速
質問させていただきたいと思いますが、その前に、本日は
大野つや子先生の
議員として最後の
質問ということでございまして、これまでの先生の御尽力に心から敬意を表したいというふうに思っております。
昨今は
環境問題に対して大変に国民の関心が高くなってきたというふうに思います。本屋に並ぶ雑誌の表紙には
地球温暖化とか
環境というような文字が目立っておりますけれども、ある女性誌によりますと、プラネット感覚とか
地球規模というような言葉を多く使って国民の意識を喚起するといいますか、
環境に向けてその目を向けさせるといいますか、そういう一種キャンペーンを張っているような女性誌もございまして、このことから
考えますと、ある程度の報道といいますかマスコミによるリードというのは必要なんじゃないのかなというふうに思っております。
安倍総理がおっしゃる美しい
日本というのがありますけれども、美しい国というのは、私は美しい島
日本という言葉にも置き換えられるのかなというふうに思っておりまして、
日本は島国でございますし、そういう
意味で、それぞれの島々といいますか、これをきちんと守るということは、
自然環境のみならず、もちろん国防というような重要な観点からしても真剣に取り組むべきことだろうというふうに思っております。そういうことで、私は、本日は美しい島々という大きなテーマで
質問させていただこうというふうに思っております。
美しい島、美しい島を美しい島として守るという、これは
環境を守るという大きな
意味で語ることができるというふうに思いますが、
環境と一言で言っても、そこには様々な
環境が存在しているところでございまして、人を取り巻く
環境という観点からいきますと、自然のみならず歴史、それから
文化も当然含まれるものだろうというふうに思っております。
そこで、本日は
内閣府の方にまず
質問したいというふうに思っております。
御存じのとおり、沖縄県は琉球王国という
一つの国として存在をしておりました。そのシンボルの首里城を始めとして、戦前、国宝に指定された
文化財が二十四件ございまして、また国宝指定、国宝指定候補という重要建造物も二十五件ございましたが、去る第二次
世界大戦で焼失をされております。
このたび、実はウチャヤウドゥンといいまして、この音だけを聞きますと、発音だけを聞きますと何のこっちゃというふうに思われるかもしれませんけれども、この御茶屋御殿というものは首里城と一体となって使用された施設でございまして、琉球国の
文化の
伝統としての
役割を果たしてきた施設でございます。
このたび、この御茶屋御殿の復元に向けて絶好のチャンスというのが訪れておりまして、
地元での土地の問題等々、この復元に向けて大変に県民の関心が高くなっているところでございます。今回、このチャンスを逃すと復元が大変にまた難しくなってしまうわけでございまして、是非国が、特に
内閣府の
沖縄振興にかかわる皆様には、是非
リーダーシップを取っていただく中で、この御茶屋御殿の早期の復元に向けて御尽力をいただきたいというふうに思うんでございますけれども、その辺について御答弁をお願いします。