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飯島分科員 ありがとうございます。
今、この次に
質問しようかなと思っていたのですが、視聴者の負担でデジタル受信機を購入することとなるわけであります。そういった中で、経済的な理由により受信機の買いかえができない方々への配慮というものをしていくという
お話と伺いましたので、そのように、買いかえが困難な方々への配慮をぜひともこれからも引き続きよろしくお願い申し上げたいと
思います。
今回、情報通信のことで、ブロードバンドと携帯電話とデジタル放送という三つを主に
質問させていただいたわけなんですけれ
ども、この中には、一番最初に申し上げましたように、過疎化が進む
地方において、何とか新産業を創出してそこの
人口減を食いとめたい、企業誘致をしたい、それから
地域のよいもの、そこに魅力的なものを伸ばしていきたい、さまざまな
思いの中でこの情報通信というものが必要不可欠であるということが大きくございます。
それから、もう一つとしては、例えば、これまたCMで、テレビばかりよく見ると思われるかもしれないんですが、CMで、最近はレントゲンでなくデジトゲンですなんというコマーシャルが流れていますが、私
自身の選挙区でも、各
自治体に
自治体病院がありまして、それぞれの
自治体がその
自治体病院の運営のために窮しているという
状況で、
自治体を圧迫している。そして、病院機能が特殊性を持たずにみんな同じような要素を持っていて、非常に悪循環を来しているように思うんですね。
そういった中で、中核病院をつくるとか、特殊性のある病院をつくるとか、そういったときにも、例えば、こういった情報通信がしっかり整備されていることによって、特殊性を持たせても、近隣の病院には別の機能を持っているということで、それぞれが連携し合っていますから大丈夫ですよという安心感を持っていただかないと、やはり
自治体病院をなくすのは嫌だという
住民の声、それからまた首長さんも、
自分の時代にあるものをなくす勇気はなかなかないしということで、
行政改革もなかなか進まないというようないろいろな悪循環があるのでないかと思うんです。
そういったものをちゃんと後押しして大丈夫にしていく、あるいは工夫や知恵によって、今あるさまざまな情報通信機器を駆使することによって、これらをこのように解消しますよということを、国ができる道を指し示してあげることが、やはり工夫をしなさいという前に必要なのではないかと思うんです。
二十数年前の東京八王子市内にある病院のCTの数が、当時のロンドン、イギリスの中にあるCTの数と同じだったという笑い話にもならない話がございます。現在、
高齢者がふえて医療費が大変ふえてきた、将来心配だとよく言われていますが、私
自身は、医療費を圧迫している原因というのは、多数の複数医師による多剤投与とそれからMRI等の機器をばらばらに持っている、そういった無駄な
部分を削減していくことで、本当に必要なものは残し、要らないものはスリム化するということができると思うんです。そういったことについては、また厚生労働省マターの
部分も多いかと
思いますが、これのやはり基礎をなすものも情報通信でございます。
そういった
意味で、ぜひとも
総務省におかれましては、
総務省が中心となって、この情報通信のあり方については、今いろいろな交付金、補助金、ロードマップをつくる、いろいろな御意見と御回答をいただきましたけれ
ども、例えば医療においては、厚労省と省庁をまたいで、あるいは
北海道においては国交省が既に光ファイバーを地中の方に随分もう配線が終わっているというような
お話も伺います。そういったことであれば、それを何とかそれから先へうまく活用できないか、お金をかけてつくって整備されているものなわけですから、それを逆に、もっときちんとさらに広げていくにはどうしたらいいかということで国交省とも連携をとっていただきたいと
思います。
また、これは厚生労働分野になるかもしれませんが、生活保護においても、テレビというのは決してぜいたく品ではなく認められているものでございます。災害情報も入りますし、それからニュース速報だけでなくて、今NHKの受信料を義務化するかどうかというのも検討されているということは、裏を返せば、テレビというのは必需品だということでございますので。
先ほど
大臣からは、限りなく一〇〇%に近づけるように
努力をし、それに向けて今進めているところという
お話も伺いましたが、そういった
地域、庶民、一個人のテレビから、企業の情報、光ファイバーまですべて網羅した形で、
地方にこそ、僻地にこそ、また離島こそ、好きこのんでどこかの山の山頂におれは住むと言っている人は別ですけれ
ども、そこに
自治体があり、そこに生活をしているという基準がある以上は、どこにおいてもやはりそれが使える体制づくりというものにはぜひ御尽力をいただきたいと
思います。
そういったことを含めまして、最後に、まとめてと言っては変ですけれ
ども、
総務大臣の御所見をまとめてお伺いできたらと
思います。